ノリクラ2010本番その2
【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】
「ノリクラ2010本番その1」よりの続き
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7:30のチャンピオンクラスのスタートを皮切りに、各クラスがスタートしていく。徐々に緊張が高まり、我々のスタートも近付く。「スタート30秒前」の声に、MP3プレーヤーのボタンを押して六甲颪を流し始めると、周囲から失笑や「スゲッ」「今年もキター」という声が聞こえてくる。そして、7:48スタート。
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今年のレースクイーンは2人ともかわいいと評判だったが、スタート時も距離があったし、私自身は競技を終えて降りてくるまで見かけることはなかった。この画像はヨメさんが撮影したもの。
集団の半ばからスタートだったので、スタートゲートをくぐるまで30秒近くかかり、スタート直後も周りを囲まれてペースが上げづらい。タイトターンを2つ曲がり、善五郎の滝に近付くと、道幅も広がり集団がばらけて走りやすくなる。
例年になく気温が高く、しかも私はタイガースハッピの下に、タイガース応援ジャージ(ファンクラブ特典)、さらにその下にアンダーウェアも身に付けた3枚重ね。腰痛サポーターを巻くためにアンダーは必要だし、今年はハッピを省こうかとも思ったが、応援ジャージは後ろから見るとただの黄色いジャージ。目立つためにはハッピはやはり外せなかった。とは言っても、暑いのは暑いが大阪周辺の峠に比べればましなものだ。
高度が上がって空気が薄くなる前にペースを上げておくのが、例年通りの戦術。とは言え約1時間半の長丁場なので、事前には「前半は心拍数170を越えないようにしよう」と思っていた。ところが、周囲から「阪神ガンバレ!」「いいねえ、力がみなぎるよ」と、次々と声援がかけられる。「今年は早いですね」「えー、もう来た」との声も次々寄せられ、ついつい張り切ってしまい、心拍数175を越えることもしばしば。
もっとも「早い」理由のほとんどは、クラスが変わったせい。昨年までのDクラスよりスタートが14分も早くなったのだから、クラスが変わっていない人と早く遭うのは当り前なのだ。それでも調子に乗ってペースは上がっているようで、後半のペースダウンを最低限に抑えられれば、目標にしていた1時間30分切りも可能性あり。
意気は上がり、第1チェックポイントを順調に通過。ここは給水ポイントでもあるが、ごった返してタイムロスになるので反対側をパスする。このために大ボトルを装着している。
ところが、ペースを上げすぎたのか三本滝を越えて傾斜がキツくなってきたところで、右脇腹に痛みが出始めた。過去何度もノリクラの本番で脇腹のけいれんに悩まされてきた。今年もストレッチや、アップ(スタート地点までの自走)で備えてはいたが、昨年問題なかったせいで油断があったのかもしれない。トレーニングではまず出ることがないので原因が読めない。張り切りすぎてオーバーペースなのか、高度のせいで呼吸がいつもより荒くなるせいか、それとも心因性のものか?
ペースを落とし片手でマッサージをしながら受け流そうとするが、痛みは治まらない。片手で上り続けるのがツラいこともあり、傾斜のキツいところでついにストップ。「クソッ!」路面にポタポタと落ちる自分の汗を見ながら、思わず罵り声が口をつく。
追い抜きながら「阪神どうした?」「がんばれー」と声を掛けてくれる人も多い。目立つ格好をしているとこういうときにバツが悪い。今年はタイムアップのために走行中の撮影も封印していたのに、こんなことでタイムロスをしてしまった。
停車したのは2分くらいだろうか。腰痛サポーターを緩め、マッサージで少し痛みが落ち着いたところで走行再開。様子を見ながら少しずつペースを上げていった。とにかく諦めない。
冷泉小屋を越える頃には痛みはほぼ治まったが、前半のようにはペースアップできない。第2チェックポイントは例によってパス。森林限界を越えて視界が開けてくると、いよいよ息も苦しい。高度が上がっても平気な人は平気らしいが、私はダメだ。
残り5kmの地点で時計を見ると、1時間10分台。まだ可能性はあると、気合いを入れ直してペダルを踏み続ける。カメラマンがレンズを向けてきても、ポーズを取る余裕もない。とにかくゴールまで全力だ。
ゴール間近になると下山待ちの参加者が列をなしている。毎年のごとく、たくさんの声援を掛けてもらうが、今年は手を振ったり、頭を下げる余裕がない。苦しい笑顔を向けるのが精一杯。
あとわずかの距離がとても苦しい。息が苦しくもうろうとする頭で、長野・岐阜県境のゴールを通過・・・。直後に腕時計のストップウォッチを手探りで止め、荒い息をしながら腕時計をのぞいた。自己計測タイムは1時間31分48秒。
「うーん、まあまあやな・・・」
一昨年のタイム1時間32分22秒を上回って自己最高記録になったようだが、目標にしていた1時間30分切りは達成できなかった。脇腹のけいれんさえなければ、恐らく達成できただけに残念だ。
とは言え、課題は見えた。今年、本番直前は短距離の全力アタックを繰り返し、シッティングのトレーニングに力を入れたのは正解だったと思える。来年は脇腹のけいれんを起こさないように、入念なストレッチと、もう少しアップの強度を高めてみようと思う。
ゴール後、改めて周囲を見渡すと、素晴らしい風景が広がっていた。周囲360度、雲が山にかかることがない晴天。乗鞍岳を構成する剣ヶ峰、朝日岳、摩利支天岳、といった周囲の山々を始め、穂高連峰など遠くの山々まできれいに見渡せる。
晴れていても、山には雲がかかることが多いので、過去10回の参戦の中でもこんなに眺望がよいのは珍しい。標高2720メートルにもかかわらず気温も高く、預けておいた防寒着は使わないままに終わった。
預け荷物を受け取り、先にゴールしていたハッスルHKさん、norikura1059さんと合流して記念撮影。二人とも私よりあとのクラスのスタートでしたが、次元の違うスピードでスパッと抜かれてしまいました。
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その後は次々と仲間たちがゴールしてくる。タイムがアップした人も、ダウンした人も、ゴール後はみんな笑顔だ。
「ノリクラ2010本番その3」に続く