サポートタイツ
【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】
今週は金曜に友人と呑んだが、その場でサポートタイツを頂いた。TIGORAというブランドはアルペングループのジャパーナという会社のオリジナル商品とのこと。友人にはサイズが合わなかったとのことだが、サポートタイツには興味を持っていたので、早速試してみることにした。
呑んだ翌日の土曜日は休憩して、トレーニングは日曜に延ばした。調子を見るときはやはり鍋谷峠が比較しやすい。6時前に家を出発して、7時過ぎにはいつもの製材所前の鍋谷橋からアタック開始。
先週はウォーキングをしただけなので、自転車トレーニングは2週間ぶり。その割りには調子がよく、脚がよく回る。心拍数は170以上を目標に。多少中だるみはあったが、以前よりはペースのぶれも少なくなり、意外なほどハイペースをキープできる。長時間ダンシングを続けても、腰の痛みがいつもよりラクだ。
最後は心拍数180前後のスパート。峠の直前で少し失速したが、最大心拍数は187まで上がった。峠に着いてタイムを見ると30分25秒。30分を切れなかったのは少し残念だが、前回(5/15)より、1分14秒の大幅な短縮。予想外の好記録だ。
これは、サポートタイツの威力なのだろうか? もしそうならスゴい。たまたま体調がよかっただけということもあり得るので、1回だけでは断言できないが、何回か試せばわかるだろう。
峠の気温計は9度の表示。毎度同じようなセリフだが、もう5月末だというのに、ヒト桁は異常だ。
明日は仕事なので早めに帰宅した方がよいが、せっかく調子がいいので、ただ引き返すのも惜しい。サポートタイツのお陰か腰の調子もいいので、今日は急坂もクリアできそうだ。そんな訳で今日は山間の集落を結ぶ細道を繋いで、蔵王峠に向かうことにした。
鍋谷峠の分岐を三国山に向かって進むと、いきなり急坂が現れる。以前はよく三国山まで登っていたが、腰を痛めてからは敬遠していた道だ。
さすがに少し腰にコタえるが、頑張ってひと上りすると、「堀越観音」の表示がある分岐があるので、三国山に向かう道から離れてこの道を下る。
いざ下ってみると、コンクリート舗装の急な坂は、上りよりキツかった。お尻を引いて重心を後ろに持っていかないと前転してしまいかねない急坂なのだが、四十肩の左腕は前方に伸ばせないので難しい。結局、お尻を左にずらして、左腕はあまり伸ばさなくてすむ態勢で下ったが、かなり苦しい。
やっと傾斜が少し緩くなって、大久保の集落に入口(集落最上部)に、定福寺が立っている。
集落に入ってすぐ、480号線沿いの平集落に向かう分岐が現れる。一応、舗装の車道だが軽自動車でないと厳しいような細道だ。今回はこのまま「大久保・神野」方面へ直進(もっとも、この時点ですでに大久保集落内のはずだが)。この近辺は串柿の里として知られるだけあって、周りは柿の木がたくさんある。時々梅の木も現れ、すでに青い実がかなり大きくなっている。
舗装路で蔵王峠を向かうなら、大久保集落を抜けて現れた分岐を、川沿いに下るのが正解。ところが、地図を見ないで神野方面に進んでしまった。
神野集落へ上る途中で振り返ると、先ほど通った大久保集落が見えた。山肌に貼り付くような集落での生活は、大変だろうが、訪問者には美しく見える。
神野集落には、串柿を干す大掛かりな棚が目についた。一度、秋に来てみたいものだが、よほど体調が良くないとこの辺りの急坂は腰痛持ちにはキツい。この辺りで、嫌な予感がして地図を広げ、コースミスに気付いた。実は、何年か前に車で来たときにも、同じようにハマっていたのに、まぬけな話だ。
車できたときには集落を抜けて上り続け、尾根筋を走るダートの道に行き当たり、そこで引き返した。地図で見るとそのダート道は蔵王峠方面に抜けている。引き返すのはしゃくなので、腰を痛める前ならナロータイヤでもダート道に入っていただろう。とは言え、今の腰の状態では、長距離のダート走行は難しい。
すごすごと先ほどの分岐まで引き返し、川沿いの道を下る。これも急坂でキツい。橋を渡ってT字路に突き当たったら、左折して堀越観音に向かう上り道へ。この分岐の近辺で久々にアスファルト舗装になったが、すぐに傾斜が急になって、またコンクリート舗装に。
小さな集落があったがすぐ途切れ、人気のない道を上っていると、目の前に何とウサギが現れた。自転車で走っていると、大阪近辺でもサルやキジやリスやらを見かけることはあったが、ウサギは北海道でも見たことがない。警戒心が強い動物のはずだが、かなり近寄っても見をすくめるだけで、「脱兎のごとく」逃げ出すようなこともない。どうやら、かなり弱っているようだ。刺激しないよう、できるだけ離れて道の反対側を通過した。通り過ぎて後ろを振り返ると、よたよたと山中に消えていった。
さらに上り続けて堀越観音に到着。癪(お腹の病気)にご利益があるとのこと。山間ながら、寄贈の石柱などもたくさんあり、多くの人に信仰される名刹のようだ。
堀越観音から少し上ると、府県境のはずだが特に表示もない。切り通しの峠を越えると道は緩やかに下り始めた。
大阪側へ下り始めたが、相変わらず府道61号線の大阪側は荒れている。晴天が数日続いていたにもかかわらず、路面を水が流れている箇所が多く、砂や石がゴロゴロしている。雨の翌日に通った時には、道がほとんど川になっていたこともあった。スピードを落として慎重に下るが、所々凹凸の多いコンクリート舗装もあり、毎度のことながら疲れる道だ。
キャンプ場を過ぎると、ようやく傾斜も緩くなり、滝畑ダム湖が現れる。今日は(珍しく?)水位が高く、水を満々とたたえている。
ダム湖の堰堤近辺で府道218号線に入って川に沿って下り、日野で左折してひと上り。天野山金剛寺境内を通過して、あとは天野街道を通って府道38号線に抜け、11時前には帰宅した。
今回はサポートタイツのお陰か、好タイムを記録できた。とは言え、鍋谷峠の自己ベスト(27分43秒)にはまだまだ遠い。先は長いが、頑張らねば。
■本日の走行記録(自転車)
平均心拍数:133
最大心拍数:187
心拍数ターゲットゾーン:131-165
ターゲットゾーン内時間:2:00:36
ターゲットゾーン以上時間:0:29:55
ターゲットゾーン以下時間:2:29:37
消費カロリー:2682kcal
走行距離: 80.3km
平均速度:19.7km/h
最高速度:50.7Km/h
平均ケイデンス: 72
最大ケイデンス:110
計測時間:5:00:08
走行時間:4:04:14
累計走行距離:7729.1km(2006年11月より)