剣山山麓日帰り弾丸ポタ再び [国道193号線土須峠]

友人が久々に剣山スーパー林道に走りに行くことになり、前回と同様に往復の運転手をすることになった。新型コロナやお互いの多忙などで3年ぶりの日帰り強行軍だ。宿を予約するわけでもないし、天気の良いときに実行したいので日程には複数の候補があったが、最初の候補日の今日は良い天気の予報。私の腰痛の再々悪化が不安材料だったが、ある程度回復してきたので、実行決定となった。

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早朝3時過ぎに堺を出発し、淡路島経由で四国に渡って、7:15頃には剣山スーパー林道の入り口に到着。準備や試走調整を終えて、8:08に林道に突入する友人を見送った。友人が林道を走り終えるまでは自由時間だが、トラブルで途中の接続路を下ってくるに事態に備えて、しばらくは回収しやすいエリアにいる必要がある。

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国道193号線と徳島県道295号が分岐地点に車をデポ。ここは坂州木頭川とその支流の沢谷川が合流する地点でもある。前回はここから遠くない四季美谷温泉にデポして県道295号線で坂州木頭川を遡ったので、今回は今下ってきた国道193号線で沢谷川とその支流の鎌ヶ谷川を遡ることにした。

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専用輪行袋(トレバッグCOZ)に収めていたTORACLE-COZ 2(CARACLE-COZ DB)を取り出して展開し、サイクルウェアに着替えて走行準備。空は雲ひとつなく、標高340mほどの山中とは言え、準備作業中にも汗がダラダラ吹き出す暑さ。準備を終えて9:00ちょうどに出走。

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先ほど車で降りてきたルートだが、自転車で上るのは初めてだし、腰が万全ではないので、様子を見ながらゆっくり上り始める。県道295号線との分岐を過ぎると、沢谷川沿いの国道193号線は細い1.5車線の山道になり、いきなり急坂が立ちはだかるが、最初の折返しの右手にいきなり大轟の滝がある。道路端からすぐに見られるので有り難みが少ないが、かなりの水量で横幅も広い。早速、停車して撮影。

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折り返しながらグイグイ高度を上げて、沢谷川沿いに上り続ける。区間によっては10%を超える勾配だと思われるが、COZの軽さとローレシオのお陰で、のんびりかつ淡々と上っていける。少し傾斜が緩んだ区間の河原には大きな岩がゴロゴロしている。こちらは「おおガメ岩」との看板があり、確かに首を持ち上げた亀の横から見た姿に似ている。

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傾斜が緩み、いくつかの小さな神社が並ぶ区間を過ぎると、国道193号線は沢谷川から分岐した鎌ヶ谷川に沿った急坂になる。ひと上りすると素掘りのトンネルが現れる。中は真っ暗で、ライトを付けてきてよかった。

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素掘りのトンネルを抜けるとすぐ左手に大釜の滝の看板が現れる。合併前の旧木沢村の名前のまま。トンネルの手前から轟々という音は聞こえていたが、左手の木々の向こうに大きな滝が見えた。

 

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サイクルスポーツ「”ひとり”じてんしゃ旅入門」特集に掲載されました

7/21に腰痛をまた悪化させてしまい、今週の週末ライドはお休み。自転車を2階に担ぎ上げるという毎日やっている動作だし、用心もしていたのだが、ちょっとバランスを偏ったところで腰にピキッとしびれが走った。やばい! と思った通り、次第に痛みが酷くなって歩くのも苦しい状態になってしまった。

5月末に10年以上ぶりの劇症になり、6月下旬に再悪化、それ以前に3月頭に右手を傷めていたので、今年はこの5ヶ月思うように走れていない。ノリクラまで約1ヶ月だというのに、出走さえ不安な展開だ。いい加減腐りそうになるが、ひとつ良い事もあった。

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雑誌サイクルスポーツ2023年9月号の「”ひとり”じてんしゃ旅入門」特集に、私の推すコースが掲載された。長いお付き合いのライターさんから「宿泊を伴うソロライド」のおすすめコースの紹介を依頼されたが、考えてみると宿泊を伴うソロライドは久しく実践していない。学生時代や社会人になって数年はソロキャンプツーリングをちょくちょくやっていたが、それも20年以上前の話。結婚後は、友人たちと連れ立ったツーリングはあっても、宿泊を伴うひとり旅をした記憶がない。

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そんな訳で一度はお断りしたが、日帰りでも非日常性が高ければ良いとのことで、色々考えてみたが、非日常性が高いのはやっぱり「串柿の里」だなという結論になった。

京阪神でもあまり知られていないが、和歌山県かつらぎ町の四郷地区の串柿は、途中の激坂を含めて、お連れした方は大抵びっくりされる絶景だ。この機会に全国の自転車乗りに知って頂けると嬉しい。

自分で書いた記事がサイクルスポーツに掲載されたのは、2012年9月号別冊付録「あなたが選んだベストロードを走ろう!」で同じく串柿の里を紹介して以来だ。同じネタではあるが、10年ちょっと経っているし、まだまだ知られていないので、よい機会になった。


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今年初の3府県ライド [千早峠(金剛トンネル)-紀見峠]

手を傷めたり、腰痛の悪化で出遅れ、仕事の忙しさや天候不良もあって、例年のようなヒルクライムトレーニングができないうちに、7月も半ばとなってしまった。気が付くとノリクラまで1ヶ月半を切っている。タイム短縮からは卒業したとはいえ、このままでは完走さえ危ぶまれる(^_^;)。今日は酷暑が予想されるが、もはや身体を労っている場合ではない。峠ピストンだけでなく、距離を伸ばすことを考えた。

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TORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)で5:49に自宅を出走。今日は久々に近所の友人と同行だったが、暑さ対策でいつもより30分早く近所のコンビニで待ち合わせした。もっとも、その分スタート前に長話をしてしまい、効果はほぼなかった(笑)。

今日はできるだけ峠を超えて府外へ脱出して距離を伸ばそうと思っていたが、先週通行止めで、その後解除されたという情報も見当たらない鍋谷峠は除外。暑さや腰の具合という心配もあったので、いざという時に輪行脱出も可能なルートにしたい。そこで、まずは千早峠(金剛トンネル)を上って、体調次第で次の行動を決めることにした。奈良側の五條まで降りればJRがあるし、橋本か吉野口まで走れば1本で近所まで帰ってこられる私鉄もある。

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まずは国道310号線を河内長野駅方面へ。途中でロードに抜かれたが、長丁場の予定なので、無理に追走はしなかった。最低気温28度の予報で7時過ぎから汗ばむ暑さ。見事な青空にわずかに筋雲が浮かび、行く手の山の稜線もくっきり。勝手に梅雨明けに宣言をしたくなる。

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これまでしばしば立ち寄っていたコンビニが閉店(移転)してしまったので、河内長野駅前で小休止。いや、大休止。久々なので話題がたくさんあるし、暑さで走り出しが億劫。

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7:53頃、河内長野駅裏手の石川を渡る諸越橋から千早峠(金剛トンネル)へ向けてアタック開始。序盤の急坂を上って観心寺前の温度計は28度。山に入ってもこの気温だ。暑さと府外脱出を考えて無茶になりすぎない程度を意識して、中盤までは前回よりややペースを上げた。終盤の強度を下げて全体の負荷を下げつつ、少しでも短い時間で上るための工夫だ。幸い、脚はまずまず調子良く回る。

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とはいえ、暑さはやはりコタエ、中盤はややタレ気味。飲料もかなり消費したので少し不安、念のためマス釣場の前の自販機で水を購入。心置きなくガブ飲みしながら上れたが、2分ほどタイムロス。

 

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あちらもこちらも通行止め [鍋谷峠-槇尾山]

先週末の千早峠(金剛トンネル)で下りのブレーキング時の前傾でも何とか腰の痛みに耐えられたので、今週末は久々に鍋谷峠を目指すことにした。今日土曜日の天気予報がやや改善し、一方で日曜は引き続いて雨予報なので走るなら今日しかない。近所の友人は仕事で来れなかったが、勤務先の新スタッフS君が同行することになった。TORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)で6:12に自宅を出走し、近所のコンビニで待ち合わせして鍋谷峠を目指した。

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空はどんよりしているが行く手の和泉山脈の稜線ははっきり見え、雨雲はかかっていない。昨晩までの雨で路面は濡れているかもしれないが、降られることはないだろう。昨晩から風がかなり強く、陽射しがないのに、朝から蒸し蒸しする。最低気温28度で、ちょっと走っただけで汗が吹き出す。

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入社早々の勧誘に応えて、S君は今年のノリクラにエントリーしている。勤務先に近い羽曳野市に引っ越して来たので、早速南大阪の代表的なヒルクライムコースである鍋谷峠に誘ってみた。CARACLE-COZの準備中なので、今日は他社700Cロードバイク。一緒に走るのは初めてだが、ちょっと先行して走ってみただけで、ぴったりついて離れることがなく、私より脚がありそうだ。そんな訳で途中からは普通に鍋谷に向かう際のペースで、小さな上りを超えつつ南下していく。

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府道61号線の「南楽園峠」を越えて和泉市に入り、国道170号線バイパスのコンビニで小休止。S君に疲れの色は見えず、私の腰もシッティングで踏み込むと多少痛むが、ダンシングなら痛みはない。強い向かい風でもうひとつ調子に乗れないが、まずまずの体調だ。

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国道170号線旧道から国道480号線に入り、父鬼集落下の定点観測地点。温度計は点滅していて、写っていない。26度だったかな? 山が近づくとさらにどんよりした空になってきたのと、風が強くなってきたのがちょっと心配。

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南横山八坂神社に小休止して、アタックのための英気を養う。休養充分。さて、アタック開始!

 

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腰痛再悪化で2週間ぶりの坂トレ [千早峠(金剛トンネル)]

3月頭に右手を傷め、5/20からようやく峠トレーニングを再開したものの、5月末から腰痛が悪化。少し回復してきたので6/17に滝畑ダムまでは上ってみたが、翌週の仕事中に腰にピキッと衝撃が走った。あえなく再悪化でまた週末ライドはお休み。今度は軽めの悪化だったので回復も早く、週末は走れそうだと思っていたら、6/30(金)の通勤ライド中に転倒。軽い擦り傷程度だったが、今年は次々と体調不良が襲ってくるし、例年以上の仕事の忙しさもあってトレーニングがさっぱりできず、焦りが募る。

気分が滅入って、天が走るなと言っているのでは? 無理に走ると大事故をするのでは? と、迷信じみたと思いを振り切って、TORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)で6:37自宅出走。6/17には下りで腰が苦しかったので不安はあったが、ノリクラまで2ヶ月を切り悠長なことも言っていられない。そこで、傾斜が比較的緩いが標高はそこそこ稼げる千早峠(金剛トンネル)に上ってみることにした。

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まずは国道310号線を河内長野駅方面に向かう。天気は回復傾向の予報だが、まだ空はどんよりしている。昨日までの雨で、まだ路面が湿っている箇所も多い。最低気温23度程度とはいえ湿度が高く、朝から蒸し暑さを感じる。もうひとつのコンディションだが、脚は結構回る。もちろん、トレーニングをしていない割には、という但し書きはつくが、平地を流す程度なら腰の痛みも軽く、上りはダンシングで負荷を避けて、恐れていたよりは快調に走れる。

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よく立ち寄っていた河内長野駅近くのコンビニが、解体中の状態。改築か完全閉店かは不明だが、仕方ないので近くの酒屋前の自販機で缶コーヒーを購入し、カフェイン注入。

思ったより調子は良いので、一息入れてから千早峠(金剛トンネル)に向けてアタック開始。久々なので様子を見ながら軽めのスタート。傾斜が強い場所では積極的にダンシングを多用して腰の負担を減らしつつ、最適な負荷を探る。

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ひと上りしたくずの口バス停前交差点で信号待ちしたら、後ろについたロードがスッと先行された。ここからのゆるい下りで少し追走してみたが、これは追いつけんと判断してマイペース走行に戻る。観心寺前の温度計は23度。上りに入って路面の濡れた箇所が増えてきた。下りでCOZが汚れるのイヤだが、上っている間に少しは乾くだろうと期待。

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上り続けていると、府道214号線と合流する太井集落の手前あたりで陽が差してきた。路面が乾きやすくなるのは良いのだが、辺りにモヤが立ち上がって一気に蒸し暑くなってきた。

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心拍数は170bpmを超えない程度の抑えめのペースだが、ダンシングの比率を高めて腰の負担を減らしつつ、まずまず調子良く上り続ける。千早峠(金剛トンネル)前最後の集落石見川を通過する頃にはすっかり夏空で、陽射しが熱い。


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