大阪府境の未走破峠、淀川以南はあと5個? [鍋谷峠-雄ノ山峠]
なんだかんだで、まともに自転車で距離を走ったのは、ほぼ1ヶ月前。ある程度の高さの峠を超えたのは昨年(大晦日)の話になってしまった。
今日こそは峠を登ろうと4時に起床したが、やはり寒いので準備に気が乗らない。いつもより約30分は余計にかかって、6:00に自宅を出走。今日も昼前ごろから北西の風がやや強くなりそうな予報で針路に悩んだが、とりあえず風の弱いうちに手近の鍋谷峠を越えて和歌山側に下りることにした。
父鬼集落の温度計はマイナス3度。もっと寒い時に上っていたこともあるので、そう驚く数字ではないが、最近は寒さに弱くなっているので下りのことを思うと憂鬱。
いつものごとく製材所前の鍋谷橋からのアタックを開始。と言っても、峠も久しぶりだし、今日は長距離走るつもりなので、軽めのアタック。久々の鍋谷峠はこんなにキツかったか? という、よそよそしさ。やっぱりずいぶん身体が鈍っている。
序盤にウグイスの声が聴こえ、「寒い中にも春の気配~♪」なんて独りごちていたが、そんな春気分を吹き飛ばすように、上るうちに白い物が路肩に、そして路面に現れだした。しばらく寒さが緩んだ日が続いていたので、雪は大丈夫かと思っていたが・・・。
それでもうっすら積もっている程度なのでナロータイヤでも問題なく(?)、8:10頃鍋谷峠に到着。結局、38分42秒もかかるのんびりペースだった。温度表示はマイナス5度。朝凪か、ほぼ無風なので気温ほどの寒さは感じない。
和歌山側に下るのはちょっと躊躇したが、積雪はわずかだし、和歌山側は南斜面なので大阪側よりマシだろうと、下りはじめた。案の定、ゆっくり走ればさほどの不安なく下っていくことができた。とは言え、自分で風を起こすだけ起こして、発熱量の少ない下りは寒い!
特に手の指がツラい。ミニカイロを手の平に直にあて、インナーグローブに、メインの厳冬期用グローブ、さらにオーバーグローブまで重ねていても、何度か停止して指を温めないと走り続けられない。40を越えてから冷え性がひどくなり、冬場のライドが億劫になってきている。パールイズミのヒーター入りグローブに惹かれているが、いかんせんお値段が高すぎる。オートバイ用とかを探してみようか?
ようやくのことで紀の川沿いまで降りてきて、麻生津大橋で南岸へ。晴天なので、平地に降りるとずいぶん暖かく感じる。風向き次第で針路を決めるつもりだったが、幸いまだ微風。どちらに進んでも良かったが、東側の峠は最近越えたところばかりだし、雪も心配。そんな訳で川を下る西に針路を取った。
どこで大阪方面に折り返すか考えながら走っていたが、高い峠は雪が心配。いっそのこと海まで出るか? とも思ったが、久々の鍋谷峠越えだけでかなり疲れてしまった。あまり長距離は厳しいなあ、と思いながら弱い東風に乗って何となく西に走り続けていると、北側の紀泉山脈を越えていく阪和高速道とJR阪和線が見えた。
そうだ、未走破の雄ノ山峠を越えよう、と決定。川辺橋で紀の川北岸に戻る。
お腹も空いてきたので、R26沿いで腹ごしらえすることにした。うどん屋を見つけたが、開店10分前。ウロウロしても他の候補があるかわからないので、11時の開店を待って店内へ。ライド中は、腹にもたれず、すぐにエネルギーに変わるうどんが一番。
早めの昼食後、旧道経由で県道64号線を北上し、峠道に入った。雄ノ山峠の和歌山側は急傾斜だという記述をネット上で見たことがあったが、序盤は思ったより楽。いつ来るかといつ来るかと楽しみに、ビクビクしていたら、ついに来ました。目の前に阪和道の橋梁を望むタイトターンの後は、一気に傾斜が増し、グイグイ登っていく。
うわさ通りのハードコース、と思ったが5分ほどで坂を登りきり、平坦に・・・。キツイのは一瞬だけでした。ちょっと残念だったが、同時にかなりホッとした。
後は緩い下り坂で、やがて府県境を越えて大阪府へ入った。国境の境橋には「日本最後の仇討ち場」の碑。1857年、「公式に」行われた最後の仇討の場だそうです(非公式の仇討ちはこの後も続いているようで)。
ひと下りして大阪平野に戻り、あとはひたすら府道30号線を北上。幸いなことに、やや強くなってきた風が南西の追い風。午後に西風から北風に変わっていく天気予報だったが、西風がやや南よりになったようだ。最悪の場合、北からの向かい風と戦うことを覚悟していた(と言うか、いざとなったら輪行で逃げようと思ってたが(^_^;))ので、ラッキーだった。
府道30号線は序盤は低いとはいえアップダウンが繰り返し、後半は交通量と信号も増えてやや走りにくいルートだが、追い風のお陰で比較的ペースは早い。とは言え、極寒の鍋谷峠と久々の長距離ライドに疲れ切り、終盤はもうヘロヘロ。14:30頃、何とか自走で帰宅した。100kmをわずか越えた程度のこの体たらくに、自転車足の退化を実感。トレーニング不足は正直に結果に現れてくる。
まあ、冬場はジョギングなど自転車以外のこともしているし、自転車もトレーニングと言うより、ツーリング主体でのんびり走るつもりだ。
今日の雄ノ山峠で、またひとつ大阪府境の未走破峠が減った。北の方はまだまだ行っていない峠が多いが、気が付けば(自転車で走れる)淀川以南の府境の峠はほとんど走破している。残りはあとわずかで、枚方近辺の低いものを除くと峠道はたぶんあと5個だろう。近い目標として、淀川以南の府県境全走破を目標にするのも面白いかもしれない。
◆淀川以南の大阪府境の峠(自転車走行可)
- 走破済み:洞ヶ峠(R1)、河内峠(R307)、交野峠(府道7号線)、名称不明(R168)、清滝峠(R163)、暗峠(R308)、信貴山(通称ぶどう坂)、信貴山(高井田ルート)、信貴山(府道183号線)、穴虫峠(R703)、竹内峠(R166)、水越峠(R309)、千早峠(R310)、紀(伊)見峠(R371)、蔵王峠(府道61号線)、七越峠、鍋谷峠(R480)、和泉葛城山(牛滝ルート)、和泉葛城山(蕎原ルート)、和泉葛城山(粉河ルート)、和泉葛城山(中尾ルート)、和泉葛城山(犬鳴ルート) 、通称犬鳴峠(府道62号線)、風吹峠(府道63号線)、雄ノ山峠(府道64号線)、孝子峠(R26)、大川峠(府道65号線)
- 未走破:和泉葛城山(塔原ルート)、梅ノ木峠(府道71号線)、名称不明(府道8号線/阪奈道路)、木ノ本峠(府道751号線)、猿坂峠(府道751号線)
- 番外:高安山(信貴生駒スカイライン) ※信貴生駒スカイラインは自転車走行不可。ゲートを通らずに誤進入してしまい、気付かずにここまで上ってしまった。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/02/11 6:01:27
完了: 2012/02/11 14:26:06
バイクタイム: 5:12:14
停止時間: 3:12:08
距離: 107.86 km
平均スピード: 時速 20.73 km
最高スピード: 時速 57.60 km
登り: 1003 メートル
カロリー: 2392 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: –.-km
消費カロリー:4423kcal
計測時間:8:24:16
平均心拍数:126
最大心拍数:171
平均速度:–.-km/h
最高速度:–.-km/h
平均ケイデンス: 81
最大ケイデンス:113
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:4:34:24
ターゲットゾーン内時間:3:04:25
ターゲットゾーン以上時間:0:45:27
走行時間:-:–:–
累計走行距離:3365.0km(2010年12月10日より)
※スピードセンサー不調
■本日のフォトアルバム