逆風との戦い再び [淡路島ツーリング]
今日は仕事でお世話になっているショップさんのイベントに参加させてもらった。舞台は淡路島。先月アワイチしたばかりなので勝手がわかるし、多少はお手伝いできるかも思っていたが、結果としては参加者として楽しんだだけで、大してお役に立てなかった。
神戸マラソンの開催日とあって道路状況が心配だったが、まずまずスムーズに進んで8:15くらいには明石港に到着。ほとんどの自転車は、車へ積み込むために前輪を外していたので組み立て。私はマッドガードもあるので、ちょっと手間取る。
今回、驚いたのはお子さんを連れて参加された女性がいたこと。2班に別れるうち、短い方のポタリング班とは言え50kmのコースを、お子さんをチャイルドキャリアに載せて走るというのだ(驚)。
その自転車。弊社のESGEダブルレッグスタンドを装着いただいております(宣伝)。
ロードバイクが多いが、MTBや内装変速機付きピスト、小径車も。
9:00発の高速船(淡路ジェノバライン)に乗り込み、いざ出航。
乗船時に係員から言われてはいたが、今日は風が強く海は大荒れ。かなりの揺れで、何かにつかまっていないと危険なほど。短時間だから良かったが、この調子で30分も揺られたら嘔吐していただろう。上のデッキに自転車を持ち上げたが、やはり波しぶきが飛んでくる。鉄フレームの自転車乗りとしては、サビが心配。
無事(?)、淡路島は岩屋港に上陸。サイクリング班(約100km)とポタリング班(約50km)に別れ、9:20頃出走。もちろん私はサイクリング班だ。この間アワイチしたばかりと話していたせいか、先頭走者のご指名(^_^;)。
サイクリング班は10名。強い追い風に乗って快調に走りだしたが、まずは最初に目についたコンビニに立ち寄った。
オートバイのイベントがあるらしく、ものすごい数のオートバイが走っていた。パトカーの先導があったので、健全なイベントなのだろう。
堺では明け方に雨が降ったので心配していたが、淡路島は快晴の青空。念のため持ってきたレインウェアが重たく、恨めしい。
ペースの違いもあり、サイクリング班をさらに2つに分け、一路南へ。今日は北西の風9mの予報。後半の向かい風を予想していたが、地形により風が巻くのか、前半から追い風ばかりでなく斜めや横からも強風が吹いて、ハンドルが取られる。交通量も多いので、気を使う。
大谷のコンビニに立ち寄ったのが10:40頃。なかなか後ろの班が追い付いてこないので心配したが、約20分後に合流。景色のいい所で休憩したりしていたそうだ。
初めての参加で勝手が掴めず、後半の向かい風も予想していたので先を急いでいたが、そう言うノリでよいのならと、先日のアワイチの際に立ち寄った厚浜のバス停脇の展望所に立ち寄ってみた。
洲本中心部に着き、後続班と合流して昼食。大正時代に建てられたレンガ造りの工場跡を利用した「淡路ごちそう館 御食国(みけつくに)」に入った。
私は「みけつくに焼肉丼」を注文。淡路島らしくタマネギがたっぷり(肉は恐らく淡路牛ではないが・・・)。予想外にボリュームがあり、ツーリング途中だというのにお腹一杯。サラダバイキングをプラスしたのは余計だった。
昼食後はR28や県道128号線を繋いで内陸部を西に進む。いよいよ、向かい風だ。それも淡路ふれあい公園付近の低い峠を越えてからは、海に近付くにつれて風はどんどん強くなる。下ハンを握りしめて必死で足を回すが、さっぱりスピードを上げられない。
見かねて交代を買って出てくれた方に、先頭を引いてもらった。小径車でもかかわらずぐいぐいと走り、着いていくのに必死。お陰でペースは上がったが、後続班がコースを間違えて遅れることが判明。
海岸線に出た湊のコンビニに着いたのが14時頃。ここで休憩し、後続班を待とうとしたが、計算するとかなり時間がかかりそう。長居もしづらいので、先行することにした。
西海岸をひたすら北上するが、相変わらず風に悩まされる。少し内陸に入ったところで風が弱まることもあるが、基本的に斜め前から強風が吹き続ける。あちこちで波が道路にまで上がってきて路面が濡れ、しぶきが身体や自転車に降りかかる。アイウェアまで吹きつける波しぶきで塩を吹き、まだらになってきた。おまけに雲も多くなってきて、寒々しい。
ほぼ前回のアワイチと同じ展開だが、今回は完全一周ではないので距離も短く、前を引いてくれる方がいるのでまだ気が楽。「これはツーリングやなくて、トレーニングですね」なんて話をできるのも仲間がいるから。北淡図書館のそばに焼き穴子で有名なお店があるとのことで、皆でそれを楽しみに走る。
16時過ぎに、富島で魚増鮮魚店に立ち寄り、待望の焼き穴子をゲット・・・しようとしたら、本日は売り切れとのこと。残念。
気を取り直して、走りを再開。淡路島名物の発電風車は、恐らくこれが最北で見納め。
自分たちの長い影が斜め前方に伸びる。振り返ると、太陽がかなり地平線に近付き、まもなく日没。
今回も長い苦闘だったが、夕やみ迫る16:30頃、ようやく明石大橋が見えてきた。
江崎灯台付近で、淡路島最北端を通過。風はいきなり追い風になる。スピード上げて、16:40頃に道の駅あわじに到着。ここで後続班を待ちながら軽く食事を摂り、大休止。もうスタート&ゴールの岩屋港は目前なので、のんびり。
今日の走りを振り返りながら1時間近くのんびりしていたが、ポタリング班が岩屋港に着いたとの連絡があり、我々も岩屋港に向かうことにした。すっかり暗くなった17:40頃、我々も岩屋港にゴール。天気予報通り気温がどんどん下がっていて、かなり寒い。
チャイルドキャリアの母子連れも無事(?)ゴールしていたが、さすがにお子さんは寒そう。20kmくらいはあの向かい風の中を走ってきたのだから、このお母さんはスゴい。
18:40発の高速船で明石に向かったが、今回は上部デッキに自転車を上げられず、後部デッキに自転車を固定。寒いので、とてもデッキ席にはいられず船室に入った。
帰りの船も揺れる揺れる。明石港に着いたら、自転車はやっぱり波しぶきをかぶり、あちこち濡れている。面倒だが、今回も水洗いしなくては。
またも車に分乗して阪神高速に乗る。幸い、神戸マラソンの影響はなかったようで、渋滞する事もなくスムーズにお店に戻ってきた。20:45頃解散。苦しいながらも充実した一日が終わった。
一人で走るのもいいが、苦楽を共有できる仲間と走るのもまた楽しい。これからもこんな機会には積極的に参加していきたいと思う。淡路島は2回連続で風に泣かされたので、今度は風の弱い時にまた走りたいものだ。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
・走行距離:約98km
※Cyclemeter、POLAR CS200CAD共に不調で記録失敗
■本日のフォトアルバム