桜過ぎ 大地鳴動 登り初め [鍋谷峠往復]
この冬はマラソンに本格的に取り組み、それでも堺市民マラソンが終わってからは自転車に復帰するつもりだった。ところが、最後のこのマラソンで足を痛め、その後も腰痛の悪化や、台湾出張、5月の合宿の下見、そして先週は爆弾低気圧と、まるで私が峠に上るのを阻止するかのように、様々な障害が立ちはだかった。結局、今年に入って自転車で走ったのは数えるほどで、それも峠らしい峠には行かず仕舞い。
今年もノリクラ(全日本マウンテンサイクリングin乗鞍)の抽選を突破し、そろそろ焦りも高まってくる。今日こそは、と出走準備をしていた早朝に地震が発生。堺は震度4とのことで、被害が出るような揺れでは無かったが、関西では珍しい大きめの地震で震源地が淡路島とは穏やかではない。阪神淡路大震災を思い出させるし、その淡路島は5月の合宿予定地だ。
今年は峠に行こうとする度に、何か起きる。さすがに、単なる偶然と笑っていられない気持ちにもなるが、山崩れが起きるような震度でもなかったので、予定通り出走した。
久々とあって、今日は手近な鍋谷峠の往復。近所の友達も同行してもらい、二人で勝手知ったるアプローチ走。友人が先頭を走ると、付いていくのが苦しい。ケイデンスを上げられず、重踏み気味で必死で付いていく。二人で走るとしみじみわかるが、脚力がかなり落ちている。
府道61号線、堺・和泉市境の南楽園峠(勝手に命名)を越えただけで、もうお腹いっぱいという気持ち(^_^;)。
父鬼集落下の温度計は3度を表示。4月も半ばというのにえらく冷え込んだので、ウェアもほぼ冬装備。半袖でもいいような気温の日もあるので、この時期は難しい。
いつものごとく、製材所前の鍋谷橋からアタック開始。今日の自転車が重量級のクロモリ車、猛虎参號ということもあるが、体力が落ちているので自転車が重い。ダンシングも上手くリズムが刻めずギクシャクする。猛虎参號にはハートレートモニタを装着していないので詳細は不明だが、心肺にはまだ余裕がある。とは言え、これはどうやら脚の方が先に限界が来て心肺が悲鳴を上げるところまで追い込めない、ということなので喜んではいられない。
どうにももどかしい今期初アタックだったが、タイムは31′24″。さすがに30分を大きく上回るタイムだったが、この時期にこのタイムなら、まだそんなにひどい状態ではない。これからトレーニングを重ねていけば、ノリクラまでに身体を仕上げることも充分可能だろう。自分の今の状態を把握するためにも、今日は自分の「物差し」である鍋谷峠に上りたかったのだ。
今日も猛虎参號だが、通勤仕様からナロータイヤ付きの軽量ホイールに替え、ペダルもビンディング。マッドガードは太タイヤ用のままなので不恰好だが、午前中ライドでそこまで換えるのも面倒だった。
帰路は寒さに震えながらダウンヒル。途中で何度も止まって手先を温め、父鬼集落ではちょっと引き返して自販機で温かい飲料を摂取した。
父鬼集落からは府道226号線(父鬼和気線)の延長線上にある新道に入った。しばらく来ないうちにR480の方が「止まれ」表示になり、交差する府道と新道の方が優先道路に変わっていた。Twitterで府道228号線(槇尾山仏並線)のバイパスが開通したと書き込んでいる方もあったが、それに関連して近辺の道路状況がだいぶ変わったようだ。
数年前に開通した府道226号線の延長線上にある新道は、きれいな2車線道路ながらめったに車が通らず、無駄な公共事業の典型のようなだが、自転車で走る分には非常に気持ちのいい道。とは言え、ちょっとしたアップダウンがあるので、府外脱出ライドやノリクラ直前の平日早朝トレの際にはタイムと体力のロスを恐れて敬遠してしまう。何だかんだで久々だった。いずれ、府道226号線の一部になり、府道228号線と繋がるのかもしれない。
接続する府道228号線(槇尾山仏並線)の整備のお陰で利便性が増し、以前よりは交通量も増えているようだが、相変わらず気持ちのいいルートだった。友人と軽い千切り合いになったが、あっという間に置き去りにされた(^_^;)。
府道228号線バイパス開通のお陰で、R170方面からの接続は、以前よりかなりわかりやすくなった。そこそこ展望も良いので、ロードバイク初心者にはオススメのルートだ。
R170旧道からは、ほぼ往路と同じ道を引き返し、10:30前には帰ってきた。自宅付近まで来るとポカポカ陽気で、今度はウィンドブレーカーを着ていると暑いほど。春先はこの温度差があるので、うかつに厚着もできず難しい。
これまで続いた色んな障害にちょっと不安になっていたが、久々の峠トレーニングは、幸い何事も無く終わった。ノリクラへ向けての課題は色々あるが、希望も持てる状態だったので、とにかく例年通り頑張っていこう。
余談だが、帰路の途中に段差を越えた際にツール缶が脱落してしまった。やはり、ストラップなどで留めておいた方が良さそうだ。それをきっかけに、もう少し大きなツール缶が欲しいと思っていることを伝えたら、友人が今使用していないものをくれた。mixi友のiwaさんの影響などで使い始めたツール缶だが、サドルバッグに比べて重心を下げる効果は予想以上で、自転車が軽快になる。
左が現在使用しているOGKの小型サイズ。右が友人からもらった大サイズ。サンツアーコンポがメインの猛虎参號及び四號で使用するには「SHIMANO」の大きなロゴが気になる所ではあるが、カラーと大きさはバッチリ。2台の猛虎號もシマノパーツが皆無というわけではないし、まあそのままでいいだろう。
もっとも最初は、「タイガースステッカーでも貼って、シマノロゴを隠そうか」と、シマノ党の友人に大変失礼な考えも頭をよぎったが(^_^;)。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2013/04/13 6:36:47
完了: 2013/04/13 10:25:05
バイクタイム: 3:48:05
停止時間: 3:12:20
距離: 52.92 km
平均スピード: 時速 13.92 km
登り: 1141 メートル (ここだけルートラボの数値。Cyclemeterは2661mを記録))
カロリー: 1739