やっと30分切り
【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】
梅雨明けも間近なのだろうが、近畿の梅雨はなかなか明けない。このところ梅雨末期の不安定な天気が続いており、今日もすっきりしない雲行き。それでも、4:30に起床して雨雲レーダーを見ると、近辺に強い雨雲はなかったので自転車トレーニングに出ることにした。
6:00ちょうどに自宅を走り出し、今日も連続3回目の鍋谷峠を目指す。体調は好調には程遠く、身体全体が重たい感じが相変わらず残っている。それでも前回までに比べれば、脚が多少マシに回る。アプローチでも少しは心拍数を上げることができた。
父鬼集落入り口の表示板は、先週と同じ気温27度の表示。今日も大阪の最高気温は33度予想されており、朝から暑い。
山に近づくと、雲が多くなってきた。小雨がパラついたりもしたが、晴れ間も多く、まだ大丈夫だろうと、いつものように製材所前の橋からアタック開始。
まだ本調子ではないが、先週の2回に比べればまだかなりマシ。心拍数もほぼ170以上にキープできた。ちょっと中だるみはあったが、ラストスパートで心拍数185まで上げて鍋谷峠に到着。
タイムは28分44秒と、ようやく30分を切る状態まで戻せた。前回、前々回のひどい記録と比べれば上々だが、これでも7/4の記録より16秒遅い。まして、昨年のベストタイム27分43秒と比べれば、ほぼ1分の開きがある。この記録を上回らなければ、乗鞍でのタイム更新も望み薄だ。厳しい状況だがあと一ヶ月間、できる限りのトレーニングをしよう。
今日はまだ脚が回るので和歌山側に下った。展望の開けない鍋谷峠で、上空に厚い雲があったのでちょっと心配したが、下る途中では晴れ間が多かった。しばらく天気は保ちそうだが、県道62号線で犬鳴峠(通称)を越えて帰阪する100kmコースは、この暑さの中を万全でない体調で走るのは気が重い。
R371で紀見峠を越えて帰阪するルートは、こちらもかなり長距離だ。暑い中を交通量の多いルートを登るのはツラいし、いい加減飽きた。
そこで久々に、ひとつ東側の県道61号線の蔵王峠を越えて帰阪することにした。この峠は傾斜がキツイので腰を痛めてからは敬遠していたが、和歌山側はまだ傾斜が緩めだし、他の峠に迂回するよりはマシだろう。
下る途中の平や東谷の集落から蔵王峠に向かう近道もあるが、半端ではない急勾配のアップダウンを繰り返すルートだ。腰痛持ちには気が重いので、分岐を行きすぎる。R480は南西方向に下っているので、バイパスの突き当たりを左折して南東側に下る県道125号線に入る。
ちょっとした峠(めのこ峠)を越えると後は下り。すぐ交差する紀ノ川広域農道も、標高を下げずにトラバース(横滑り)できるルートだが、これまたアップダウンを繰り返す道で、平地まで降りた方がよほどラク。
R24は交通量が多く走りにくいので、JR和歌山線の手前で左折して東進。ときどき地図を見ながら集落内の細道をジグザグと繋ぎ、画像の妙寺変電所前で県道61号線に入った
やはりこの道の傾斜はなかなかキツく、汗が吹き出す。それでも、腰に大きな負担がかかるほどの傾斜ではなかったのは幸い。鬱蒼とした谷沿いを上った先には、山肌に貼りつくような短野の集落がある。集落を通り抜けて、少し上から見下ろすと、大きく蛇行する道が印象的。
この辺りから傾斜が少し緩くなり、ほどなく蔵王峠に到着。この時点で9:30頃。峠には 葛城蔵王権現社が鎮座する。役小角が行場を開いたことに始まるという古刹で、以前お参りしたこともあるが今日は参道前の撮影のみでご無礼した。
参道の少し先に蔵王峠の表示がある。ここから前述の平や東谷方面へ向かう分岐もある。堀越観音を経由して鍋谷峠方面に向かうこの道もいつか再チャレンジしたいが、腰の具合がもう少し良くならないと厳しい。
ちょうど、大阪側からパナソニックのチタンMTBに乗って登ってきた年配の男性がいた。挨拶して、「どこからですか?」といったお約束のやり取り。聞けば70歳とのことだったが、「途中2、3ヶ所きつい所があるけど、鍋谷峠よりこっちの上りの方が楽ですよ」と、飄々としたもの。
確かに標高は550mと鍋谷峠(670m)より低いが、大阪側は断続的にコンクリート舗装も混じる急勾配。いくらMTBのギア比でも、なまじの脚力では登りきれない。私は40歳にして、すでに腰痛を始め色々な体調不良に悩まされているが、30年後にこれほどの走り方ができるだろうか?
この方は、私が補給食を食べたりしている間に、元来た大阪側を下って行かれた。しばし後に私もダウンヒル開始。
蔵王峠の大阪側(府道61号線)はほぼ一車線の峡路。峠の直下から川沿いの道が続く。鍋谷峠もそうだが、和歌山側が比較的良く整備されているのに対して、大阪側は細道だ。南斜面の和歌山側は集落も多く、生活道路として整備されているという事情もあるだろうが、公共投資の使いどころが違うのかなとも想像する。下手に整備しすぎると交通量が増えるので、自転車乗りの立場としては両峠とも今のままの状態で維持して欲しい。
ほとんど行き交う車もない道だが、滝畑ダムが近づくとキャンプ場などもあり、水遊びをしている家族連れも目に付くようになる。まだ10時ごろだったのでスムーズに通過できたが、昼頃ともなれば峡路で大渋滞だろう。下りの余勢を駆って一気に滝畑ダムの周回道路を通過したが、途中で(撮影のためか)止まっていた先ほどのMTBの男性を追い抜いた。
滝畑ダムからは、関西サイクルスポーツセンターの前を通る道を通った。このルートは自宅までの近道になるが、ひと山越えることになる。道幅が広くて、日陰がなく、交通量も多い。かつては、石川沿いの府道218号線を通ることが多かった。時間的に、交通量はまださほどでもなかったが、今日もやはり暑く、上りで汗みどろになった。
滝畑ダムからはもう一本府道61号線をそのまま進むルートがある。府道61号線とは堺市内で泉北2号線とも呼ばれる幹線道路。私が鍋谷峠方面に向かうときに最もよく使用するルートでもあり、今日も通って鍋谷峠に向かった。一見、最もスムーズに帰宅できそうなこの道を、なぜ通らないかと言うと、なんとダートなのだ。以前、試しに通ったが下りの途中でダートになり、往生した。しかも採土場があるので、もうもうと土煙を上げながらダンプカーが頻繁に通過する細タイヤの自転車には厳しい道だ。
関西サイクルスポーツセンター前を過ぎて急坂を下っていくと、R170新道の下をくぐり、R170旧道に突き当たる。目の前に天野山金剛寺があるので、境内を通らせてもらう。その際、おやっと思ったのは参詣が有料になっていたこと。画像の楼門の中に、以前は無料で入れたが、平成21年3月より拝観料200円が必要になったようだ。残念。
天野山金剛寺の境内を抜けて、ここからは「天野街道」をたどる。下里町の集落を抜けていくと、先ほどのMTBの男性が自動販売機で停車していた。また挨拶をして通りすぎたが、ここにいるということは私と同じルートを通って来たのだろうか? 私は天野山金剛寺で撮影している間に追い抜かれたとすれば、いやはや70歳とは思えない健脚だ。
西除川の西岸の山沿いの細道を通り、ちょっとした坂道を登ると、大野町の集落で府道38号線に交差する。
このまま天野街道を進むとダートになるので、府道38号線を西進してすぐに右折。逆瀬川の集落を抜けるこの道を下ると、泉北ニュータウンの槙塚台。泉ヶ丘駅の脇を抜けてひと下り。伏尾交差点でいつものルートに戻り、11:15頃深井の自宅に到着。
午後、大阪は豪雨になった。午前中に帰宅して大正解だった。
■本日の走行記録(自転車)
平均心拍数:126
最大心拍数:185
心拍数ターゲットゾーン:131-165
ターゲットゾーン内時間:1:37:05
ターゲットゾーン以上時間:0:27:20
ターゲットゾーン以下時間:3:10:58
消費カロリー:2554kcal
走行距離: 81.8km
平均速度:19.8km/h
最高速度:64.5Km/h
平均ケイデンス: 74
最大ケイデンス:107
計測時間:5:15:24
走行時間:4:06:57
累計走行距離:5355.0km(2006年11月より)