最後の全力アタック
【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】
さて、泣いても笑っても、今度の日曜日が乗鞍本番。水曜午前のトレーニングも今日が最後だ。
今月号のfunride誌は、『直前対策 竹谷賢二の乗鞍コース攻略法&スタートまでの準備』という見開き2ページの記事が掲載されていた。その中にレース直前一週間の過ごし方が記されていたが、トレーニングに関しては「ジタバタせずにコンディションを整えることに集中」とのこと。「今から焦ってトレーニングしたところでレベルアップは望めない」と一刀両断だ(^^;。
営業妨害になるので記事内容を詳しく記述することはできないが、もうここまできたらトレーニング強度を上げるより、疲労を抜き、何よりエネルギーを蓄える炭水化物の比率を増やすなどの努力が効果ありとのことだ。レース当日の出走前の行動にも触れている。
私は疲労が残りやすいので、この記事はもっともだと思った。が、今日は前々からの予定通り、鍋谷峠で最後の全力アタックをすることにした。金曜も準備のために休みを取っており、午前中に鍋谷峠に行くつもりだが、その時は決戦仕様のチェックがてら軽く流すだけにするつもりだ。
そんな訳で連続9回目の鍋谷峠に向かったが、脚がもうひとつ回らない。気温が一気に下がったので、寒いほど。腕が冷えて上半身もギクシャクする。最後のアタックだというのにアプローチですっかり消耗してしまい、身体が重い。
毎度の父鬼の表示板は、なんと18度。ほんの2週間前と10度も違う。寒く感じるはずだ。
いつもの製材所前の橋から、アタック開始。涼しいのはいいのだが、苦しいばかりで、さっぱり心拍数が上げられない。普段170を越える平均心拍数が、今日は166だった。
腰痛持ちの私は、ほとんどダンシングで上る。この所ペースを上げるために腕力で自転車を振るダンシングを多用していたが、今朝はあまりのしんどさに途中から腕力を使わずに脚に体重をかわりばんこに乗せる省エネダンシングに切り替えてみた。
すると、心拍数が165以下に落ちるほど心肺への負荷が急落。それでも脚の回転数が上がるので、それほどペースが落ちない。考えてみれば、昨年はこの省エネダングがスムーズにできるようになり、楽にヒルクライムができるようになっていたのだ。今年は必死になりすぎて、負荷の高い走り方をしていたようだ。
結局、タイムは28分28秒で鍋谷峠に到着。今年のベストタイム28分24秒(8/5)には及ばないが、前回より6秒短縮。体調が悪いのに思ったより早く上れた。全力アタックの最後の日になって気付くのは遅すぎたが、今年は負荷が高い無駄な走り方をしていたようだ。本番では、省エネダンシングを意識しようと思うが、これでトレーニングをしてこなかったことが悔やまれる。
鍋谷峠の気温もふもとと変わらず18度。下りは鳥肌が立つ寒さで、久々にウィンドブレークベストを取り出した。念のため持っていてよかった。
今年は、残念ながら昨年のベストタイム(27分43秒)を越えることなく本番を迎えることになりそうだ。ここまで来たら、体調を整えて全力を発揮できるように、気をつけるくらいしか手がない。タイム更新は望み薄だが、あとは精一杯がんばろう。
■本日の走行記録(自転車)
平均心拍数:123
最大心拍数:174
心拍数ターゲットゾーン:131-165
ターゲットゾーン内時間:0:32:26
ターゲットゾーン以上時間:0:18:07
ターゲットゾーン以下時間:2:11:44
消費カロリー:1463kcal
走行距離: 48.3km
平均速度:19.7km/h
最高速度:49.9Km/h
平均ケイデンス: 78
最大ケイデンス:110
計測時間:3:02:17
走行時間:2:27:04
累計走行距離:5842.8km(2006年11月より)