槇尾山ハイキング
ゴールデンウィークの後半、5連休の初日。家族持ちの身としては、自転車三昧ともいかず、今日はヨメさん、子供たち、私の両親と連れだってハイキングに出かけた。まあ、これもトレーニングにはなるだろう。
計画のベースにしたのは、泉北高速鉄道が作製した「泉北ぐるりんウォーキング」の「槇尾山グリーンランドコース」。和泉市の山側は土地勘があるし、私は腰痛、ヒザ痛の持病があるし、子供らや、そろそろ足の弱ってきている両親でもムリのない「家族向け」のコースを選んだ。
公共交通機関を利用するモデルコースそのままではなく、公園口の駐車場に車を止め、ちょうど10時頃にオプションコースの槇尾山施福寺をめざして歩き出した。施福寺には2004年にも登ったことがあるので、勝手がわかるのもこのコースを選んだ理由だ。3沿道には槇尾山までの距離を示す丁石地蔵があるので、この数字が減っていくのを目安に頑張れる。ここで、「十一丁」。
車道が終り参道に入ると、いきなり急勾配。晩秋に登った前回と違って、きれいな花も咲いている
しばし急坂を上がると山門がある。
石段が続く。
施福寺の本堂が近付いてきた。ここは弘法大師の剃髪所跡とのこと。
上々の青空をバックにした本堂。この時点では私の腰もヒザも、まだ余裕があった。子供らもまだ元気だ。両親はちょっと疲れているようだった。
ここからは槇尾山グリーンランドを目指す。「施福寺から桧原越の尾根道からのコースも一般的で歩きやすい」とのガイドの記載もあり、距離を稼げると思ったのだが・・・。序盤のダイヤモンドトレールは画像のような平坦路で確かに歩きやすかったが、ダイヤモンドトレールから離れると、腰痛持ちにはキツい登り降りが続く。
コース沿いには画像のような、黄色い防火標識が立っていた。記入されている番号が順番に増えたり減ったりするので進行状況の目安になる。後で調べたら、和泉中央ライオンズクラブが設置した「林野防火及び案内標識杭」とのこと。全杭の配置地図をネット上に載せてくれないだろうか?
コースは基本的に森の中であまり展望は開けないが、たまたま眺望が開けた先に以前家族で登った岩涌山が見えた。ススキの名所で、頂上近くで帯状に茶色くなっているのがススキ原だ。
桧原分岐。この時点ですでに12時を過ぎてしまった。私はまだ余裕があり、トレーニングを意識して、早足で皆より先行してルート探索をしては戻るという往復を繰り返して、先の様子を知らせたりしていた。腰痛を患ってからは、階段を降りるのもツラく、ほとんど山歩きもしていなかったが、今日はそれほど痛まない。あまり岩場だらけのハードなコースでなければ、何とかなりそうだ。あまりに回復が遅いので本人は気づきにくいが、発症から1年9ヶ月、徐々に徐々に回復しているようだ。
桧原分岐の少し先のハイキング道の脇に放置されていたスクーター。この前後もとてもスクーターが乗車可能な道ではなかったが、どこからここまできたのだろう? 車道のある三国山方面からだろうか。
この標識から先は下りが主体になったが、木やロープに掴まらないと降りられない急な坂が断続的にあらわれる。慎重に小またで下るが、さすがに腰やヒザに負担がかる。
トラ尾のベンチ付近から、木々の間に展望が開けた。泉北方面が見渡せる。
12:45頃、五ツ辻にようやく開けた場所が在ったので、ここでお弁当を広げた。人心地ついたが、子供も両親もかなり疲れており、私もそろそろ腰やヒザの違和感が強くなってきた。この先、岩場や急坂があるとグリーンランドを目指すのは厳しいので、今日はここから根来谷を降りて、出発地点に戻ることにした。
根来谷を下る道は、何とか普通に歩いて降りられる程度の傾斜で、ヨメさんなどは走るようにさっさと降りていった。私はヒザに負担をかけないよう、足をふんばりながら小またでちょこちょこと下る。これは意外に足の筋肉を使う。防火標識が先程の「A-xx」から「C-xx」に変わった。下っていくと「xx」の数字部分がどんどん減っていく。
「C-1」の防火標識で、出発地点に帰ってきた。ずいぶん山中を歩いたようだが、コースマップによれば、わずか4.5km。再三のルート探索のための往復で距離を稼いだせいか、歩数計では7.42kmになっていた。
テーピングをしていたお陰かヒザに痛みは出なかったが、最後の下りが結構足にコタえ、ヒザに力が入りにくくなっている。無理をしないで、コースを短縮して正解だったようだ。腰も疲れているが、変な痛みは出ていない。晴れて、暑くなく寒くなく、山歩きに最適な天気だった。
今日の調子なら腰やヒザも意外と何とかなるので、家族での山歩きも本格的に復活させようと思う。腰痛がもっと回復しないと難しいが、ホントはトレイルランニングなんかにもチャレンジしてみたい。今日も2人組みを見かけた。自然の中でトレーニングができるなんて楽しそうだ。