帰省ライド [堺-大和川-法隆寺-富雄川-枚方]
シルバーウィークに入って晴天が続いているが公私の諸事情でなかなか走れず、7/20の御堂筋サイクルピクニック(お仕事で出展)の行き帰りに40kmほど走っただけだった。
今日はようやく時間が取れたが、実は9/12のチームCARACLE峠練習以来、持病の関節痛のひとつ、左ヒザ痛が悪化している。軽負荷で回す分にはほとんど痛みはないが、上りなどで力を入れて踏み込むと鈍い痛みを感じる。そんなわけでヒルクライムトレーニングは断念し、平地のロングライドがてら枚方の実家にノリクラの土産を持っていくことにした。
とは言え、大阪平野を走って行くとずっと街中なので、奈良盆地経由で枚方に向かうことにした。距離は十数キロ伸びるが、せっかくの秋の晴天を街中だけで終わらせるのは惜しいし、大和川沿いを遡れば峠らしい峠を上ることなく奈良盆地に入れる。8時頃出発して、まずは大和川北岸堤防上のサイクリングロードへ。
今日も晴天で行く手の二上山もくっきり。朝のうちは涼しく、やや追い風気味で気持ちよく走れる。意外なことにサイクリングロードも空いていた。特に土日は自転車や歩行者が多く、速度も出せないので最近は避けることが多いが、もっと遠くへ出掛けている人が多いのだろうか?
サイクリングロードは国豊橋で終わり、橋を渡る国道25号線でなく、府道183号線で大和川北岸を進み続ける。青谷方面には上らず川沿いを進み続け、JR大和路線を超えたところで「河内堅上駅」の看板のある左の細道に入る。
十数メートルだけダートを走って「ふたつ目」の陸橋で再びJRを越え、田畑の間の細道を進んでいく。ちょっとわかりにくいし、道もグネグネの細道だが、青谷の急坂を上らずに河内堅上駅にたどり着ける
今日期待していたのは、9/13はつぼみばかりだった曼珠沙華(彼岸花)。残念ながら、今日はすでに盛りを過ぎたものが多かったが、田舎道の花が美しい。
河内堅上駅前を通過し、大和川北岸を進み続ける。対岸には国道25号線を通る車が見え、頭上をJR大和路線が通過していくが、北岸はほぼ車の通行のない静かな道が続いている。
亀の瀬地すべり対策事業地区に急坂があるので対岸の国道25号線に渡ろうかとも思ったが、何とかローギアで上り切り、峠八幡神社を越えれて下れば奈良県に入る。
王子の中心部を対岸に見ながら大和川北岸を進み、支流の竜田川沿いに入り、さらに一部しか開通していない国道25号線のバイパスで東に進み、突き当りで北上して藤ノ木古墳前へ。
そうのんびりしていたつもりはないのだが、すでに出発から2時間以上が経過。道のりの半分ちょっとしか進んでいない。両親と昼食を食べることにしているので、ここからは急ぎ足。
のんびり楽しみたい風景を横目に見ながら、富雄川まで県道9号線でショートカット。幸い追い風気味で、富雄川沿いをひたすらハイペースで遡る。約1時間、飲料の補給以外は寄り道せずに走り続け、11時過ぎに国道163号線を越えた。このまま富雄川を遡って最上流部のくろんど池を経て県道(府道)7号線を進んだことは以前もあるが、今日はキツい上りを避けて時間短縮のために、国道163号線の一本北側の細道を越えて国道168号線に入った。
この辺が最後のチャンスになりそうなので、曼珠沙華の写真をパチリ。
この他にも立ち止まりたいところはいくつもあったが、その後は全て素通り。交通量の多い国道168号線を下って交野市に入り、枚方市の端にある実家に11:45頃到着。なんとか昼前。
両親と食事を摂って、お土産を渡して実家を出発したのが13:45頃。枚方から奈良盆地に上がるルートは急坂ばかりなので、帰路は素直に大阪平野を進む。
第二京阪道路沿いには自転車道が整備されているが、信号が多くその度に紆余曲折してさっぱりペースが上がらない。寝屋川より京都側はアップダウンも多くて快適なルートとはいえない。それでも交通量の多い他のルートよりはましかと中央環状線付近まで進んだ。
近畿道の下を通る(新)中央環状線は、交通量が多く、自転車で線路をスムーズに越えられない箇所がいくつもあるので走りにくい。いつもルートに迷うが、今日は旧中央環状線(府道2号線)を南下してみた。今日は交通量も少なく、まずまず走りやすかった。
真夏ほどではないが、気温がかなり上がり、暑い。飲料が無くなって、往路に続いて途中で補給。ダブルボトルでくるべきだった。風は時折逆に巻くが、ほぼ追い風基調。運良く風向きが変わって、行きも帰りも気持ちよく走ることができた。
余談だが、旧中央環状線沿いに、日ポリ加工のショールームがあった。タイガースファンには「バースのバス」のCMで馴染み深く、近畿道沿いのマンションの屋上にも長年ランディ・バース氏が入浴している大きな看板があった。通る度に拝んでいたものだったが、最近姿を消して寂しく感じていた。
このショールームにも一切バースを伺わせるものはなく、契約が終了したのかもしれない。ランディ・バースを日本では「バース」と表記しているが、原音は「バス」に近いらしい。一節にはグループ内のバス会社と紛らわしいので、「バース」という表記になったとか。新聞に「阪神バス大爆発」などと見出しが踊ると、誤解されるということだ。「バスのバス」だと、ひねりも何もなく「そのままやんけ」というところなので、日ポリ加工の印象も変わっていただろう。
旧中央環状線はやや東にずれていくので、西に横滑りして大和川沿いに。近鉄南大阪線の踏切を渡って下高野橋を渡って南下し、堺の自宅へは16時頃帰着。終わってみれば100km超のロングライドだった。この距離でも、幸いヒザの痛みは悪化することはなかった。少なくとも平地なら問題なさそうだ。
今日は試しにCARACLE-Sのリア側にバッグを装着してみた。CARACLE-Sを購入してくれた先輩がすでに実践していたのだが、リキセンカウルのアタッチメント「エクステンダー」は結構高価。かなり後ろに突き出す構造だし、折りたたみをしやすくするためには高い位置に装着せざるを得ないので、走行時の安定性にも不安があった。
そんな訳で新品の購入をためらっていたが、通勤車の検証用BBを購入する際に、エクステンダーの中古品が目に入った。価格も手頃だったので、ついでに購入した。
走り始めはハンドリングが軽くなりすぎてちょっとふらついたが、少し走ると違和感はほとんどなくなった。元々猛虎参號時代から20年以上大型サドルバッグ主体だったので、馴染みの重量配分なのだ。
上りで立ち漕ぎになっても後輪のグリップが確保しやすいことや、ライト等の装着場所に悩まなくてもいいというメリットはCARACLE-Sでも有効だが、いくつか難点もある。
まず、現在の装着位置ではこれまで通りに折りたたみできない。シートを下げるのでなく、テレスコピック式のシートポストの上部を抜くか、アタッチメントをいちいち外す必要がある。標準仕様の非テレスコピックシートポストでは、アタッチメントを外さないとシートポストが下がりきらず、自立しないだろう。
もうひとつは、アタッチメント一箇所で固定するだけなので、若干のバッグの揺れを感じることがあった。猛虎四號では、サドルバッグをキャリア上に大判のベルクロシートで固定し、サドルからもストラップで吊るので固定力が高い。ギリギリまで低く、前よりの位置にキャリアを設置しているので、大型バッグながら走行性能に与える影響が少ない。
別売りのバンドを追加購入すれば、エクステンダーの装着位置を下げることは不可能ではないが、折りたたみが面倒になる。前後位置は別タイプの「キャディー」に交換すればオフセットが減らせるが、今度は恐らく近すぎて足に当たるだろう。
走行性能だけならリア装着が望ましいが、折りたたみ運用を考えるとフロント装着もメリットが大きい。さてさて、どうするか?
■コースマップ
・ルートラボ http://yahoo.jp/O7sar5
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2015/09/22 8:05:11
自転車完了: 2015/09/22 15:58:49
バイクタイム: 4:26:29
停止時間: 3:26:58
距離: 104.76 km
平均スピード: 時速 23.59 km/h
登り: 205 m
カロリー: 2822 kcal
平均心拍数: 125 bpm
最大心拍数: 171 bpm
平均ペダルペース: rpm
最高ペダルペース: rpm
今月の走行距離: 529 km
今年の走行距離: 4983 km
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