府県境峠越え100kmライド [鍋谷峠-(通称)犬鳴峠]

 週の初めに台風が通過した後も、にわか雨が多くぐずつき気味。やや涼しい日が続いたのはありがたかったが、今日は炎暑が戻ってくるらしい。先週末は上りがちょっとだけだったので、今週はしっかり峠を上ろう。

 いつものごとく4時起床で、5:30頃出発、のはずだったが家を出てからタイヤの空気の補充と心拍センサーを付けるのを忘れていたことに気付いた。引き返してゴソゴソした後、5:40頃再出発。まずは鍋谷峠に向かう。

 アプローチでは、脚がもうひとつスムーズに回らず身体が重い。とは言え、以前に比べればマシな方。早朝は気温が低いので、その意味では気持ちよく走れる。終日晴れの予報だったが、低い雲が立ちこめている。一瞬、雨がぱらついたりしたが、お陰で陽が射さないので気温が上がりにくいのだろう。

110723_064400 定点観測地点、父鬼集落下の温度計は21度を表示。先週の猛暑の中のライドを思えば、ホントに涼しい。この辺りから路面が徐々に濡れ始めた。ついさっきまで雨が降っていたようだ。

 いつものごとく、製材所前の鍋谷橋からアタックを開始。路面が濡れている箇所が多く、ダンシングで後輪がスリップするので走りにくい。心拍数165以上を目標にしたが、しんどくてそこまで上げられない。後で見ればアタック中の平均心拍数は160。

 タイム31分20秒で鍋谷峠に到着。7/2より1分35秒短縮できたのはまずまずとも言えるが、昨年はこの時期に30分を切っていた。やっぱり今年は厳しい。最後はスパートを掛けたが、それでも最高心拍数は181止まり。先週190まで上げられたのに、精神力の問題かひとりでは、なかなかそこまで上げられない。

 ただ、ようやく暑さに身体が順応してきたのか、汗がたくさん出るようになってきた。先週の酷暑ライドが荒療治になったのか? 上っていると、顔からポタポタとしずくが落ちる。ハンドル上のiPhoneホルダーを防水仕様にしておいて正解だ。

110723_072354 鍋谷峠も日差しはなく、気温表示も19度。ウィンドブレークベストとアームウォーマーを身にまとって和歌山側に下り始めたが、最初は寒いほどだった。

110723_074002 和歌山側も路面が濡れている箇所が多く、慎重に下る平の集落を見下ろすと、徐々に青空も増えてきたが、まだ雲は多い。

110723_074632 この集落は坂ばかりだが、地名は「平(たいら)」。下るにつれて徐々に乾いた路面が増えてきた。

110723_080002 R480のバイパス部分に入り、カーブの少ない道をノーブレーキで一気に下って・・・いる最中に、スピード表示がゼロのままであることに気が付いた。先週も正常に検知しない時があったが、今日もスピードセンサーの調子が悪いようだ。しばらくセンサー位置をいろいろ調整してみたが、回復しない。結局、これ以降はほとんどスピードを検知しなかった。当然、距離も正常に記録されていない。春先にケイデンスセンサーが不調で交換したばかりなのに、こんどはスピードセンサーだ。交換すると、また出費がかさむし、頭が痛い。

110723_083630 R24まで下って、コンビニに立ち寄ってパンをかじり、麻生津橋を渡って紀の川の南岸を西に向かって進む。今日の紀の川はかなり水量が多く、にごっている。台風やそれ以降の雨の影響だろう。8時半を過ぎて晴れ間が増えてきた。気温もぐんぐん上がっている。

110723_084312 荒見の堰の水面も茶色いが、青空が映っている。

110723_084440 堰の下流側は迫力満点。水量が多いので、轟々と音を立てて水煙が上がっている。

110723_085446 堰を過ぎると、堤防上に自転車歩行者専用道が続いている。今日はやや追い風気味で、気持ちよく走れる。平野は晴れているが、さっき越えてきた和泉山脈方面は雲をかぶっているところも多い。

110723_085952 竹房橋で折り返し。帰路は(通称)犬鳴峠を越えて帰阪する。橋を渡って北岸に戻り、R424とそれに続く県道62号線を北上。暑い時期に今日のコースを取ると、この辺りではかなり消耗しているものだが、意外と体力に余裕があり、心拍数140~150位で走り続けられる。

 本格的な上りにさしかかったが、県道62号線は交通量が多く、日陰もほとんどない。そして最後はトンネルなので敬遠している。いつものごとく、すぐに旧道(?)に逃げる。

 旧道は県道と同じく傾斜は結構キツいが、ほとんど車の通らない細道で、日陰が多い。それなりにしんどいのだが、さっきの鍋谷峠より心拍数も高めにキープできる。朝一の鍋谷峠はアップが済んでいなかったということだろうか、長距離コースの後半戦なのに自分ながら不思議だ。

110723_093316 気温はかなり上がっているので、汗みどろになる、峠が近づくと紀の川方面を見下ろすいい景色が広がっている。ここまで足を着かずに上ってこれたが、撮影のために一時停止。

110723_093632 ゲートのある最高地点まで到達。近くにゴミ焼却炉があるので風情はないが、峠のすぐ下の絶景もあり、上り応えのある峠だ。正式な峠名があるのかわからないが、県(府)道の池田隧道を含めてこの峠を「犬鳴峠」と呼ぶ例がネット上で散見される。峠に到るルート上に、犬鳴山不動尊や犬鳴山温泉があることがこの通称の由来だろうが、地図などに記載される正式な地名として犬鳴峠という名称は(福岡にある同名の峠を除けば)見当たらない。

 とは言え、この峠を示す地名がないと不便なので、私も「犬鳴峠」と呼ぶことにしている。この(通称)犬鳴峠から少し下ると、池田隧道の出口で県道62号線に合流する。ネット上の情報によると、さらにこの上に旧池田隧道があるそうなので、県道62号線の旧道とは、本来今通ってきたルートではなく、そちらになるのかもしれない。

110723_100120 ここからは熊取町まで、長いダウンヒル。府県境を越えて大阪府に入り、先ほどの(通称)犬鳴峠の由来、犬鳴山温泉を通る。

 後は間道やR170旧道などを経て家路についた。それなりにアップダウンを繰り返すルートながら、最後までへばることなくキビキビ走ることができた。自宅に近付くとiPhoneのCyclemeterの示す距離が99kmを越えている。ちょっと近所をひと回りして、100kmを突破してから終了とした。

 今日は後半の調子がよいように感じていたが、その割りには帰宅が正午の直前になってしまった。スタートが遅れたり、スピードセンサーの調整などでロスした時間もあるだろうが、実はそれほどペースは早くなかったようだ。体感とは当てにならない。それでも、炎天下の中で100kmコースを余裕を持って走れたので、復調を実感できた。この調子で、ノリクラ本番まで頑張ろう。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2011/07/23 5:40:41
 完了: 2011/07/23 11:49:38
 バイクタイム: 4:43:08
 停止時間: 1:25:49
 距離: 100.22km
 平均スピード: 時速 21.24 km
 最高スピード: 時速 65.98 km
 登り:1105 メートル
 カロリー: 2728 kcal

POLAR CS200CADの記録 (一時動作不良あり)
 走行距離: –.-km
 消費カロリー:3361kcal
 計測時間:6:08:58
 平均心拍数:129
 最大心拍数:181
 平均速度:–.-km/h
 最高速度:48.1km/h
 平均ケイデンス: 77
 最大ケイデンス:110
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:3:16:34
 ターゲットゾーン内時間:1:51:41
 ターゲットゾーン以上時間:1:00:43
 走行時間:2:35:22
 累計走行距離:1980.9km(2010年12月10日より)

■本日のフォトアルバム

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