サイクルモード東京
【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】
昨日(11/16)は、サイクルモードを視察に東京に行った。私用ではなく、仕事だ。ライバル企業や業界全体の動向を知るために、毎年足を運んでいる。テレビ大阪&東京が主催のサイクルモードが初められる以前は、インタープレス主催の東京国際自転車展に足を運んでおり、もう10年以上、秋の恒例行事になっている。
サイクルモードは、元々大阪で「サイクルスタイル」として始まったこともあり、一週遅れで大阪でも開催されるが、大阪会場には出展しない業者もある。東京のユーザーの姿を生で見て、自転車人気を探る目的もあって東京会場に足を運んでいる。
今回は開催時間を把握する前に、朝7:05関西空港発の航空チケットを早割で購入してしまった。開催の15:00まで、手持ちぶさたになるので、都心部の得意先を何件か回った。
14:30頃には会場の幕張メッセに到着したが、すでにかなりの行列ができる人気振りだ。すでに、腰や股関節に痛みが出ていたがこれからが、本番。例年より時間が無いので、急ぎ足で会場を回った。
仕事に直接関わることは詳細に記せないが、ここ数年の自転車ブームが、通勤ライドや女性という新しい層を広げてさらに発展していることが伺えた。個人的には度肝を抜かれるほど驚く新商品は見当たらなかった。
とは言え、業界内部の動きを色々と実感する場だった。ダイワ精工がスペシャライズドの代理店権を失い、丸石サイクルもジェイミスの代理店権がを手放したり(正確には、代理店権が子会社の丸石自転車北海道販売に移り、その北海道販売が他の業者に譲渡されて社名も変更になった)、その他LOOKなど、代理店が変わったブランドがいくつもあった。
多くは事前に知っていたこととは言え、出展の様子を見ると、奪ったブランドへの力の入れ方や、ブランドを失った影響が伺える。まあ、多くの一般ユーザーにとっては、どこが代理店だろうが余り意識はしないことだが、業界人としては感慨深いものがある。
何とか無事に大阪に帰ってきたが、一日中歩き回って疲労困憊。腰だけでなくヒザや股関節、そして肩など全身の関節が痛い。残念ながら、今週末も実走トレーニングに出られそうにない。
ちなみに、写真1枚目は開場前の行列。2枚目はシマノの島野喜三会長。3枚目は日本人戦後初のツール・ド・フランス出場者の今中大介さん。4枚目はガンを乗り越えて世界一周の旅を続けているエミコ・シールさん。他も有名選手が会場を歩き回ってました。
※『2007乗鞍参戦記』をこちらに掲載しています
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