始動2008
【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】
実に久々に峠を登った。
腰痛の悪化やら、他の故障やらをきっかけに、長いお休みをすることになった。結局自転車での実走トレーニングは今年はじめて、というより前回が昨年10/28だったから丸々5か月のブランクだ。
自転車で走るだけでは、さっぱり腰の具合が改善しないので、冬の間に少しでも腰痛を改善しようと、筋トレやランニングに取り組んだ。が、これもかえって故障を招いたりと一進一退で、目覚ましい効果を上げているわけでもない。
そうこうしているうちに、明明後日には早くも乗鞍の申込み受付が開始される。さすがにそろそろ自転車に跨らないとヤバイ。昨日から右ヒザに軽い痛みはあったが、「行けるとこまで行こう」と、腰とヒザをサポーターで固めて8:30頃自宅を出た。
実に久々の猛虎参號だが、何とも身体になじむ。ペダリングやハンドリングへのレスポンスや、路面のショックの吸収具合が実に心地よいのだ。何と言っても本来はツーリングのために設計されたクロモリフレーム。全体にまろやかなヒューマンインターフェースなのだが、決して重たさを感じさせるダルさはない。踏み込めばスッスッと前に出るのに、レースバイクのような身体に負担を感じさせる固さがない。恐らく、パワーのある人には物足りないだろうが、私程度の軟弱ライダーにはちょうどいい。しばらく通勤でGIANT MCM-TEAM(’97型)に乗るだけだったので、目からうろこが落ちる思いだ。
そんなこともあって、ブランクが空いたとは言え気持ちよく走り出した。久々ということで、自分のスタンダードになっている鍋谷峠を目指す。今日はハートレートモニターも余り意識せず、抑え気味のアプローチにし、登り口近辺の横山までは順調にたどり着いた。
道すがらの桜はまだチラホラ咲きだが、まっ黄色の菜の花畑に春を感じさせられる。が、今日の気温は思ったより低い。先日までの暖かい日和の印象で、短いレーサーパンツで来たことを真剣に後悔した。峠の上はさらに気温が低いことが予想されるし、下りの寒さが心配になってきた。
だいぶ悩んだが、ここから引き返すのも惜しいので、覚悟を決めて登りはじめた。当然、久々で足は回らないのだが、思ったよりはマシだ。この調子ならと、心拍を意識し出したのが間違いだった。父鬼の集落からわずか2kmほどで、足が全然回らなくなった。特にももの筋肉が全く売り切れてしまい、非常に苦しい思いをさせられた。自転車で使う筋肉は特殊だというが、特に登り用の筋肉はかなり錆び付いていたらしい。
一方、以外に元気だったのがふくらはぎの筋肉。そして腕など脚以外の筋肉だ。昔は久々にヒルクライムをすると腕が疲れて大変だったが、今日はあまり負担を感じない。この辺は、ランニングなどでも鍛えられていたのかもしれない。
ひいこら言いながら、何とか足を着くことなく鍋谷峠にたどり着いたのが10:30頃。父鬼製材所近くの橋から、42分もかかってしまった。普段は35分くらい、絶好調時のベストラップが29分くらいだからひどいものだ。
さて、懐かしの鍋谷峠だが、のんびりはしていられない。ムチャクチャ寒いのだ。
気が付けば吐く息は白く、何と峠近辺には残雪があった(3枚目の画像参照)。どう考えても、短いレーパンで来る気温ではなかった。身体が冷える前にと、元来た道をとっとと下り始める。
下り始めてすぐ、スキル・シマノのチームウェアで固めた4人連れとすれ違った。鍋谷峠はシマノチームの練習コースとして有名だし、一般ライダーなら4人ともスキル・シマノのウェアということもないだろう。登りの速さと、身体つきからも、恐らくシマノチームの方々だったのだろう(写真は撮り損なった)。
凍えながら何とか父鬼まで降りてきて、製材所のたき火にあたらせてもらった。シマノチーム(らしき)の人たちを含め、今日見かけた自転車乗りは全員ロングパンツ。自転車用ロングパンツは、厳冬期用の厚手のものしか持ってないので、つい短いレーパンで来てしまったが、真剣に薄手のロングパンツかレッグウォーマーが欲しくなる。とは言え、先立つ物は乏しく、使用期間も短いので、取りあえずは一般スポーツ用のジャージを活用しようか? (ちょっと恥ずかしいが)
自転車にも乗らないとならないが、ヒルクライムは相変わらず腰に負担がかる。腰痛が改善しないと、力強くペダリングできないままだ。隔週でランニングと交互にトレーニングしようかとも考えている。
■本日の走行記録
平均心拍数:126
最大心拍数:166
心拍数ターゲットゾーン:132-165
ターゲットゾーン内時間:1:10:28
ターゲットゾーン以上時間:0:00:06
ターゲットゾーン以下時間:1:38:04
消費カロリー:1478
走行距離:48.7
平均速度:17.3
最高速度:44.7
平均ケイデンス:70
最大ケイデンス:108
走行時間:2:48:21
※『2007乗鞍参戦記』をこちらに掲載しています
https://www.hisayuki.org/