サイクルモード大阪 その1
【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】
先々週半ばから悪化した腰痛だが、先週末の3連休で大人しくしていたら、痛いなりにかなり改善した。この調子なら、短期間で快復する一過性の悪化ではないかと期待していた。
3連休明けからは、体を使う仕事を代わってもらい、用心していた。が、なんの気なしにしゃがんだ姿勢から立ち上がる時に、腰で「コリッ」というイヤな音がした。その瞬間に痛みはなく、スッと腰から力が抜ける感じ。「やばい!」と思ったら、案の定。その後次第に痛みが増し、さらに悪化させてしまった。
以前も、何度も再悪化させてきたが、その「きっかけ」が何なのかわからなかった。今回は初めて感じることができたが、本当に何気ない動作で、決して力仕事や無理な姿勢をしていた訳ではない。普段はもっと負荷のかかる身体の使い方をしていても大丈夫だったのだ。これでは、予防のしようがない。
全く気が滅入るが、とにかく急性の痛みが治まるまで、トレーニングは引き続き休止中だ。幸い、再々悪化後も痛みが同じ強さで続いているわけではなく、急性の痛みは落ち着いてきている。通勤で自転車に乗るのもかなりツラいので、峠を越えた遠出はまだ難しいが、歩くには不自由なくなってきている。
トレーニングをできない週末だからというわけではないが、今日は大阪で自転車展示&試乗ショー「サイクルモードインターナショナル2009」が開催されたので、見に行った。毎年出かけているが、特に今年は東京会場に先立つ開催とあって、仕事上も重要度が高い。今年は私の勤務先も12/11~13に開催される東京会場に出展するので、参考になるだろう。
毎年、自転車で出かけていたが、前述のような腰の状況なので、今年は車で出かけた。会場の45分ほど前に、インテックス大阪の屋上駐車場に到着。少し時間をつぶしてから30分前の9:30頃、会場に赴いた。
駅や自転車置き場から離れた方の入り口(6A号館)ながら、すでに長蛇の列。出遅れると人気車種の試乗は困難なので、熱心な人は早くから並ぶのだろう。昨年と比べても列はさらに伸びているようだ。
開場直後に入場。試乗目当ての来場者はお目当てのブランドのブースへ急ぎ足だが、私は試乗する気はないので、端から順に展示ブースを回っていった。
懐古調自転車ブームでヨシガイのブースでは往年のパーツが続々と復刻、あるいは再アピールされていた。「新商品」となっているが、これはどう見てもグランコンペのアジャスタ付ブレーキレバーの復刻だ。刻印やパッドなどは旧商品と少し違う。
ブレーキレバーのすぐ横にあったラージフランジハブ。かつてのカンパのラージハブを彷彿とさせる丸穴の肉抜きが郷愁をそそる。お値段もお手ごろだ。でも、フリーホイールの調達に苦労しそうだ。
ダイアコンペの懐古調パーツを満載した試乗車。ギドネットブレーキレバーが懐かしい。
3つの展示館を巡る試乗コースでは、多くの来場者が疾走。子供用自転車や変り種自転車の専用試乗コーナーも設けられている。
今年のツール・ド・フランスに出場した別府史之が所属するスキルシマノチームモデルを展示していたミヤタ。
I’s BICYCLE製の典型的なフランス風ランドナー。ブレーキはMAFACクリテリウム、ディレーラーはHURETアルビー、チェーンホイール&ペダルはTA、カンパのラージハブ(QRレバーは曲げなしの旧型)と、(当時の)普及グレードパーツが中心ながら、これぞまさに本物。会場に溢れる「懐古調」自転車とは一線を画したスペシャルモデル。新たなパーツの供給がないため、マスプロメーカーでの量産は不可能だ。どうしても入手の困難なタイヤ、リム、マッドガードなどのパーツは、I’s BICYCLEさんが雰囲気を壊さないように再生産したオリジナル品を供給している。クラシックなライトも、実はLEDライトだ。
これを見て「これはいくらすんの?」と話しかけていた50代くらい男性がいた。「この仕様だと50万円くらいですね」という答えに、続けて「重さはどのくらいですの?」との質問。ブースの方も苦笑していたが、重さを気にするならこの手の自転車を考えない方がよい。性能だけ見るなら、最近の10万円以下の自転車の方が、よほど軽いし扱いやすい。
[サイクルモード大阪 その2]に続く