半袖が 肌寒き夜に 友去りぬ [MACC離日]
「マレーシア コナ・日本文化交流ライド」と銘打ち、約三週間以上に渡って西日本各地を走ってきたMACC(マレーシア・アドベンチャー・サイクリスト・クラブ)のメンバーたちが、いよいよ日本を離れることになった。
7/26朝のマレーシア行きフライトに備えて、彼らは7/25午後から関西空港入り。私は仕事終えてから、彼らの荷物の一部を車で関西空港まで運ぶことにした。彼らが旅の終盤に宿泊していた久保・谷田貝ご夫妻のお宅で、彼らの荷物をトランクに収めたが、軽自動車でもまだまだ余裕があった。結果としては、もうちょっと荷物を残していっても良かった。
久保・谷田貝ご夫妻には何日も宿泊をお引受けいただき、申し訳ない限りだったが、出発前に谷田貝さんから差し入れの缶コーヒーやお菓子などを頂き、最後まで恐縮。
車で訪れるのは初めてだったので、ちょっと心配だったが順調に車を飛ばして、20時頃に関西空港に到着。
MACCの方々が日本を
に荷物を引き渡して、ひと仕事終了。
いつの日にかの再会を約束して、お別れ。マレーシアを訪れることも、強く要望された。海外での自転車ライドはまだ未経験だが、せっかくご縁もできたし、マレーシアを走る機会ができたら面白い。仕事を何日も休むのは難しいし、腰痛持ちでもある私にとって簡単なことではないが、ちょっとマジメに考えてみよう。
今回は私の協力が至らぬことばかりで、MACCの方々には充分なおもてなしも出来なかったし、久保・谷田貝ご夫妻にはさんざんご迷惑をお掛けした。反省点ばかりではあったが、少し自転車を愛する仲間たちの役に立てただろうか?
今まで自分が自転車を通じて楽しませてもらったお返しをできればと、ここ数年小規模のイベントを企画したりしていた。ところが、今回のマレーシア人サイクリストとの交流では、お返しどころかまた新たな出会いと楽しみを与えてもらった。今さらながら、自転車ってイイな、と思う。
■本日のフォトアルバム
友を連れ 住み慣れた街 風涼し [MACC堺観光]
賑やかな宴会の一夜が開けて、爽やかな朝。深酒が過ぎて、身体が重い。酒を持ち込んだ当人としては、誰も責められない(^_^;)。
私も8時過ぎまで寝てしまったが、MACC(マレーシア・アドベンチャー・サイクリスト・クラブ)やカップルのサイクリストもまだ寝ているメンバーが多かった。早めに起きて片付けをしてくれた、谷田貝さんやMACCの女性メンバーに感謝。
折よく、今日は堺まつりがある(と思っていた)ので、午前中は自転車で堺観光に、午後は鉄道で大阪市内の観光に出るというプランにまとまったが、行動開始が随分遅くなってしまった。
朝食を終えて10時頃出発の予定だったが、記念撮影や連絡先の交換などで予定はずれ込んだ。
久保、谷田貝ご一家に見送られて出発した時には、結局10:30近くになっていた。
MACCメンバーの自転車は多くがサポートを受けているKONA製。その他のメーカー製を含めて全てMTBのようだった。
イギリス人と日系オーストラリア人のカップルのサイクリストのMTBには、イギリス製の革サドル。私と同じブルックスブランドだ。
こちらは久保さんのMTB。普通に玄関先に置かれているが、JACC(日本アドベンチャー・サイクリストクラブ)ステッカーも貼られ、只者ではない迫力。
MACCのリーダー朱さんと一緒に。私も今日は久々にTシャツと短パンの夏期ツーリスト装備。最近でこそ慣れっこにになったが、レーパンとレーサージャージでツーリング車に乗るのを気恥ずかしく思っていた時期もあったことを思い出した。
勝手知ったる堺市内。私が先導して、堺市中心部へ向かう。さほど暑くもなく、ようやく秋らしい気持ちのいい気候になってきた。
まずは日本最大の前方後円墳、仁徳天皇陵へ。後円部分から半周して前方部正面の遥拝所へ。私は、「世界最大面積のお墓」と説明していたが、これは誤りだった。ボランティアのガイドさんの説明によると、仁徳陵は「世界最長」の陵墓とのことで、世界で高さが高いのがクフ王のピラミッド、面積では秦の始皇帝の陵墓が最大とのことだった。通勤で毎日そばを通っておきながら、実はよく理解していないのが恥ずかしい。
さかい祭りでは、大茶会が催されるはずなので、隣接する大仙公園に。ところが、どこにも祭りの賑わいが感じられない。野点てが行われる場所も見当たらない。常設の茶室の方に尋ねて、ようやく状況を把握した。一ヶ月勘違いしていた! 堺まつりは来月だったのだ。これは、大失敗。
MACCメンバーに平謝りして、一部のメンバーで常設のお茶室で立礼の略式のお茶を頂いた。ところが、私は全くと言っていいほど茶道の知識がない。マレーシア人の朱さんの方が日本で働いていた時に習ったとのことで、私よりよほどよく知っている。日本人、それも千利休の活躍した堺の住人としては、誠にお恥ずかしい限り。
隣接する堺市博物館を見学していたメンバーと合流し、今度は大仙公園内のもう一つの博物館、自転車博物館サイクルセンターに。
自転車博物館の駐輪場で、これから出発する新家工業のチームの方々に場所を開けていただいた。これもご縁ということで、記念ステッカーを渡して記念撮影。
私の勤務先の商品を使っていただいている方もおり、思いがけず嬉しい出会い。
自転車博物館に入っても、館員の方に自己紹介して一緒に記念撮影したりと、MACCの方々は交流に積極的。文化交流が最大の目的である彼らは、特に自転車という接点のある出会いには尻込みせずに、どんどん交流を持っていく。
限られた日程で西日本を回るために、彼らは自転車だけでなく、船や鉄道も積極的に利用して移動している。そして行く先々で、こうやって日本人と交流してきたのだろう。
私などは、「地図に途切れない線を引く」と、ついつい自転車での移動にこだわり過ぎてしまうが、そんな自己満足の記録より、彼らのように人との出会いを大切にする旅の方が実りが大きいのかもしれない。今回の宿を提供してくれた、久保、谷田貝ご夫妻の海外ツーリングにも通じるものを感じた。
私自身は3回目の自転車博物館見学だったが、過去2回はツアー・オブ・ジャパン開催時の無料開放時だった。初めて入館料を払って入場したが、人でごった返す無料入館日と比べ、係員の詳細な説明を受けられるのがいい。
三輪自転車のピニオンラックギア。係の方が、自動車のステアリングの元になった、回転運動を直線運動に変える機構だと強くアピールされていた。
1Fの収蔵庫は、いつ見てもすごい台数。新旧の自転車が時折り入れ替えられ、展示コーナーに並ぶのだ。
自転車博物館を出ると、もう13時過ぎ。本当は久保さんに薦められていた堺市役所の展望台から百舌鳥古墳群を見下ろすことも考えていたのだが、スタートが遅かったので時間的余裕がなくなった。
MACCの方々は鉄道で大阪市内の観光に向かうので、地下鉄の新金岡駅まで見送り、ここでお別れした。彼らは明日から京都を訪れた後、26日早朝に日本を離れる予定だ。私も京都まで道案内しようかと思っていたが、先週試走したら思ったより距離があった。彼らと話し合った結果、自走を諦め輪行して向かうとの結論になった。
そんな訳で、自転車同行は今日だけになったのが、少し残念。残り少ない日本での日々が実り多いものになるように、彼らを見かけた方は気軽に声を掛けて下さい。揃いの黄緑色のジャージが見印です(今日の写真では洗濯中でほとんど着てませんが)。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/09/22 10:28:20
完了: 2012/09/22 15:23:28
バイクタイム: 4:54:49
停止時間: 00:00:00
距離: 20.77 km
平均スピード: 時速 4.23 km
登り: 762 メートル
カロリー: 1637 kcal
POLAR CS200CADの記録
※スピードセンサー不調につき記録なし
■本日のフォトアルバム
乾杯が 輪友繋ぐ 爽秋の夜 [MACC来堺]
9/3に関西空港をスタートして、四国、九州、中国と西日本をひと回りしてきたMACC(マレーシア・アドベンチャー・サイクリスト・クラブ)のメンバーたちが、いよいよ堺にやって来た。
私も仕事が終わってから、自転車で宿泊先の久保・谷田貝ご夫妻の家に向かった。久保幸司さん、谷田貝恵美さんは、ご自身も自転車で世界一周されたご夫婦で、今回のMACCの宿泊を快く受け入れてくれた。
19:15頃到着すると、たくさんの自転車が駐められている。出入りするマレーシア人サイクリストたちに挨拶しながら、家に上がらせてもらい、谷田貝さんにご挨拶。谷田貝さんは買い出しのために車も出していただき、食事の準備や部屋の準備等々、多大な手間を掛けていただいた。
これはMACCリーダーの朱さんと、谷田貝さん(ブレてしまったが)。
英語、日本語、中国語(北京語)等々が飛び交う賑やかな宴会。MACCのメンバーはイポー市在住者が中心で、ほとんどは中国系の方々。マレーシアはイスラム教国だが、ほとんどのメンバーは問題なくお酒を飲めるようだ。ひょっとするとマレーシア語や北京語以外の中国語も話されていたのかもしれないが、私には理解不能。と言って、私が英語や北京語に堪能な訳ではない。所どころ、単語が聞き取れる程度だ。
久保・谷田貝ご夫妻の息子さんお二人も、全く物怖じせず外国人の間ではしゃいでいる。久保・谷田貝家では、これが日常なのだろう。
私が用意したのがこの「六甲颪」を始めとする井坂酒造場(岸和田)の日本酒3本。自転車で運べないのでヨメさんに車で届けてもらった。堺ではないが、泉州の酒蔵だからまあ地元の酒と言っていいだろう。
ビールを飲んでいるうちは大人しかったが、日本酒の封が開いてから飲み方が激しくなってきた。今日は、イギリス人と日系オーストラリア人のカップルのサイクリストも同宿。一緒になって、乾杯(カンペイ)の掛け声と共に、文字通り杯が乾かされていく。
日本では学生間でも絶滅状態のイッキ飲み。久々のハードな飲み方に、私の意識ももうろうとしてきた。こうした無茶飲みは、もちろん他人に強制すべきではない。でも恐らくは危険だからこそ場も盛り上がり、お互いの信頼に繋がっていくのだろう。私自身も、国や民族、言語を越えた一体感を得られたように感じた。
ご主人の久保幸司さんが仕事から帰宅したところで、マレーシア コナ・日本文化交流ライドの記念バナー(横断幕)が広げられた。私が来日時に関西空港でサインをした時には何の記載もなかったが、道中でたくさんの人たちにサインしてもらい、随分にぎやかになっている。久保、谷田貝夫妻とお子さん、そしてカップルのサイクリストもサイン。
最後に記念撮影をして、23時過ぎにひとまずのお開き。MACCのメンバーは、眠りについた。
その後もカップルのサイクリストと久保さんの話は続いていたが、私もそろそろ限界で、先に休ませていただいた。
そういえば、明日以降の予定をちゃんと決定する場面がなかった(^_^;)。雑談レベルでは明日は堺と大阪観光、日曜日に京都に向かうか堺の祭りを見物するかという案が出ていたのだが・・・。まあ、私は予定を開けているし、明日また決めてもらおう。
■本日のフォトアルバム
三都接ぐ 川辺の道に 夏残り [嵐山往復]
来週後半には西日本を走っているマレーシア人サイクリストたちが、大阪に戻ってくる予定。今のところ、週末に堺から京都へ自転車で行く予定なので、お付き合いするつもり。京都までの行き帰りのルートを提案しようと思っているが、いくつかのルートが考えられる。
彼らはキャンピング装備の自転車なので、峠越えは避け、できるだけ平坦なルートで、車に追われる道は避けたい。なおかつできるだけわかりやすいルートとなると、私が思いつくのは3ルート。
1つ目は堺から淀川まで北上して、北河内サイクルラインをたどり、桂川沿いの京都八幡木津自転車道で北上して京都に入るルート。
2つ目は大和川を遡って奈良盆地に入り、木津から京都八幡木津自転車道をほぼ全走して京都入りするルート。
3つ目は第二京阪道路沿いの側道を走って京都方面に向かうルート。
距離的には第二京阪をたどる3つ目が一番短いだろう。このルートはほぼ実走済みで、大きな峠もないのだが、短いが急なアップダウンが繰り返すので、避けたほうが良いかもしれない。
そこで今日は、残る2ルートのうち、最も有望な淀川、桂川沿いに上る1つ目のルートを走って見ることにした。未走部分が多いので時間が読めず、午後から天候が崩れる予報。加えて、昨日右肩の四十肩が悪化。腕を上げるのがツライ状態でもあったので、いざというときには鉄道で帰宅できるよう輪行袋も携行して6時頃出走。
まずは中央環状線(府道2号線)をひたすら北上して行く。脚の調子はまあまあ。意図せぬ大減量で調子の上がらない状態が続いていたが、乗鞍前から漢方薬(小青竜湯)を止め、食事量を増やして体重も平常値に近付きつつある。やや追い風気味でもあり、30km/h超のペースで快調に飛ばす。
朝から暑く、どんどんボトルのスポーツドリンクが減っていく。自転車道に入ると飲料や補給食の調達が難しくなるので、大日駅近くのコンビニでペットボトルのポカリスェットとサイクリストのお約束ミニあんぱんを調達。コンビニのお兄さんは「あんな自転車やったら何キロくらい出るん?」とお約束の質問。お約束だが、答えるのが難しい質問でもある。「脚力次第ですよ。私はあんま出ませんけど、早い人はママチャリでもむっちゃ早いですよ」と、毎度のごとく曖昧な答え。
中央環状線(府道2号線)はいくつか自転車で走りづらい箇所があるが、これもそのひとつ。大日駅のある交差点では車道を直進することが難しく、地下道を押して渡ることを強いられる。
淀川に到達し、北河内サイクルラインに入る。この辺りは枚方の実家に住んでいた頃に何度も走っていたが、最近はご無沙汰で記憶もあいまい。一番気になっていたのは、クルマやオートバイの侵入を防ぐ車止め。入り口の車止めはサイドバッグ付きの自転車ではかなり苦労しそうだ。横の車いす用ゲートを通れば何とかなりそうだが、この先は果たして・・・。
土手に上がると懐かしの風景。自転車の姿も多い。サイクルライン自体は河川敷と土手を何度も行きつ戻りつする。できるだけアップダウンが少なくなるように、サイクルラインの表示に従わずに進む箇所もあったが、次から次へと車止めが現れる。サイドバッグ付き自転車では苦労しそうだが、一般道を走るよりはマシだろうか? 難しい選択だ。
枚方大橋付近で土手に上がると、しばらく府道13号線(旧R1)と並走する。風景が開けて気持ちがいいが、ここから先は私も未走ルート。
枚方駅付近を横目に過ぎ、天の川を渡るあたりから土手上の道は、両側に草むらが迫り、道幅の狭い場所も多くなる。それでも歩行者や自転車が多いので、多少気を遣う。河川敷にも道が通じているのか時折り自転車の姿も見えるのだが、草むらに遮られて様子がわかりにくい。帰路はあちらを通ってみようかとも思っていたのだが・・・。
北河内サイクルラインは穂谷川に沿って東に進むので、ここでお別れ。河川敷を進み続けようと穂谷川を渡った途端に、ダートが出現。先の様子を見ようと、カーブ先まで進んでみたら、再び舗装路が現れた。
河川敷はゴルフ場になり、再び風景が開けたが、ほどなく道は再びダートになった。
船橋川を渡る橋が手近になかったこともあり、ここで府道13号線(旧R1)に入った。
土手上を走る府道13号線(旧R1)は交通量はそこそこ多いが、路肩が確保されているので比較的走りやすい。樟葉駅の脇を過ぎてほどなく京都府境へ到達。すぐ対岸にはサントリーの山崎蒸溜所が見えるが、この区間には約10kmも淀川を渡る橋がないので、たどり着くのは大変。
府境付近でも河川敷を走っている自転車が見える。ひょっとして、ずーと繋がっているんだろうか? 確かめてみたいが、地図に載っていないルートなので、リスクも大きい。御幸橋が見えてきた辺りで、河川敷の道は終点らしい。ここから土手に上るのは大変そうなので、行かなくて良かったというべきか?
木津川を渡る御幸橋に到達。木津、宇治、桂の三河川が合流するこの地域は風景が雄大。振り返ると石清水八幡宮。
木津川と宇治川を渡ったところで左折して、桂川沿いの京都八幡木津自転車道に入った。
土手(堤防)が淀川ほど高くなく、川が近い。青空と白い雲の下、なかなか美しい風景。
ちょっとややこしかったのが、鴨川と西高瀬川を渡る府道202号線を走る区間。標識だけでは心もとない。
やや道幅の狭い区間もあるが、淀川のような通過に手間取る車止めもなく、走りやすいルートだ。部分的に自転車道でない土手上の道を進んで、阪急の踏切を渡ったりしながら、遡上を続ける。だいぶ山が近づいてきた。
そして唐突にダートが現れて、京都八幡木津自転車道の起点に到達。とは言え、その地点に至るルートは、後戻りしない限りその先のダート道しかない。逆からだと、わかりにくいだろう。
ともあれ、9:45頃に嵐山の渡月橋付近に到着。悪化した右肩も、自転車に乗る分には大きな悪影響もないようだ。堺から4時間足らずということになる。サイクルコンピュータの距離計は自宅から86kmを表示していたが、その旨をmixiで報告したら、そんなに距離はないのではと指摘があった。帰宅してからチェックするとGPSの記録は約75kmだった。サイコンが誤動作していたのだろうか?
関西人でありながら、実は嵐山をまともに訪れるのは初めてのこと。色々見て回りたい気持ちもあるのだが、帰路を考えるとのんびりもしていられない。幸か不幸か天気予報は良い方へ変わっていき、昼頃に北上してくるはずの雨雲は消えてしまった。輪行で帰阪するプランは、ほぼ消えた。
ベンチでしばし休憩し、渡月橋を渡り、軽く界隈を急ぎ足で一回りしただけで、帰路についた。とりあえずは来週も来るかもしれないし、またの機会にじっくり観光しよう。
自転車道の対岸を進んだり、部分的に往路と違うルートを通りながら、南下していく。そんなこともあって、行きにややこしいといった府道202号線を行き過ぎるルートミス。リカバリーついでにR1まで出て、昼食処を探すことにした。
ほどなく見つけた讃岐うどん屋、丸亀製麺に11時過ぎに入った。ライド中の昼食は、うどんなどの消化の良いものがよい。(油)揚げを入れてくれるように頼んだら、刻みか、甘辛く炊いた(煮た)ものか尋ねられた。そう、京風きつねは、味付けせずに刻んだだけの揚げなのだ。丸亀製麺も地域に合わせて対応しているんだと感心したが、私は京風は物足りないので、大阪風の味付け揚げを注文。
消化の良い物が良いとか言いながら、ついつい油揚げに天かすと、消化の良くないものを入れてしまった(^_^;)。昼食を食べながら、帰路は京都八幡木津自転車道を木津まで走り、奈良回りで帰阪することに決定。距離は少し伸びるが、もう一つの想定ルートも検証しておきたかったのだ。
早めの昼食後は、遠回りになる自転車道に引き返すことはせず、さらにR1を南下。宇治川を渡って、東に横滑りし、第二京阪道路の側道で木津川を渡ろうとした時に、上流に低い位置で川を渡る橋が目に入った。
ちょっと悩んだが、一度橋を降りて引き返し、そちらに向かった。橋の正体は日本最長の木造橋、通称ながれ橋。川の水量が増えると橋桁が流れてしまう構造が名前の由来だそうだ。
時代劇の撮影にもよく使われる観光名所だけあって、人が多い。木造というだけでなく、水面が近いので、なかなか風情がある。ただ、橋の両端はスチールワイヤーが通され、木材はボルトで留められていたのが、意外。確か以前にも来たことがあるはずだが、すっかり忘れている。
ながれ橋を渡って京都八幡木津自転車道に入り、ひたすら南下。100kmを越えてそろそろ疲れてきたのと、弱い向かい風でなかなかペースが上がらない。行き合う自転車が多いが、ロードバイクには抜かれることが多くなってきた。おまけに30度を超える暑さで飲料の消費が多く、ボトルが空になってしまった。住宅街が迫るところで自転車道を降りたら幸いすぐに自販機があったので、またポカリスェットを購入。
暑いのは閉口するが、天気はいい。夏の白っぽい空ではなく、秋の澄んだ青色の空なのに、浮かんでいる雲はモコモコした夏雲。ちょっと日本離れした風景は、アメリカやオーストラリアの砂漠地帯で見た空のよう。バックミラーに映る空にすら美しさを感じる。
13時ごろ、木津川駅付近を通過してR24に入った。奈良との県境で道端の休憩施設のベンチに横になって小休止。平地の長距離ライドはポジションが変わらないので、特に首や肩がツラい。右肩の痛みでストレッチもままならない。動く左手で揉みほぐすが、汗に砂埃が付着して全身がザラつき、気持ち悪い。早くシャワーでも浴びたい。
平城山付近の峠とも言えない低い丘を越えて奈良市中心部に入り、南下を続ける。R24は道幅が広く自転車でも通行しやすいが、所どころ自転車進入禁止の高架があるので迂回するのが面倒。風向きが変わって、追い風なのは幸い。ペースも上がった。
横田町でR25に入り西進したが、R25は道幅がやや狭く、渋滞気味で走りづらかった。もう少し南下して大和川沿いに出た方が、走りやすいルートだったかもしれない。富雄川と交差した所から、よく使う富雄川と大和川に沿うルートに入った。富雄川を下っていると、怪しげな雲が見えてきた。
雨雲レーダーを見ると、周辺にいくつか強い雨雲があるようだ。好転していた天気予報だったが、午後はやはり不安定な空模様らしい。雨が降りだしたら輪行で逃げることも考慮して、雨雲レーダーと自分の目でちょくちょく雲をチェックしながら進む。
14:30頃、大和川に合流。川に沿って西進していると、ついにパラパラ雨が降りだした。上空やや後方を南から北へ黒い雲が流れていく。王子駅までは到達しようと、疲れた身体にムチ打って、必死でペースアップ。
王子駅に到着するころには雨雲の範囲から脱出できたようで、本降りに遭わずに済んだ。前方にも別の雨雲があったが、すでに予定ルート上を過ぎつつあるようだった。これなら行けそうと、走行再開。
王子駅を出て後ろを振り返ると、真っ黒な雲。雲の下が暗くなっているところは、今まさに大雨が降っているのだろう。クワバラクワバラ。
三郷駅付近でまたパラパラッと来たが、これは通りすぎようとする雲からの雨なので、すぐに止んだ。ペースの上がるR26に出て大阪府境を越え、ゆるい坂を下って大阪平野に帰ってきた。
しばらくは流れてくる雨雲も無さそうなので、一安心。大阪平野をひと走りして、淀川-桂川-木津川-大和川と川辺の道を繋いだ周回ライドを完了したのは16:20頃。サイコンは走行距離185.9kmを表示していたが、これは誤動作が疑われる。Cyclemeterでは173.75kmを示しているので、少なくとも170km以上走ったことは間違いなさそうだ。平地ばかりとはいえ、日帰りライドの最長記録の更新だ。
走行中に飲料を3L以上飲み干す暑さも手伝って、さすがに疲労困憊。とは言え、個人的ロングライドシーズンの序盤から、上々の走りだし。
メインの目的である京都への自走ルートだが、距離が短いが車止めの度に苦労する北河内サイクルラインか、走りやすいが距離の長い京都八幡木津自転車道か、マレーシア人サイクリストの意見を聞いてみよう。
余談だが、帰宅後1時間半ほどで激しい雷雨になった。タイミングよく雨を回避して帰宅できたのは幸いだったが、その雷で集合装置が異常を起こしたらしく、マンション中でほぼ丸一日ネット接続不能。ブログアップが遅れてしまった。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/09/15 5:58:55
完了: 2012/09/15 16:19:04
バイクタイム: 10:19:32
停止時間: 0:0:26
距離: 173.75 km
平均スピード: 時速 16.83 km
登り: 1341 メートル
カロリー: 5563 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: 185.9km
消費カロリー:1304kcal(心拍計不調)
計測時間:10:20:02
平均心拍数:122
最大心拍数:—(異常値)
平均速度:23.6km/h
平均ケイデンス: 89
最大ケイデンス:122
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:9:20:27
ターゲットゾーン内時間:0:57:55
ターゲットゾーン以上時間:0:01:40
走行時間:7:51:53
累計走行距離:4977.1km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム
秋雨の 止み間己の 足で駆け [ジョギング5km]
一年に一度の坂祭り、ノリクラが終わり、また新たな一年が始まった。序盤の秋冬はオフトレとして自転車だけでなくジョギングや山歩き、水泳などにも取り組んで、基礎体力を付けることにしている。春夏はノリクラのトレーニングで、子供にもロクに構ってやれないので、秋冬は家族サービスにも努めていくつもり。
今週末は天気が思わしくないし、明日は息子の野球の試合を見に行く予定。そんな訳で、オフトレ第一弾としてジョギングすることにした。
雨の止み間に家を出たが、昼食時間が迫っていたので、急ぎ足のストレッチ。いつもの自宅そばの、一周約500mの公園周回コースを走りだした。
1周目はアップがてらゆっくりしたペースで回り、2周目からも久々なので抑え気味のペース。身体の様子を見ながら周回を重ねていったが、7周目くらいから毎度のごとく左ヒザに違和感が出てきた。
さほどの痛みにはなってなかったが、久々なので無理はせず、10周回目にスパートして5kmで終了とした。半年以上ご無沙汰していたので、やはり身体がギクシャクするが、ヒザ痛に悩まされずに5km走れたのは上々だ。いつも悩まされるわき腹痛も、気配を感じたところでペースを抑えたせいか、痛みまでにはならなかった。今シーズンは幸先が良いが、さて?
■コースマップ
■本日の走行記録(ジョギング)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/09/08 11:40:16
完了: 2012/09/08 12:08:24
ランタイム: 0:28:02
停止時間: 0:00:00
距離: 4.70 km
平均: 5:58 /km
登り: 9 メートル
カロリー: 328 kcal
■ラップタイム(1周約500m)
ラップ01 0:03:00
ラップ02 0:02:55
ラップ03 0:02:45
ラップ04 0:02:47
ラップ05 0:02:47
ラップ06 0:02:54
ラップ07 0:02:47
ラップ08 0:02:49
ラップ09 0:02:50
ラップ10 0:02:28