チームCARACLE坂トレ [勝尾寺-箕面の滝 往復]
休日出勤を続けた6月が終わり、今週末は1ヶ月以上ぶりに週休二日。予定満載の2日間の最初は、チームCARACLEの坂トレ。今回はT田さんプロデュースの北摂ヒルクライム練習会。
自走で北摂まで向かうとかなり早起きをしないといけないし、山を上る前に「終わって」しまいそうなので、今回は久々にCARACLE-S本来の機能(=折りたたみ)を活かして、輪行することにした。
5:25自宅出走。15分ほどで、自宅から4kmほどの地下鉄なかもず駅に到着し、ここから輪行で北に向かう。。
CARACLE-Sはカスタマイズすれば100km程度は難なく走れてしまうし、時間もなかなか取れない中、トレーニング時間を少しでも増やすために輪行の機会が減っていた。折りたたむと、20インチタイヤからはみ出さないサイズに収まる折りたたみサイズはやはり非常にコンパクト。
テレスコピックシートポストやドロップハンドル、折りたためないペダルを装着していることで、標準仕様より大きさは増しているが、それでも専用輪行袋「トレバッグ」には何とか収まる。
この写真をfacebookにアップしたら、友人から「輪行袋を開けると、ボトルがすぐ、飲めそうな場所にあることが素晴らしい」とのコメントをもらった。
このコメントに気づく前に、自分でも列車の中で簡単にボトルが取り出せることを便利だと感じていたので、我が意を得たりというところ。
輪行袋を担いで地下鉄御堂筋線に乗り込む。今日は乗り換えもなく、走行時の重量増を抑えるために専用キャスターは省き、適当なストラップを車体に通してショルダーベルトにしてみた。CARACLE-Sが小さすぎて上げ下ろしの際に身をかがめる必要があるが、一度担いでしまえば意外と軽く感じた。
車内に持ち込み、始発のなかもず駅から終点の北大阪急行千里中央まで移動する。途中で空席がなくなる混み方だったが、状態海外旅行用のスーツケースに収まる超小型サイズなので、鉄道の中でもジャマになりにくい。
約50分間の乗車の後、6:50頃千里中央駅を降りて、CARACLE-Sの組み立て。
スズカエンデューロ決戦仕様でハンドルポストのテレスコピック部分のQRをボルト&ナットに交換したままだったので、ちょっと手間取った。
組み上がれば20インチ車ながらホイールベース106cmで、直進安定性に優れた自転車が出現する。
トイレに行ったり、飲料を買い出しした後、7:10に千里中央駅を出走。千里の住宅街をアップダウンしながら北東へ約5km走って、チームメンバーと合流する大阪モノレール豊川駅そばのコンビニへ。
他の2人は吹田から自走して来ており、私が買い出しをしている間に彼らも到着。
今日はF永さんとT田さんと3人で勝尾寺方面へ向かう。CARACLE-S(のカスタマイズ車)が3台並んだ。
再出走して大阪モノレールに沿って北に向かう。今日は朝からうだる暑さで、強い陽射しが照りつけた。すっかり真夏の風景で、これは梅雨明けだろうと思えるほど。
道すがらのアジサイも元気がなくなっており、一方で水田の稲は力強さを増して青々としている。
粟生間谷2丁目交差点で左折して府道4号線に入ると、次第に傾斜が増してくる。ここから勝尾寺までが、今日一発目のヒルクライムポイント。
家並みが途切れて山中に入ると本格的にアタックを開始。途端にT田さんが猛スピードで前方に消えていく。
私はまだウォーミングアップがてら、やや抑えめで上っていく。心拍数は170を越えないことを意識していたが、もちろん全力でもT田さんに着いていけるわけではない(^_^;)。私の後ろにはF永さんがピタリと張り付いている。
府道43号線と分れる分岐を過ぎると交通量が減り、谷筋を離れて時折木々の間から大阪平野が見下ろせる。次第に心拍数を上げながら上り続け、標高差300m程度、6kmちょっとのヒルクライムを経て8:20頃、勝尾寺に到着。
一発目は様子見のつもりだったが、すでに汗ダラダラで、かなり脚を使ってしまった。
このルートは自転車乗りが多く、次から次へと自転車が上がってくる。
すぐ後ろにはビアンキのミニベロに乗った子ども(中学生?)が着いて来ており、「チームCARACLEが一人増えてた」とのT田さんの談。
ひと息ついて、先に進む。勝尾寺からちょっとだけ上っていくとすぐにピーク。
ピークを越えて、西に向かって下っていく。夏の暑さはツラいが、下りの涼しさは夏にしか味わえない気持ちよさ。最近はUV対策で夏でもロング上下の方が多いが、もったいない話だ。
府道4号線は途中で右折して北上していくが、我々は直進して府道43号線に入る。
箕面の滝付近はほぼ平坦の区間があり、タイトカーブが連続する。今日は名物(?)の猿の姿が見えなかった。
この辺りは独身時代に何度か逆方向から上ってきたことがあるはずなのだが、勝尾寺を通った記憶が無い。途中の分岐を曲がって、府道4号線を進んでいたのか?
最後はつづら折りの坂を一気に下っていく。ところどころ景観が開ける場所もあり、青空の下の大阪平野がキレイ。
今日の風景は本当に真夏だ。これからの時期のトレーニングは大変だが、ノリクラに向けて頑張らねば。
ここで、以前お会いしたCARACLE-Sオーナーと再会。販売店でたまたま顔を合わせ、CARACLE-Sに興味を持っておられたので直接ご紹介したところ、購入を決めて頂いた。今日はロードバイクでいらしたが、お仲間に「とても小さくなるし、よく走る」と紹介していただいたのが、とてもうれしい出来事だった。
ここから、今度は逆コースでもう一度勝尾寺まで上る。今度は私も全開モードで、心拍数は序盤の急坂から170を越える。F永さんは「坂嫌い」と、もうひとつ本気を出していない様子。
先頭切ってアタックを開始したが、T田さんもF永さんに付き添って、本気では走っていない様子。スルスルッと追いついてきて「一気に勝尾寺まで止まらずに行きましょう」と告げ、また後方に下がっていく。余裕綽々だ(^_^;)。
ともあれ、ヒルクライムの敵は自分自身。箕面の滝付近の平坦区間でもできるだけ踏み込み、終盤の坂では心拍数180超まで追い込んでいく。
にも関わらず、後から迫るT田さんの姿がバックミラーに映った、と思った次の瞬間に一気にぶち抜かれた。普通、上りではバックミラーに映っても、抜かれるまでにかなり時間がかかるものだが・・・。セーブしてくれているであろうT田さんの後ろに必死で食らいつき、最終盤で心拍数は久々に190まで到達。酸欠で視野が狭くなり、目に映る景色が赤っぽい黄色に見えてくる。それでも最後はついていけなくなり、引き離されてピークを通過。何とか、勝尾寺にゴール。
「黄色い色は幸せの色。抜け殻になる寸前の色」とは、マンガ弱虫ペダルの登場人物のセリフだが、確かに抜け殻になる寸前まで追い込むと、見える景色が黄色っぽくなる。
こちらは汗だくの身体でへたり込んだが、T田さんはまだ余裕がある。
しばらくすると、F永さんが涼しい顔で上がってきた。もうちょっと追い込んでくださいよお。
小休止の後は、往路と同じルートを引き返す。すっかり消耗したが、ロングダウンヒルは気持ちいい。
山麓まで降りてくると、一気に気温が上がる。コンビニで一息入れ、ガリガリ君投入。10時過ぎには、チームCARACLEの坂トレ終了。
短いながらも、かなり追い込むことができたので、満足度が高い朝トレだった。
帰路はお二人と一緒に吹田まで走り、そこからは一人で自走で一路南下。淀川を越える豊里大橋から見える、青い空と白い雲の夏空に目を奪われた。
帰路は酷暑の中で、かなり強い向かい風。すっかり売り切れた身体では、非常に苦しい道のりで、帰りこそ輪行したかった。
それでも何とか堺まで戻って来て、大泉緑地に立ち寄り。この週末は第33回全日本BMX選手権大会の会場となっており、たくさんのBMXが走り回っている。
今回は大学の後輩に当たるYさんも出場するため大阪にやってきていたので、あいさつに寄ったのだ。
お互いに日本大学出身で、私は経済学部のサイクリング部、Yさんは生産工学部のサイクリング部と別組織のOBながら、共通の友人を通じて数年前に知り合った。
勤務先で商品化したBMX用延長シートポスト「X-TENDER」は、彼の発案によるものだ。
今晩は夕食をご一緒する約束をしてお別れし、14:15に帰宅した。思い切り追い込んだヒルクライムと、炎天下の向かい風はかなり疲れたが、いいトレーニングにはなっただろう。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
CyclemeterGPSの記録
スタート: 2016/07/02 7:10:30
自転車完了: 2016/07/02 14:15:02
バイクタイム: 4:00:06
停止時間: 3:04:15
距離: 83.16 km
平均スピード: 時速 20.78 km/h
登り: 644 m
カロリー: 2803 kcal
平均心拍数: 132 bpm
最大心拍数: 190 bpm
平均ペダルペース: 60 rpm
最高ペダルペース: 126 rpm
今月の走行距離: 113 km
今年の走行距離: 4549 km
[…] 7/2(土)は友人の出場がないこともあって、チームCARACLEのトレーニングの後でちょっと顔を出しただけでしたが、7/3(日)は一眼カメラを抱えてじっくり観戦しました。 […]