病室にて(07/04)
[この記事は日時を遡って掲載しています(実掲載2014/07/10・修正07/16)]
雨上がりの朝、雲も多いが晴れ間も覗いている。強い南風が吹いており、2羽のアゲハ蝶が戯れながら風に流されて行った。
「飛ばされつ 揚羽戯る 南風」
リハビリ4日目は筋トレや平行棒を使った歩行訓練に加えて、階段の上り下りの練習。自宅がエレベーターのない集合住宅の3階なので、帰宅のためにはこれを上れる必要がある。手すりがあれば、数段の上り下りは問題ないが、果たして3階までのぼれるか?
加えて、今日は待望のエアロバイクもメニューに加わった。心拍100前後で10分間程度では物足りないかと思いきや、意外と疲れた。やはり、病院ぐらしで体力がかなり低下している。
病室にて(07/03)
[この記事は日時を遡って掲載しています(実掲載2014/07/09・修正07/16)]
今日も昼前にリハビリ。自主トレに積極的に取り組んだおかげか、日々足の力は増している。手術で開けた穴と、骨を接いだ部分の痛みも日々マシになって来ている。
その成果か、昨日は体重の半分(30kg程度)をかけても耐えられなかったのが、今日は全体重近く(50kg程度)までかけられるようになった。
手術で開けた穴の痛みは、まだ耐えられる種類の鈍い痛みだし、かける力に応じて徐々に痛みが増すのでわかりやすい。一方、骨を接いだ部分の痛みは、刺すような激痛で、前触れなく突然来ることがあるのでツラい。
病室にて(07/02)
[この記事は日時を遡って掲載しています(実掲載2014/07/09・修正07/16)]
昨夜は手術直後の前夜よりも痛みが強く、眠りが浅かった。リハビリで負荷がかかったせいだろうか? とは言っても、就寝が早かったので、それほど辛い訳ではない。
今日は昼前にリハビリ。昨日同様に筋トレや平行棒を使った歩行訓練に加え、杖を使った歩行も試してみたが、現時点では時期尚早とのこと。車イス→歩行器につづいて、1日でのステップアップはならず。
自主トレの甲斐あって、左腿はかなり力を取り戻した。とは言え、負荷がかかると骨折部分と思われる足の付け根に鋭い痛みが走るので、なかなか体重をかけられないが、日に日に痛みは軽減している。
病室にて(07/01)
[この記事は日時を遡って掲載しています(実掲載2014/07/08・修正07/15)]
太ももに開けた二つの穴と、骨をつないだ箇所から来ると思われる痛みはそれなりにある。昨夜は何度か痛みに目を覚ましたが、それでも睡眠時間が長かったので、頭はスッキリしている。
それに、痛いと言っても手術前よりはかなり楽だ。身体を起こしても良いので、食事もしやすいし、車イスでトイレにも行ける。ただし、午前中は点滴が続き、一人で好き勝手動き回れる訳ではなかった。勤務先への引き継ぎやら、それなりにバタバタしているうちに、時間が過ぎていった。
夕方からは、初回のリハビリ。リハビリ士のMさんは、若い女性!(だからと言って、何もありませんが) 痛みなく動かせる角度の計測を行った後に、寝たり座ったりしたままできる筋トレ、続いて平行棒に掴まって歩けるかの確認などを行った。
病室にて(06/30)
[この記事は日時を遡って掲載しています(実掲載2014/07/08・修正07/15)]
今日はようやく手術日。朝から絶食絶水で、まずは手術に先立って、骨折部位が変化していないか、機材を持ち込んで病室でレントゲン撮影。結果、骨折部位が動いている様子もないので、予定通り手術を行うことになった。「手術までは動かすな」と指示されていたが、今にして思えば、骨折箇所を動かすのは相当に痛い。動かそうとしても動けないのだから、過度に気を使う必要もなかったのかもしれない。
状況がはっきりせず、私も余裕のなかったので、保証人になってもらわなければならない両親以外に事故を伝えるのを避けていたが、工具を借りている近所の友人には一報をいれておいた。来てもらうもりはなかったが、手術前に慌てて駆けつけてくれた。
友人と話しているうちにお呼びがかかり、14時ごろ移動開始。友人やヨメさん、両親の見守る中、手術室に入った。
いわゆる「手術」は初めての体験。手術室に入るのも初めてだったが、宇宙船の中のように最新の機器があちこちに配置されている。体に掛けられるタオルが温められていたり、心遣いは行き届いているが、やっぱり緊張する。
まずは下半身麻酔のために腰椎に注射をする。麻酔の効きを確かめるために冷たい金属を肌に当てられるのだが、なかなか感覚がなくならない。私は麻酔が効きにくいことを歯医者などでも経験していたので、麻酔医に「えっ、まだ冷たいの感じる?」と言われると、効きが中途半端なまま手術にならないか不安になる(^_^;)。