自転車整備
【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】
腰を痛めてこの2年間は最低限の整備しかしてこなかったため、愛車「猛虎参號」はあちこちガタが来ている。乗鞍本番前に少しでも手を入れることにした。
8/13はトレーニング後の午後、各部清掃やRメカプーリーの交換、インナーワイヤー3本交換、フレームのサビ処理、シフトレバーのグリスアップ、ステム近辺のサビ処理等々。
8/14は、まず某ショップの開店と同時に飛び込んで、首尾よくイエローのアウターワイヤーと、スポーツグラスをゲット。帰宅して、作業を開始した。
まずは昨日タッチアップしたフレームをコンパウンドとポリッシャーで磨く。サンドペーパーやワイヤーブラシの傷を完全に消すことはできなかったが、少しマシになった。ホントはもっと手間をかければきれいになるが、どうせ応急処置なので、まあこれでいいだろう。
続いて、ブレーキのアウターワイヤーを交換。古いワイヤーの長さを参考にしてカットし、ワイヤーの外側を傷つけないために紙を巻いて万力にはさみ、やすりでゴリゴリ。切断面を平らに仕上げる。
自転車に新アウターをセットして、再調整。ステムを少し下げたので、アウター受けまで余裕がなく、フロントワイヤーの取り回しがかなり苦しい。(変速じゃないけど)変速バナナのような経路変更パーツを使った方がいいかもしれない。
リアのアーチワイヤーがほつれていたので、これも交換した。アーチワイヤーが切れてもブレーキが効かなくなるだけ(これだけでもかなり怖いが)だ。でも、カンチブレーキで一番怖いのは、フロントブレーキのメインワイヤーが切れて、アーチワイヤーが前輪に食い込むこと。前輪がロックして前にほうり出されること必至で、Vブレーキ登場前のMTBで事故が多発。大問題になっていた。
今やMTBはVブレーキかディスクだし、シクロクロス車など数少ないカンチ派のためには、事故を防ぐストッパーも市販されている。そもそも、私は普段マッドガードを付けているので、ワイヤーが食い込む心配は無い。ただ、乗鞍でマッドガードを外したときに、万一そんなトラブルが起きては大変なので、本番前に交換した。
ワイヤー交換が終わったら、新しいバーテープを巻く。残念ながら完全な虎柄ではないが、プロファイルのイエロー/ブラックカラー。力を入れて握るハンドル下部は薄めに、巡行時に体重を乗せる肩の部分は厚めに巻き、今回はステムに近い部分を巻かずに大きく空けた。軽量化の意味はほとんどないが、どうせフラット部分はほとんど握ることがないし、空けておけばアクセサリー類の装着も楽だ。できればコンパクトカメラを収納するバッグをハンドルに装着したいと考えており、この所物色している。適当なものがあれば、ハンドルに付けるアクセサリーが増えるかもしれない。
続いて、ニップルの緩みが多発していたリアホイールの再調整。一度、全てのニップルをスポークのネジ山が見えるまで回してふにゃふにゃの状態にしてから、再度テンションを上げていく。軽合金ニップルなので、念のため走行中に緩みの発生した3つのニップルは、新品と交換した。
縦横の振れを取りながら、テンションを上げていく。途中で何度もスポークをしごいて、テンションになじませる。リムの変形によるスポークテンションのバラつきを心配していたが、手で触る限りは大きなテンションの差は発生していない。この調子ならリム交換までする必要はなさそうだ。
(最初から)リムの接合部の精度がいまいちなので、気になる振れはどうしても残る。そこを除けば縦横共に1mm未満の振れになったので、再調整完了とした。
最後に、はがれかけていたヘッドマークを新調(タイガースステッカー)。しばらくはがれたままになっていた「猛虎参號」のネームシールも、再貼付した。
今回の作業はこれにて終了。今回手を入れられなかったのは、ヘッドパーツ、ハブ、ボトムブラケット、ブレーキ本体だ。ボトムブラケットやハブ(Rハブのフリー側のみカップ&コーン)はほとんどシールドベアリングなので、ほぼメンテナンスフリー。不調になったらベアリングごと交換だ。ヘッドパーツとブレーキ本体はできればグリスアップしておきたいが、当分先送りするかもしれない。
後は、本番直前に乗鞍仕様に組み替える必要がある。キャリア、マッドガードなどを外し、決戦用ホイールと交換。タイガース球団旗と六甲颪(タイガース応援歌)を流すMP3プレーヤーを装着する作業だ。
決戦用タイヤは非常にパンクしやすいので、早めに作業するわけにもいかない。試走1回だけにするつもりだ。