予期せぬ長距離ライド その1
【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】
四十肩の具合が、また悪い・・・。
悪天候が続き、台湾出張もあって運動不足や不規則な生活が続いたこともあるのだろうか? 痛みなしに肩を動かせる範囲がかなり狭くなり、うっかり範囲を越えて動かすと、その場にしゃがみ込むほどの激痛が走る。情けない話だが、涙がにじむほどだ。
こんな激痛を日に何度も経験していると、ますます肩を動かさなくなるので、悪循環だ。そんな訳で、また整骨院に行きたいのだが、仕事が忙しくて平日はなかなか難しい。土曜日の今日がチャンスではあるのだが、先週も台湾出張後の疲れでトレーニングをしていない。雨で通勤ライドもできない日が続き、いよいよお腹も出てきた。
少々悩んだが、結局今日は走りに行くことにした。出張で狂った起床時間が戻りきらず、いつもよりちょっと出遅れて6:50頃自宅を出走。この所のトレーニング不足ですっかり運動能力が落ちているが、頑張って大阪を脱出しようと決めた。考えてみれば、大阪脱出は1/23以来だ。
7:40頃河内長野駅に到着。紀見峠と金剛トンネル(千早峠)のどちらかを越えて、もう一つを折り返してくるつもりだったが、最終的に紀見峠を先に越えることにした。後半に低い峠を持ってきたい気持ちもあるが、車が込み出してからR371を走るのがイヤだったからだ。もっともこの決断が、後で苦労を招くことになった。
これまでデジカメをケースに入れて、カラビナでサドルにぶら下げていたが、ぶらぶらして足に当たるし、カメラも痛みそうだ。以前からハンドルバーに装着することを考えていたが、通販では微妙なサイズがわからない。台湾出張の際にサイクルショップに立ち寄りよさそうなモノを発見。デジカメと合わせてピッタリのサイズを入手した。値段も日本円換算1,350円くらいと、まずまず手ごろだった。
ただ、ハンドルバーの前方に装着するとだんだん下がってくる。パッケージの写真ではステムやハンドルの真上にケースが来るように装着していたし、プラスチックの金具ではムリかもな、とは思っていたが予想通り。そのうちステムの上にでも付け直そうと思うが、メーターの位置も変えないといけない。
例によってR371に並走する遊歩道を上っていく。トレーニング不足で早速息が上がり、足の筋肉も張ってくる。相変わらず心拍計の調子が悪く、正確な心拍は分からないが、今日は久々の長丁場なので、抑えめのペースで上る。
寒さがぶり返しており、R371旧道への分岐地点の温度計は2度。今日は厳冬期ウェアに逆戻り。それでも春の気配は色濃く、桜はちらほら咲き、菜の花の黄色や、その他の花々が目につく。
ダンシングも交えながら紀(伊)見峠に向けて軽くアタック。幸い、普通に走る分にはダンシングでも肩は痛くない。ただ、路面から強いショックが伝わると痛みが走る。また、左手で強くハンドルを押さえることができないので、右カーブが恐い。
8:30頃紀(伊)見峠着。久々の峠で順当に疲れてはいるが、異常な体調不良はなく、肩腰の痛みもなんとかなりそうだ。決心が鈍らないうちに、和歌山側に下り始める。新道と合流すると、工事のせいか、土曜のこんな時間から珍しく渋滞していた。昼前ともなれば、さらに車が増え、上りにくいことは目に見えている。その時点では、先に紀見峠を越えておいて良かったと思っていたのだが・・・。
久々の紀の川。交通量の多いR24を避けて橋本橋を越えて南岸へ渡り、県道55号線を東進。長雨の後なので、水量がかなり多い。
奈良県との県境の橋近辺には、見事な枝ぶりの桜。まだちらほら咲きだが、もう数日したら、さぞ見事だろう。
県道732号線に入って、吉野川(紀の川の奈良県内の呼称)を渡る。
R24にぶつかったら東進し、大和二見駅前から新町通りに入った。かつて交通の要衝として栄えた五條の面影を残す旧紀州街道の街並み。
新町通り上空を越える五新鉄道の橋脚跡。開通せずに終わった幻の鉄道だ。
R310に入り、あとは金剛トンネル(紀見峠)を越えて帰阪するだけと思っていたが、道路半ば塞ぐ看板が現れた。
えええええええ・・・、通行止めえええ!?
[予期せぬ長距離ライド その2]に続く