濡れ残る 峠の道に 蝸牛 [鍋谷峠往復]
今日はパンクで中断となった先週のリベンジ。CARACLE-Sの鍋谷峠初挑戦だ。
なかなかタイミングが合わなかったが、今日は久々に近所の友人も同行。6:30に集合したが、久しぶりなのでちょっと話し込み、スタートが遅れた。連れ立ってスタートし、一路通い慣れた鍋谷峠へ向かう。
先週、耕したり水を張ったりしていた水田が多かったが、今日見るとほぼ田植えが終わっていた。まだ稲穂が小さいので水面に空が映り美しい。数日前に会社からの帰りに、夜景を写している水田を見て浮かんだ句。
「早苗田の 水面華やぐ 家明かり」
さすがに下りではロードバイクの友人に差を付けられることもあったが、CARACLE-Sは小径車としては走行性能が高い。平地や上りの巡航走行では友人についていくこともさほど苦労ではなかった。
行く手の鍋谷峠方面は青空。とは言え、朝から蒸し暑く、気持ちが良いとは言いきれない天気だ。
毎度のごとく、父鬼集落下の温度計の前で小休止。気温はすでに20度。毎年5~6月に悩まされる体調不良はかなりマシになり、そろそろ復調傾向。とは言え本格的な峠トレーニングは3週間ぶりなので、結構消耗した。CARACLE-Sの走行自体は意外に違和感がない。
私のCARACLE-Sは、いくつかカスマイズを加えている。ハンドルをマルチポジションバーに換装して前傾姿勢を可能にし、タイヤを1.25サイズにナロー化、サドルをスポーツタイプに交換し、SPDペダルにするなどの変更に加え、テレスコピックタイプのシートポストの試作品も装着している。今日のライドはこの試作品のテストのためにCARACLE-Sで出走したのだ(DNFに終わった先週もだが)。
東西に 疫神多忙 雨上がり [鍋谷峠DNF]
先週は家の模様替えやら息子の運動会やらで、トレーニングに出られなかった。今週も多忙だったが今日は試作パーツのテストのためにCARACLE-Sに乗らなければならないし、朝のうちに鍋谷峠だけでも上ってこようと、自宅を出走。
雨上がりで出走を少し遅らせたが、まだ路面は濡れている。私のCARACLE-Sはマッドガードを付けていないので、しぶきが飛んでくる。純正マッドガードは標準品のタイヤ(20×1.5)に合わせて幅が広いが、現在装着しているのは幅1.25なので、細身のガードを調達したいところだ。
20インチホイールとあってさすがに少し巡航速度は落ちるが、CARACLE-Sはちょっとした上りでも軽々と上っていける。自分の中のものさし(評価基準)である鍋谷峠を上れば、性能を客観的に把握できるし、今日は体調もまだマシ。
そんな訳で意気揚々と山に向かっていたが、府道61号線を南下していると前輪に違和感が。
パンクだ・・・。
道路端では車がしぶきを上げながら高速で通るので、近くの工場の駐車場に入らせてもらったが、何とそこはシマノの協力工場で、CARACLE-Sに装着しているデオーレのリアディレイラーのパーツを作っているとのこと。工場の方も「実際に自転車に付いているところを初めて見た」、とCARACLE-Sの写真を撮ったりとしばらく話が盛り上がった。シマノのお膝元とは言え、自転車が取り持つ不思議な縁。パンクしなければこんな出会いはなかったのだから。
トロッコ号 夏めく踏切 風と過ぎ [京都ライド2015]
本日はお仕事(?)で「GREAT EARTH 京都ライド2015」に参加してきた。参加メンバーは従業員4名で、名づけて「チームCARACLE」。自社のCARACLE-Sを多くの人に見てもらい、走行性能をアピールすることが目的。・・・なのだが、「?」を付けたのは参加メンバーのノリ。どこで何を食べるだの、身内でアタック合戦の話になったりと、実に楽しそう。ほとんどプライベートのノリだ。
京都ライドは「名所周辺に設置されたチェックポイントを独自のルートで攻略するフリーライドイベント」で、我々は7つのチェックポイントすべてを回る「完全制覇チャレンジ」にエントリー。走行コースは参加者に委ねられているためコース案も松竹梅の3種類を作ってみた。・・・が、結局は山沿いのアップダウンコースを交えて京都の街をほぼ一周する、一番ハードなコースを辿ることになった。起伏が少ないルートを選び、一部同じ道を往復するようなコース取りの方が効率よくチェックポイントを回れるのだが、それではあまり面白くない。時間的には充分余裕がありそうだし、この方が景色もいいだろうということになったのだ。
まずはJR京都駅前に4台のCARACLE-Sとライダーが集合。9時前にスタートした。チェックポイントは8時からオープンしているので、もっと早くスタートしても良かったのだが、時間的には充分余裕がありそうだし・・・。
個人的にはこのところ体調が思わしくなかったが、今日はまずまず。まずは私が先頭で南へ。そこそこハイペースにしたつもりだったが、後方3人は余裕の表情。
交通量が多く信号にも度々引っかかったが、15分程度で早くも伏見稲荷大社のチェックポイントへ到着。
裏参道から押して境内に入ると、多くの参加者がひと息入れていた。早速スタンプを押してもらったが、時間的には充分余裕がありそうだし我々もひと休憩。
行き慣れし 山並み遠き 初夏の空 [滝畑ダム]
日曜日の仕事が続いて、今週も水曜に代休を取った。5/23(土)も自転車イベントに参加するが、ノリクラへ向けてのヒルクライムトレーニングも手を抜けない。そんな訳で6:15に出走して河内長野方面に向かった。
ところが、先週に続いて身体が重く、脚も回らない。国道371号線千早峠(金剛トンネル)を越えて府外脱出なんてことも考えていたが、通い慣れた河内長野駅までの道のりがツラく非常に長く感じた。
7時頃に河内長野駅に到着したが、とても府外脱出ができるような体調ではないし、明日も仕事。週末のイベントに疲れを残すわけにもいかないので、今日はのんびりポタリングに変更することにした。毎年この時期の体調不良は何らかのアレルギー症状と思われるが、身体がだるくてセキなどの諸症状がうっとうしい。
さて、どうするか? としばし考え、滝谷ダムに向かうことにした。府道218号線を進むと、住宅街を抜け、田園風景を抜け、やがて山中の暗い道になる。
普段なら大してキツくもない坂にヒイヒイ言いながら、石川をはるか下に見下ろす崖の上へ。河内長野駅から30分足らずで、雄大な自然の風景を拝めるお気に入りのルートだ。
対岸の崖の上には、こちら側よりかなり高い位置に関西サイクルスポーツセンターの前を通る道が見える。体調は良くないが、空は雲ひとつ無い快晴。崖の上には青空が広がっている。
風が薙ぐ 五月嵐(メイストーム)の 過ぎし空 [鍋谷峠往復]
今日は平日だが代休を取って自転車に跨った。今日は朝から晴れたが、昨日の季節外れの台風の影響で大雨が降ったので山道は濡れているだろう。と、いう理由と週末も仕事が続いてさすがに疲れ気味だったので、8:00頃に遅めの出発。
身体が重くて脚も回らず、今日は手近な鍋谷峠往復かな、と思いながら紀泉山脈に向かって南下。
身体の調子はイマイチだが、天気は最高。湿度が低く、雲ひとつない青空に、暑くも寒くもない気温。ただし、風はかなり強い。父鬼集落の温度計は19度を表示。
いつもの鍋谷橋からアタックを開始したが、なかなか足も回らず、150前後の心拍数でタラタラ上る。