鍋谷峠-紀見峠

【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】

 昨日の地震は、大阪でもゆったりした揺れが長く続き、最初はめまいかと思った。ちょうど船に乗っているような感覚で、それ以来頭が重かったが、帰宅してテレビの映像を見ているうちに本格的に頭が痛くなってきた。首都圏で暮らした時期も長かったし、今も友人たちが沢山いる。東北方面も仕事や旅行で何度も訪れており、他人事と思えない。家族持ちの身としては、我が家が被災した時のことも考えてしまい、気が滅入ってしまった。

 朝起きても軽い頭痛が残っており、関東の友人たちも帰宅できずに苦労したりしているので、いつものようにトレーニングに出ることに躊躇した。それでも、私が行動を自粛しても被災者にいい影響があるわけでもないので、あえていつも通りの行動をすることにした。

 困っている人たちのために何ができるか、それはこれから考えよう。被災していない地域の人間は、まずはいつも通り仕事をしていつも通り遊び、自分自身の身心の健康を維持すること、そしてお金を使うことが一番大事だ。皆が自粛してしまうと経済的なダメージがむしろ大きくなり、復旧にも悪影響を及ぼしたのは阪神大震災の時の経験から学んでいるのだし。

 少しずつ起床時間を早めており、今日は6時頃出走。先週末以上の冷え込みで水たまりには氷が張っている。出発したものの気は重く、頭も重い。どこまで走れるかわからないので、取りあえずは手近な鍋谷峠に向かった。

 序盤は重い身体を持て余しながら進んだが、鍋谷峠でアタックを開始すると次第に身体がスムーズに動き出した。とは言え、製材所からのタイムは32分02秒と先々週より40秒以上遅い。

 何とか走り続けられそうだと和歌山県側に降りて紀の川南岸を東進し、帰路は紀見峠を越えて帰阪した。後半に行くほど身体が軽くなり、頭痛も完全に消えた。体調が思わしくなかった理由は、やっぱり精神的なものだったようで、いつもと同じような行動を取ることで、気分が落ち着いたようだ。

 こんなことでは自分が被災したときが思いやられる。20代の独身のころ身体に不自由もなく、野宿はお手のものだったので、何とでもなると気楽に構えていた。ところが、今は何年も腰痛に悩まされ、四十肩も完治していない。キャンプもご無沙汰だ。この身体では子供を抱えて動くこともままならない。いざというときに家族を守れる自信が持てないのがつらいところだ。

 以下、フォトギャラリーです

110312_070610  父鬼集落の温度計は氷点下。3月とは言え寒い。

110312_075155  鍋谷峠にはまだ雪が残っている。


 

110312_081425  梅の産地だけあって、和歌山側にはあちこちに梅の花が咲いている。

110312_082451  大門口橋を渡って紀の川南岸へ


110312_085243  東進して九度山の真田庵へちょっと寄り道。真田昌幸、幸村(信繁)が蟄居していた旧跡だ。

110312_091500  R371バイパスの延長線上の新しい橋が完成していたので、この橋を渡って紀の川北岸に戻る。


110312_100645  帰路の紀(伊)見峠着は10時過ぎ。うっかりレンズに指がかかってしまった。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeter
 スタート: 2011/03/12 06:02:00
 完了: 2011/03/12 11:21:03
 バイクタイム: 4:14:50
 停止時間: 1:03:55
 距離: 89.55 km
 平均スピード: 時速 21.08 km
 最高スピード: 時速 65.53 km
 登り: 1092 メートル
 降り: 1105 メートル
 カロリー: 2041

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: 82.2km
 消費カロリー:3442kcal
 計測時間:5:19:10
 平均心拍数:139
 最大心拍数:187
 平均速度:18.4km/h
 最高速度:54.0km/h
 平均ケイデンス: —
 最大ケイデンス:—
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:1:32:35
 ターゲットゾーン内時間:2:43:18
 ターゲットゾーン以上時間:1:03:17
 走行時間:4:27:14
 累計走行距離: 761.4km(2010年12月10日より)


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