青き空 白雲急ぐ 夏の坂 [千早峠(金剛トンネル)-紀(伊)見峠]
漢方薬を再開し、体調は復調に向かったかと思ったが、今日はまた絶不調。身体がだるく、脚もロクに回らない。それでもノリクラまで後三週間、しかも来週末は家族旅行で自転車に乗れないとなれば、今週末に走らないわけには行かない。重い体に鞭打って、5:30過ぎに自宅を出走。
幸い早朝はまだ涼しく感じる。最低気温は28度と決して低くないが、風があるし、湿気が少ないのだろうか? このところ鍋谷峠ばかりだったので、今日は河内長野方面に向かい、紀(伊)見峠を越え、千早峠(金剛トンネル)で戻るルートを考えたが、標高差の大きな千早峠が後半に来ることが不安な体調なので、ルートを反転して先に千早峠を上ることにした。最悪の場合、千早峠で引き返すこともできる。反対側に降りた場合、暑くなってから車に追われる紀(伊)見峠の和歌山側を上るのもイヤだが、標高は低いしトンネルで逃げる手もある。
河内長野駅に向かう西高野街道の先にはあくまで青い空が広がり、金剛山系がくっきりと見える。台風が近づいているので雲行きが心配だったが、今のところ問題無さそうだ。
河内長野駅で小休止して、駅の裏手の諸越橋で石川を渡り、千早峠へ上り始める。とは言え、アタックといえるようなペースではなく、軽いギアをカラカラと回して上り続けるのが精一杯。
観心寺前の温度計は23度を表示。ちょっと山間に入るとずいぶん涼しい。
シンドいながらも無理せずのんびりペースなので、何とか上り続けることができる。最後の急傾斜区間には石見川集落を見下ろすこんな風景もあるが、普段は上りでアタック中は撮影なんかしてられないし、下りで通るときは必然的に時間帯が遅くなるので車が多く、橋上は道幅が狭いのでのんびり撮影することも難しい。今日はどうせのんびりペースだし、あまりのキレイな青空に、停車して撮影。
7:30過ぎに千早峠に到着。タイムは56分59秒と7/21の記録より7分近く遅いが、今日はたどり着けただけでもホッとする。
峠の空はあくまで青く、台風の影響か白い雲が早足で流れていく。日差しが強いので木々のコントラストが際立ち、風が強いせいか空気が澄んでいる。なんと言うか、神秘的に感じるほどの風景。日本じゃないみたいだ。
峠でしばし逡巡したが、引き返さずに奈良側に降りることに決め、意を決して下り始める。調子の良い時は何とも思わないが、今日の体調と暑さでは一大決心が必要だった。
下る途中のいつもの撮影ポイントも、予想通りの絶景。
峠はそこそこ涼しかったので標高を下げるのが惜しく、吉野川(紀の川)まで降りずに山麓を横滑りするルートをたどったが、それでも暑さは尋常ではなく、日が当たると後ろからヒーターでも当てられているような錯覚さえ覚える。
景色もよく、交通量も少ない良いルートだが、普段敬遠しているのはそこそこ急なアップダウンが繰り返すから。上りの度にフルインナーに落とし、久々なのでコースミスをしたりと、半ば後悔しながらも距離はだいぶ短縮して和歌山県に入り、R371に合流。
無理はせず、のんびりと走り続けたおかげで、上り返しの紀(伊)見峠に無事到達。旧軌道跡の遊歩道と高野街道を通って河内長野駅まで下り、西高野街道を経て帰宅したのは11時前。この時間も充分に猛暑だったが、さらに気温が上がる前に帰宅できて何よりだった。早いところ、この体調不良が完全に治って欲しいものだ。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/08/04 5:32:34
完了: 2012/08/04 10:47:28
バイクタイム: 4:04:44
停止時間: 1:10:00
距離: 74.39 km
平均スピード: 時速 18.24 km
最高スピード: 時速 57.39 km
登り: 1577 メートル
カロリー: 1868 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: 74.7km
消費カロリー:2391kcal
計測時間:5:14:58
平均心拍数:117
最大心拍数:163
平均速度:18.3km/h
最高速度:57.1km/h
平均ケイデンス: 72
最大ケイデンス:100
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:3:41:27
ターゲットゾーン内時間:1:19:19
ターゲットゾーン以上時間:0:14:12
走行時間:4:05:05
累計走行距離:4407.5km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム