銀輪が 枯野を駆ける 泥祭り [関西シクロクロス第9戦堺グリーン広場]
今日は関西シクロクロス第9戦堺グリーン広場が行われた。地元で開かれるとなれば足を運びやすいので、年末の第6戦くろんど池に続き今シーズン2回目の観戦。今回は近所の友人も同行。
会場のみなと堺グリーン広場にはちょうど9時に到着し、まさにCM1(40歳以上上級)とCL1(上級者女性)がスタートしたところ。幸いなことに寒さはさほどでもない。まずはコースをぐるっと回りながら、観戦。
早速、レベルの高いレースが目の前で繰り広げられた。かつてMTB界を賑わしたビンセント・フラナガンも関西シクロの常連。度々マスタークラスの表彰台に上っている。
ゴールから遠方にいるうちに、CM1とCL1は終了。コースを横切って人の多い南側に移動した。
寒中に 友に見習う 部屋仕事 [新フレーム乗せ換え作業その12]
【寒の雨 止んで東の 雪を知り [新フレーム乗せ換え作業その11]】からの続き
再塗装を終えて1ヶ月以上、保護紙に包まれていたが、いよいよ御開帳。サビで荒れていたトップチューブも跡形なくキレイになり、黒から黄色に塗り替えたフレームは存在感バツグン。
明るい色になったのでこれまでよりフレームの造作が目立つが、薄いのにエッジの立ったラグや、面取りされたエンド、キレイなアールの前フォーク、二本巻シートステイなど、今更ながら細かいところまでよく綺麗に仕上げされたフレーム。
太いタイヤを装着できるツーリング車として制作したので、ナロータイヤでのヒルクライムやロングライドを中心とする最近の走り方では、さすがに剛性などに物足りなさを感じるようになった。
そんなこともあって、新フレーム猛虎四号を製作したが、猛虎参號もまだまだ使用できるので、少し太めのタイヤを履かせて通勤やサブ機として使用するつもり。
20年経っても充分現役で使用できる完成度の高さに、あらためて驚かされる。製作していただいたヴェロウッドベルの鈴木さんには、あらためて感謝だ。
ヘッドパーツない状態であらためて体重測定。フレームは1890g、フォークは750gで、合計2640g。以前、ヘッドパーツ付きで計測したときは2765gだった。
いずれにしても、フレームサイズ550mm、タンゲNo.2製で、重い肩下がりクラウンを使用している割には軽量と言えるのではないだろうか?
このフレームと装着予定のパーツ類を、近所に住む友人宅に持ち込んだ。
私は普段、マンションの通路の一角で自転車いじりをするが、このところ寒さで自転車いじりがおっくうになっていた。暖房が効いた整備場所があり、大量の工具類を所持する友人の協力は実にありがたい。
しかし、この工具の量はすごい。個人ユーザーでBBタップやフェイシングツール、ヘッド圧入ツール、そしてそれ以外の数々の工具類にケミカル類・・・私も個人としては結構工具を持っている方だと思うが、いやはや脱帽です。
まずは装着予定のパーツ類のクリーニングとグリスアップ、と思ったが、パーツによっては灯油に漬け込んでも落ちない汚れがあり、そう簡単にキレイにならない。友人に相談したところ、ワコーズのフィルタークリーナーを使おうとのこと。
そこで先にヘッドパーツの組み付けをすることに。シュパーブプロのヘッドパーツにグリスを詰める。
そして友人がヘッドパーツをセットしてくれた。フォークにチタンプレップ塗って、下玉押しを叩きこむ。
チタンプレップはチタンパーツ専用だと思っていたが、圧力のかかる固定場所に適しているとのこと。
続いてフレーム側の下ワンと上玉押しを圧入。
フォークをフレームに挿入して、上ワン、ワイヤーー受け、スペーサー、ヘッドナットを仮止め。
さらに友人がBBをタップでさらい、私がそれ以外の小ネジ穴をさらう作業を実施。
友人はディレーラーやブレーキ類をフィルタークリーナーで洗浄してきてくれることになり、その間に私はBB周りの組み付け。
ひとまず、ワンやシャフトに虫が喰いボロボロになったスギノのBBを間に合わせに装着する。ワールドクラスのチタンBBのシールドベアリングを交換できるまでのつなぎだ。
続いて、チェーンホイールの組み立て。以前使用していたスギノXPを引っ張りだしたが、アウターとセンターギアは消耗していたので、ひとまず中古のチェーンリングを調達。アウターがシルバー、センターがグレー、インナーがブラックという品のない取り合わせ(^_^;)。ギア比は46-34-24T。
シュパーブプロのリアディレーラーのキャパシティの問題で、当座はアウターとセンターの2枚しか使えないだろう。ひとまず通勤用にはこれで良いが、私の脚力では峠は上れない。MTB用のサンツアーのリアメカを入手して3枚のギアを活かすか、いっそセンターとインナーとのダブルで使うか・・・。まだ他にも方法はあるかもしれない、色々考え中。
チェーンホイールをBBにセットした所で、友人がフィルタークリーナーでクリーニングしたパーツ類を持ってきてくれた。
やはりフィルタークリーナーは固着した油汚れをよく落とす。さすがにアルミパーツのアルマイトのくすみまではキレイにならないが、メッキのスチールパーツはキラキラする輝きを取り戻した。我が家ではどこで水洗いするかという問題は残るが、私も今後はフィルタークリーナーの活用を考えよう。
二人でグリスアップをしながらパーツ類を組み立てる。友人はパーツひとつを組むにしても、最初に全構成部品をキレイに並べ、わかりやすいようにしてから組み立てていく。乱雑に散らかった部品を記憶に頼ってひとつピックアップする私より効率がよく、組み付け忘れなども生じにくい。うーむ、見習わねば。
カンチブレーキやブレーキレバー、シートポスト等は再整備完了。夕食の時間が迫ってきたので、ディレーラー類のグリスアップは先送り。
最後にシマノ600EXのシートピラーとブルックスプロフェッショナルのサドルを組み付けて、今日の作業は終了。
友人のお陰で、寒い思いをせずに作業をすることができたし、BBタップなどの未所持工具を借りたり、良い工具で効率的な的な組み付けができた。勉強になるテクニックを色々教えてもらったし、何より作業者が二人いると、手が早かった。私一人だったらパーツのクリーニーングだけで終わっていただろう。休日を潰して協力してくれた友人に感謝!
猛虎参號に装着するパーツは最終決定しておらず、まだまだ考え中。ヒルクライム機材という軛を離れたので、重量を気にせずにできるだけ1980年代後半~90年台前半のパーツで統一しようか、というところ。緩みやすいフロントのカンチブレーキのアウター受けをどうするか、など実用性と雰囲気の狭間で悩んでいることもある。
とは言え、取りあえず手持ちのパーツを組み付けて走れるようにすることを優先。代車が確保できたら、中途半端になっている猛虎四號の仕上げに入るつもりだ。
意気上がり 過ぎて後半 息上がり [ジョギング10km]
ひとまずの目標としている堺市民マラソンまで、1ヶ月を切った。今週末も本番と同じ10km走。
朝イチでいつもの公園周回コースを走り出したが、息子は起きて来なかったので今日は独り。水曜の反省から最初の1周(500m)はペースをやや抑え、2周目から様子を見ながらペースを上げていった。
みぞおちに違和感が出てきたので、少しペースを落としたりしたが、ほぼキロ5分ペースを中盤まで維持。このまま行けば10km50分ペースだが、やはりそう甘くはない。
10周回(5km)辺りですでにかなり消耗し、徐々にペースが落ちてきた。16周回(8km)辺りからはふくらはぎが痛くてつま先着地が維持できず、かかと着地に切り替え。ハイペースのためか、久々に左ヒザに痛みも出てきたので、最後の数周はキロ6分を超えるところまでペースダウン。
結局、54分40秒で10kmをフィニッシュ。後半はボロボロだったが、それでもトータルでは55分を切るところまで持って行けた。 iPhoneのCyclemeterの記録と誤差があるが、全体では実質キロ5分28秒ということだ。
本番では今回のように前半で飛ばすのと、前半でペースを抑えて全体の調子を維持するのとどっちが記録を上げられるだろうか? 力を温存しすぎて余力を残してゴールするのももったいないし、かといって前半飛ばし過ぎると身体に負荷がかかり過ぎて身体のトラブルが起きやすい。
物は試しで、次の10km練習ではキロ5分15秒をキープして走ることを目標にしてみようか? 10kmで52分30秒ということだ。誤差があるCyclemeterの表示では、5分29秒を目安にすればよいだろう。
今日の表題は俳句にならず、川柳。実際には息が上がって後半ペースダウンしたわけではないが、洒落になるので(^_^;)。
■走行記録(ジョギング)
Cyclemeterの記録
スタート: 2013/01/19 6:13:06
完了: 2013/01/19 7:08:16
ランタイム: 0:54:40
停止時間: 0:00:00
距離: 9.57 km (実走距離10km)
平均: 5:43 /km
登り: 268 メートル
カロリー: 671 kcal
■ラップタイム(1周約500m)
周 | タイム | ペース
01 | 0:02:45 | 0:05:36
02 | 0:02:34 | 0:05:15
03 | 0:02:36 | 0:05:24
04 | 0:02:29 | 0:05:07
05 | 0:02:28 | 0:05:10
06 | 0:02:30 | 0:05:15
07 | 0:02:30 | 0:05:13
08 | 0:02:35 | 0:05:23
09 | 0:02:35 | 0:05:27
10 | 0:02:41 | 0:05:34
11 | 0:02:41 | 0:05:34
12 | 0:02:43 | 0:05:49
13 | 0:02:46 | 0:05:53
14 | 0:02:51 | 0:05:57
15 | 0:02:54 | 0:06:05
16 | 0:02:49 | 0:05:58
17 | 0:02:58 | 0:06:09
18 | 0:03:05 | 0:06:35
19 | 0:03:07 | 0:06:21
20 | 0:03:02 | 0:06:34
親子共 調子上がらぬ 寒稽古 [ジョギング3km]
週末は自転車に乗るのが精一杯だったので、一週間ぶりのジョグトレ。
今日も息子と一緒に走りだしたが、時間がちょっと遅くなったので息子は夕食後になった。そのせいか「お腹が痛い」(脇腹痛?)と早々に戦線離脱。
私はというと最初こそキロ4分半のペースで走りだしたが、2周目を終える頃(約1km)からみぞおちの少し右側に激痛が発生。後は大幅にペースダウンして、ほとんど歩くような速度で3km走るのが精一杯だった。
今日は親子揃って情けない体たらくだった。これまで悩まされていたわき腹ではなく、みぞおちに痛みが起きたのは初めて。ちょっと間が空いたし、最初から飛ばしすぎたせいかもしれないが、なかなかうまく行かないものだ。
■走行記録(ジョギング)
Cyclemeterの記録
スタート: 2013/01/16 19:18:21
完了: 2013/01/16 19:38:06
ランタイム: 0:19:22
停止時間: 0:00:00
距離: 2.89 km (実走距離3km)
平均: 6:41 /km
登り: 59 メートル
カロリー: 197 kcal
■ラップタイム(1周約500m)
周 | タイム | ペース
01 | 0:02:14 | 0:04:42
02 | 0:02:20 | 0:04:53
03 | 0:03:16 | 0:06:49
04 | 0:03:55 | 0:08:20
05 | 0:03:54 | 0:07:36
06 | 0:03:41 | 0:07:47
寒の雨 止んで東の 雪を知り [新フレーム乗せ換え作業その11]
【諸々に 気が急く師走 短き日 [新フレーム乗せ換え作業その10]】からの続き
新フレーム「猛虎四號」はまだまだ完成とはいかないが、なまじかな一応は走れる状態なので年末年始のバタバタと寒さにめげて、すっかり間が空いてしまっている。本格的に仕上げていくと、またしばらく走れなくなるので、再塗装を終えたこれまでの愛車、猛虎参號を先に復活させようと思っている。昨日の午後は再使用するパーツのクリーニングや、ストックの物色をして、ひと通りのパーツを揃えた。
そして、今日はスポーク長のチェックのために猛虎参號用のリアホイールの仮組みに取り組んだ。前回の前輪仮組み作業で手持ちのスポークが長すぎる事がわかったので、少なくとも前輪用のスポークを調達する必要があるが、リアも必要なら一緒に調達した方が効率がいい。計算上はリアはギリギリ許容範囲と思われたが、経験の少ない素人は組んでみないと確証が持てない。用意したパーツは下記の通り。
- リム:MAVIC MA40
- ハブ:サンツアー シュパーブプロ (7Sフリーハブ、リアオーバーロックナット130mm)
- スポーク(右):国産#14-15バテッド ステンレス 298mm
- スポーク(左):国産#15プレーン ステンレス 300mm
- ニップル:DTアルミ #14(2.0mm)及び#15(1.8mm)
ニップル以外は全て中古品。リムは友人からのいただきもので、後は私のストックだ。
ハブにスポークを通し、ニップルにグリスをつけながらリムにスポークを通しはじめた。
いつものごとく、6本組(2クロス)のイタリア組みなので感覚で組み始めた。
ところが、ついこの間前輪を仮組みしたばかりだというのに、スポークの通し方に混乱。素直に前回仮組みした前輪を持ってきて見本にした。
ニップルスターター「MOJOhand」は、以前勤務先で販売していたもので、ねじ込み位置を一定にしながらニップルをスポークにセットできる。今回は久々に#15用だけでなく、#14用も出動。
続いて右側。ほどなく、全32本のスポークを通し終えて、一応車輪の形なった。
前輪はこの時点でゆるゆるだったが、後輪はかなりマシ。ニップル回しで順番に一回転ずつスポークを締め込んでいき、4周するとある程度テンションが上ったが、まだスポークはニップルを突き抜けていない。
余裕があるとは言えないが、この調子なら何とかスポークを再調達しなくても良さそうだ。
ホッとした所で、リムの重量測定をしていなかったことを思い出した。前輪を組み直す時に、もう一方のリムだけでも実測しておかなければ(カタログ値は460g前後だったように思う)。ひとまず、組んだ状態で後輪は1065g(コグ、QRなし)。
今日の所は振れ取り台は使わず、ここまでで作業終了。前輪用のスポークを調達してから、両輪とも完成させよう。
おまけだが、その後息子の自転車のライト交換。野球を始めてから夜に自転車で走る機会が増え、ライトが暗いと言うのだ。私が試走するとそれなりに光るように思うのだが、息子はさほどスピードを出せないこともあるのかもしれない。
最初は勤務先のバッテリー式ライト装着しようかと思ったが、子供に使わせるには電池交換などに不安が残るので、メンテナンスフリーのダイナモライト、それも低速でも明るく光るLEDブロッグダイナモライトに交換した。電球が切れる心配がないのも安心材料だ。
息子の自転車は、すでにいくつか手を入れている。野球の道具を積むために大きなかごを付け、安定性の高い両立スタンドに交換。タイヤやサドル、ワイヤー類も傷んでいたのでしばらく前に交換している。
見かけはボロボロだが、フレーキや駆動系はちゃんと調整しているので、そこそこ乗りやすい自転車のはずだ。
朝はかなりの大雨だったが、息子の自転車を取りに外に出たらすでに雨は止んでいた。徐々に空も明るくなってきており、大阪では天気も回復に向かっているが、関東などでは雨どころか大雪が降っているとのこと。今日は成人式なので、晴れてくれるとよかったのだが。