めざせ三重県

【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】

 先週整骨院に行ってから、肩の調子はだいぶ良くなった。予想通り、リハビリ不足が悪化の大きな原因だと言われた。「多少痛くても頑張って動かして下さいね。(四十肩は、痛みに)ビビッたもんの負けですよ」とのこと。

 痛いから動かさない。動かさないから余計に悪くなる悪循環には気づいていたが、ただでさえ日に2回の腰痛リハビリで時間を取られているのに加え、3月は台湾出張やらでリハビリがおざなりになっていた。これからは自分でもちゃんとリハビリをしていくつもりだが、自分だけでは力不足なのも分かったので、整骨院にも2~3日に1回通うことにしようと思う。

 そんなこともあって、トレーニング不足はさておき、体調は悪くない。今日は午後も走る時間が確保できたこともあって、遠出をすることにした。以前桜井市の長谷寺から北上して天理に抜けたことがあったが、今日はもう少し足を伸ばして針あたりまで行ってみようかと考えた。

 四十肩になってから熟睡できず、なかなか朝起きられない。今日もちょっと出遅れて6:50頃自宅を出走した。

 まずは竹内峠を目指して、府道36号線-32号線とたどり東進する。今日はどこもかしこも桜だらけ。大阪はまだつぼみも残り、7~8分咲きというところだと思うが、充分見ごろだ。

 今日も走り始めは心拍計がまともに動かなかったが、しばらくすると心拍を検知することが多くなってきた。気温が上がってきたせいなのか? 修理や買い換えが頭をよぎっていたが、いずれにしても出費が痛い。心拍計を新調するお金があるのなら、シューズの方が先だ。全体的にボロボロなのだが、特に底が消耗してクリートが露出し、歩行が危ない。

 100403_074126 石川を越える河南橋付近の桜。

100403_074728  大井川橋付近の桜

 

 

100403_075036 叡福寺の桜。

100403_082028 旧竹内街道を経由してR166に入り、8:20竹内峠着。先は長いので、とにかくペースを抑えてゆっくり上った。奈良盆地に降りたらR166をさらに東進。


 

100403_084200 大和高田市の高田川の桜は千本桜として有名。今日は朝早くから花見の準備の人でにぎわっていた。R166は旭北交差点で終わるが、そのまま直進。竹内街道に続く、古道「横大路」をひたすら東進する。

 今日のコースを考えながら横大路を走っているうちに、気が変わった。そういえば、三重県に到達することも以前から考えていたのだ。今日はとにかく東進して三重県を目指してみよう。

 橿原市を通過し、桜井駅付近を過ぎるとR165に合流する。道はこの辺りから初瀬街道(伊勢街道)と名前を変え、奈良盆地を離れて東進を続ける。

 R165は交通量はそこそこ多いが、初瀬まではゆるい上り坂で時速25km程度で快調に走れた。

100403_094504  初瀬の長谷寺へ向かう分岐の入口にある門。手持ちの5万分の1地形図「桜井」では三重県は範囲外なので、この近くの観光案内所で観光地図を入手。ここから三重県境まで20kmもないようだ。この時点で9:45。昼食や帰路のペースダウン、トラブル時の予備時間を考えると11時頃に引き返すべきだろう。平地なら1時間もかからない距離だが、山間ではなかなか時間が読みづらい。果たして、あと1時間15分で県境までたどり着けるか?

 ともかく、先を急いで東進を続ける。地形図を見てわかっていたが、初瀬を過ぎると傾斜がきつくなってきた。ひなびた田園風景の坂を上りきった西峠は、打って変わって住宅街。市街地の坂を下ると宇陀市の中心部「榛原」。

 先を急ぐあまり地図や標識をちゃんと見ておらず、ここでコースミス。R165は萩原交差点で左折するが、うっかり直進してR369に入ってしまった。川沿いの快適な平坦路を、最初は気持ちよく走っていたが、ふと気付くとさっきまで川を下っていたのに、今は上っている。それに、通行車が少なすぎる。

100403_102338  不安になって地図を見直し、コースミスに気付いた。現在地は初生寺への分岐がある自明付近。萩原交差点から3kmほど進んでいた。時刻はすでに10:25。あと30分ちょいで県境まで到達できるか怪しくなってきた。

 「今日のブログタイトルは『痛恨のコースミス』か?」などと思いもよぎった。地図を見ると、このままR369で県境を目指すより、引き返した方が距離が短い。少しでも近道はないかと地図をにらみつけ、室生ダム湖を経由すれば引き返す距離が半分ですむ上、室生川沿いに下る経路であることに気づいた。

 約1.5km引き返し、南垣内付近で宇田川に沿って下る道に入った。あまり人気のない平成榛原子供のもり公園のわきを通過すると、川幅が徐々に広がりダム湖になった。長雨が続いていたせいか、水は茶色くにごり、あまりきれいな風景ではない。

 ダム湖沿いの道は、多少のアップダウンはあるが、ほとんど車も通らず走りやすい。釣りやハイキングにきたらしき車が時々停車している。ジョギングや自転車とも何人か行き会ったが、走っている車とは2~3台しか出合わなかった。花見時期なのに静かな道だ。

100403_104752  ダムに近付くにつれて、水がきれな深緑色になってきた。流れ込む小さな滝を道路がまたいでいた。

 100403_104946 ダム湖を渡る橋が何本かあった。渡ってみたい気持ちもあったが、先を急ぐし、地図で見ると対岸の道が一部途切れているので、念のため南岸を走り続けた。


100403_105546  10:55、室生ダム到着。どう考えても11:00までに県境にはたどり着けそうにない。

100403_110442  ダムからの急坂を下ると、R165の室生寺入口交差点に食堂があった。充分腹も減っているし、早めの昼食を摂ることにした。親子どんセット(うどん付き)をパクつきながら観光地図をみると県境までは5km足らず。5万分1地形図の範囲外なので詳しいアップダウンはわからないが、宇田川沿いに下る道だ。帰路は上りなので心配だが、ここまで来たら県境にデンしてこよう(タッチしてくるという意味の大阪弁)。

100403_114516  11:30頃、再出発。意外とアップダウンがあったが、11:45には三重県境に到達した。展望の開ける峠でもなく、ただの道端。あっけない幕切れに、何か手答えが欲しくてもう数百メートル進んでみたが、大して変化はない。まあ、仕方ないと引き返し始めた。

100403_115200  三本松付近で入ったわき道に咲いていた、見事な梅の大木。


100403_120636  小さな峠を回避して入った川沿いの道は、花の名所として有名な大野寺の前を通った。今日は当然のごとく、花見客でごった返していた。もったいないが、先は長いので悠長に見物もしていられない。今日は外から写真を撮るだけ。同じく花の名所の室生寺もそう遠くないところにあるのだが、立ち寄る余裕はない。桜の時期にもったいないことだ。

 行きに通っていないR165の室生寺入口から萩原の間はアップダウンを繰り返し、交通量も多い。道路工事で片側相互通行になっていたりと走りづらく、これなら室生ダムに迂回した方が、(こちらもアップダウンはあるが)気分的には楽だったろう。  

100403_123948 行きにミスした榛原の萩原交差点を過ぎ、西峠への上りは並走する上町商店街を通ってみた。行きに看板が目に入り、国道よりは走りやすいだろうと思ったのだ。地元の風情を味わえるかと思ったが、多くの店は廃業したのか一般住宅の方が多い。人通りも少なく走りやすい道だったのが、むしろもの寂しい。

100403_142724  西峠からの下り途中に奈良県桜井浄水場がある。何と室生ダムから導水し、奈良盆地全体に配水している、と室生ダムで案内放送が流れていた。

 脚力は残っている、というかペースを抑えて脚力を残しているが、そろそろ腰や肩がツラい。信号待ちの度にストレッチやマッサージを繰り返しながら進み続ける。桜井からはしばし奈良盆地を横断する平坦な道になるが、大阪に戻るにはもうひと山越える必要がある。

  竹内峠を越えるR166(主に旧道)には、50kmウォークのイベントとのことで、歩行者がいっぱい。自転車の私にも「がんばって」と、あちこちから声をかけてくれた。

 声援もあって、最後の難関も無事クリアし、大阪に帰ってきた。富田林の丘陵地帯のアップダウンも意外に余裕を持って通過し、帰宅は15:30頃。結果としては帰路もスムーズだった。とは言え、自走日帰りでは、最長不到距離更新だ。やはり疲れた。

■本日の走行記録(自転車)
 平均心拍数:124(不正確)
 最大心拍数:224(不正確)
 心拍数ターゲットゾーン:131-165
 ターゲットゾーン内時間:2:55:17(不正確)
 ターゲットゾーン以上時間:0:05:24(不正確)
 ターゲットゾーン以下時間:5:11:13(不正確)
 消費カロリー:3934kcal(不正確)
 走行距離:126.9km
 平均速度:19.8km/h
 最高速度:60.2Km/h
 平均ケイデンス: 81
 最大ケイデンス:113
 計測時間:8:11:54
 走行時間:6:23:36
 累計走行距離:7086.0km(2006年11月より)


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