惨敗の短距離走 [かしわらハーフマイルヒルクライムスプリント]
先週末のブルベ200kmに続いて今週末は かしわらハーフマイルヒルクライムスプリントに参加。大会名称の通り競技距離はハーフマイル、つまりわずか800m。一週間前の実走210kmと比べると、260分の1の距離という両極端のイベントだ。
今日は幸い家の車が使えたので、8時前に車で会場の大阪教育大学にやってきた。まだ参加者はちらほらで、スタッフが会場の設営作業中・
まずは、一応はヒルクライム決戦仕様に仕上げてきたCARACLE-Sの準備。
改めて計測はしていないが、日曜の作業に加えてシートポスも超軽量試作品に交換しているので、ノリクラ参戦時と同様に10kgは切っているはず。
作業をしていると車の誘導のスタッフの方が声を掛けてきて、「ロードバイクに比べて不利じゃないんですか?」と尋ねられた。「車輪が小さいことは、短距離や上りに関しては不利じゃないと思います」と答えた。話が続きそうだったが、参加者の車が入ってきたので「あっ、ごめんなさい」と駆け去っていった。初めての大会でスタッフの方もまだ不慣れなようだ。
8:20から受付開始。早速ゼッケンを受け取って、ヘルメットに貼り付ける。16番という若い番号は、申し込み順だと思っていたが・・・。
参加者は定員100名。柏原市が主催する無料の大会とあって、大掛かりな設備や記念品はないが、タイム計測やDJの軽妙なアナウンスは本格的。
開会式まで余裕があるので、一度試走して身体を温めておくことにした。
コースを下って国道165号線からの入り口付近のスタート地点に来ると、スタッフが計測機器の準備をしていた。ついでに近鉄の駅前まで下って、ウォーミングアップと自転車のチェックがてら、軽めのギアでカラカラ回して上る。
全体の平均斜度は7.1%、標高差50mとのことで、のんびり上る分にはさほど苦しくはない。ただ、スタート地点を見下ろすループもあって、上ってる感じは結構ある。
普段、峠やノリクラを登り慣れているので、大したことないと感じてしまうが、距離が短いだけにどのくらいのペースで走れば良いのか、良くわからない。この時点では、2分未満だろうからとにかく全力で走ることだと思っていた。
かしわらハーフマイルヒルクライムスプリント対策 [CARACLE-S]
ブルベ200km完走から一夜明けた。さすがに疲れ切っているのでのんびりしたいところだが、CARACLE-Sには来週末に次の戦いかしわらハーフマイルヒルクライムスプリント(以下「かしわらヒルクライム」)が待っている。一緒に参加した近所の友人宅におじゃまして、まずは共に愛車のクリーニング。
スタート直前まで雨が降っていたので、濡れた路面の上を走ってかなり汚れている。特にホイール回りの汚れはひどい。
ホイールを外して、チェーンレストを装着し、チェーンクリーナーでまずはチェーンの汚れを落とす。
続いて洗剤とブラシで自転車全体を洗車する。細かいところは歯ブラシを使ってできるだけ丁寧に作業。CARACLE-Sはアルミフレームで、フレーム周りもほとんどステンレスやチタンネジを使用しているので錆びるところが少なく、気軽に水洗いできるのがありがたい。
今日は晴れて暖かく洗車日和だが、昨日このくらい晴れて欲しかった(^_^;)。
20インチ折りたたみ車で200kmブルベに挑戦 その2 [BRM130泉佐野]
「その1」からの続き
序盤のパンク2連発による約45分のタイムロスの影響は大きく、CP1(有人チェックポイント)サークルK五條病院前店ではタイムアウトまで30分ちょっとしかなかった。先を急がなくてはならない状況に変わりはないが、ここで寄り道して保険を掛けておく。
CP1を出てすぐにホームセンターがあったので飛び込んでゴムのり式のパンク修理キットを購入した。6分停車。
これで、「前回と違うところ」がパンクした場合は修理が可能になった。とは言え、先ほど修理済みのワンタッチパッチが浮いてしまったら、ゴムのり式パッチでは修理は難しい。修理ができたとしても、時間的には綱渡りだ。
本陣交差点で右折する正規ルートでなく、吉野川沿いの回避ルートを経由して国道24号線に出る。74.4km地点の住川交差点を11:45に右折して、県道120号線に入る。ここには帰路のチェックポイントになるローソン五條住川町店があるが、今回は素通り。
木材団地へ上る峠を越えて、JR和歌山線沿いに進むルートは普段もよく通るルートだが、70km以上をオーバーペースで飛ばしてきているのでちょっとした上りがキツい。PC1でやや消化の悪いおにぎりを食べたせいか、胃が重たくしばらく調子が上がらなかった。
12:18、近鉄市尾駅と壺阪山間で金剛山と大和葛城山をバックにCARACLE-Sの雄姿を1枚だけ撮影。晴れていればなかなかの風景なのだが・・・まあ雨が降っていないだけ幸いだ。序盤のパンクとタイヤが低圧のことを除けば、ここまでCARACLE-Sは順調。猛虎四號から借用した革サドルのお陰で、お尻の痛みも無い。
交通量の多い国道169号線を通る正規ルートでなく、高取町役場とリベルテホールの間を通る回避ルートを進んでいく。このルートは古代の中街道らしく、自転車で走るには快適なルートで今後も使えそう。
12:25、近鉄明日香駅前交差点(87.8km地点)で国道169号線を横切り、県道209号線に入る。ここで追いついたロードバイクの参加者3人の後ろに着いたが、亀石交差点への上りで2人に道を譲られた。
勢いで残る1人も追い抜いたが、この方にはその先の甘樫の丘の脇を抜けるゆるい下りで追いつかれ、再び先行してもらった。どうやら平地や下りではこの方が速いようなので、上りで追いついても追い抜かず、しばらく追走が続いた。
12:35、雷交差点(90.9km地点)を右折して県道124号線に入る。道なりに県道15号線に入り、いくつかの分岐とアップダウンを越えて、国道166号線に入る忍阪東交差点(97.5km地点)を12:54に右折。
ここからが今日一番の難関。距離3.9km、標高差260mの女寄峠へ向かう上りが延々と続く。ここはさすがに追走をやめ、追い越させてもらった。上りなら小径車に不利はないし、個人的にも得意分野だ。とは言え、100km近くを走ってきた後の長い上りはなかなかタフだった。
この上りの途中で、折り返して来た友人と遭遇。事前に打ち合わせていた通り、車のキーを渡してゴール後の待機と、万一の時のレスキューをお願いした。私がこの地点に引き返してきたのは、ほぼ1時間後だった。この時点でそれだけ差がついていたことになる。
県道198号線に入り、13:18に女寄峠至近のピークに到達。ここが本日の最高標高地点だ(標高約370m)。
ゆるい下りを3.5km(標高差で50m)ほど下って、折り返し地点のPC2(チェックポイント)ローソン榛原篠楽店に到達。時刻は13:26。PC1ではタイムアウトまで33分しかなかったが、ここでも34分しかなかった。ホームセンターに立ち寄らなければ6分稼げたが、これはその後にパンクがなかったから言える結果論だろう。
ここが104.8km地点ということは、実は今回のコースは200kmちょうどではなく、ほぼ210kmある。後々、この10kmを恨めしく思うことになる。
無理をしてペースを上げてきているので、半分にしてかなり消耗している。正直、食欲もないが、無理をしてでもエネルギー補給は必要。暖かいものを摂ろうとカップうどんを購入し、携行しているあんぱんも腹に収めた。それでも、PC1でおにぎりが胃にもたれたので、消化の悪いものは避け、量も抑えて代わりに携行食をちょくちょく口に運ぶことにした。
20インチ折りたたみ車で200kmブルベに挑戦 その1 [BRM130泉佐野]
一昨年に初めてブルベに参加したが、昨年は大腿骨骨折や転職で参加を見送っていた。今年は自社商品のCARACLE-Sで参加することにした。世界最小サイズの20インチ折りたたみ自転車ながらも走行性能に優れていることを、身をもって証明しようという訳だ。とは言え、無理やりという気持ちはない。ブルベ参加は2回目だが、今回のコースは2年前に試走したことがある。正式に完走した別のコースに比べるとアップダウンが少なく、同じ200kmルートでも難易度は低い。これまでも100km超のロングライドを何回かこなしているし、CARACLE-Sの200km走破は充分に勝算があった。
ところが、どうも私がブルベに参加するとただでは済まないらしい。前回は雨、そして途中で大ポカをやって後半はドキドキしながら走っていた。今回はというと・・・追々、語っていこう。
まずは数日前には70%の雨予報にヤキモキさせられ、当日も3:50の起床時には、まだ雨が降っていた。天気は回復傾向とは言え、気象予報士によって予報はバラバラで、雨が残る可能性も考えなくてはならない状況。
今回も試走時や2年前のブルベと同じりんくう公園がスタート地点。まだ雨の残る中を一緒に参加する近所の友人を5時前に拾って、主催者紹介の駐車場に到着したのは5:45頃。幸い、この頃には雨はほとんど上がったが、走行中にまた悪化する可能性もある。トップはレインジャケットをアウターにして、ボトムもレインパンツをフロントバッグに携行した。その他、防水ソックスやグローブ、ヘルメットカバーも用意した。
自転車とウェアなどの装備を整えて、コンビニに寄ってからスタートまで移動。ブリーフィング開始の6:30ギリギリになってしまったが、参加証を渡して引き換えにブルベカードを受け取る。後ろに写っているのはサイトからダウンロードして、自分で印刷して持参したキューシートとコマ図。防水スプレーを掛け、フロントバッグのマップケースに収容する。
6:30過ぎから7:00出発組のブリーフィング開始。50人がエントリーしているはずだが、冬場の雨の可能性が高かったので、かなりのDNS(出走断念)が出たそうだ。その場にいたのは20数人に見えた。
160124の自転車いじり [CARACLE-Sブルベ仕様]
来週1/30(土)にブルベ「BRM130 泉佐野200km」が迫ってきた。昼前から用事があるので、冷蔵庫のような気温の朝から、CARACLE-Sのブルベ仕様準備作業。ブルベでは、天候や気温の変化や、身体や自転車のトラブルに自力で対応することが大原則。そのための装備なると・・・普段のトレーニングライド装備と大して変わらない(^_^;)。
元からマッドガードやフロントバッグを装備してレインウェアや救急キットは携行しているし、人気のない山中でトラブルが生じても対処ができるように、ある程度の工具やスペアパーツも携行している。
やることといえば、まずチェーンをはじめとする各部の注油。
続いて、タイヤなどの点検作業。タイヤのトレッドに埋まったガラス片は精密ドライバーで掻き出す。後輪はやや大きめの傷が多数あり、少しトレッドも減っている。そろそろ前後タイヤのローテーションをした方が良さそうだが、緊急性があるわけでもないので、今日は止めておく。下手に触って「寝た子を起こす」のが怖いのだ、
今回、一番の変更は革サドルの装着。先日のロングライドトレーニングでお尻が痛くなったので、猛虎四號から借用した。革サドル自体は昨日の社内トライアウト時にすでに装着してポジションを確認したが、問題はなさそう。困ったのはこれまでのサドルバッグが装着できないこと。サドルレールの角度が一般的なサドルと異なり、ワンタッチタイプのアタッチメントが装着できないことが多い。
代わりに手持ちのストラップ装着タイプを取り付けてみたが、これまでよりサイズが小さく、長い工具が収まらない。
携行する工具やスペアパーツはざっとこんな感じ。携帯ポンプはこれまでのサドルバッグにも収まらないので、フロントバッグに入れていたが、あとは全てサドルバッグに収めて、加えてワイヤーロックやセーフティライトも収めていた。理想を言えばもう一本スペアチューブを加えたいところだ。
急遽大きなサドルバッグを新たに調達することも考えたが、今回のブルベではトラブルさえなければ輪行はしない。
そこで今回はどこでもボトルケージボルダーで、ツール缶を装着することにした。容量はそこそこあるし、重心も下がるメリットもある。
通勤以外でナイトランをする機会は減ったが、ブルベではレギュレーション上ナイトランに備えた装備が義務付けられているし、実際にナイトランになる可能性もある。そこで画像の通り、リアセイフティライトには強力なAKSLEN TL-62Sを通勤用自転車から借用して装着。
デジカメを収めるミニポーチもシートポストに装着した。輪行前提なら難しい装備だ。