娘の自転車を乗鞍向けに改造 [その2]
盆休みに入った8/13に、ノリクラに向けて娘の自転車の改造の続きをした。
すでにペダル交換、BBグリスアップ、チェーン交換、前カゴなどの不要パーツを外したり、Bikeguy どこでもケージホルダーを装着たりしたりという整備、改造を加えた状態。
今回の作業はまず、手に入れたチェーンホイールとロングシートピラーとの交換。
念のためチェーンラインを計っておく。シートチューブ外側より13.3mmくらい。
外したチェーンホイールは約740g。鉄製なので、右だけでもずっしり重い。
交換するチェーンホイールは約555g。同じく鉄製だが、200g近く軽い。
クランクキャップも装着した状態。クランク長が同じなので、右だけ交換でいいだろう。32Tなので、上りがずいぶん楽になるはず、と思ったが・・・。
チェーンを掛けてみたら、チェーンが完全に乗らない。えぇ~。私の知る限り、国内の自転車のチェーンのピッチ(コマとコマの間の幅)はすべて同じはず。このチェーンホイールは152mm長で子供車用のものと思われるが、ピッチが変わるとは思えない。とすれば、ギアの歯の厚さの問題だろうか? 固定ギアには薄歯と厚歯があるが、チェーンはシマノの7/8速用のものなので、薄歯であれば問題なく装着できるはず。ひょっとして、このチェーンホイールは厚歯なのだろうか?
もし厚歯であったのならリアが多段ギアである以上、チェーンを厚歯用に変えるわけにもいかない。残念ながら、このチェーンホイールは使えないようだ。娘が元のギア比で上れるか不安は残るが、やむなくチェーンホイールを戻した。
気を取り直してもう一つのパーツ交換。元々のシートポストが短く、MAXラインを越えるほど突出しているが、娘の足が適正なポジションにならない。そこで、より長いサイズのものに交換する。
まずは、元々ついていた鉄製ポストをフレームから外し、サドルも外す。
首尾よく軽合金製のロングサイズシートポストが入手できた。こちらは約175g。軽量化はわずかだが、同じサイズの鉄製ポストなら、大幅に重量増になっただろう。サドルを装着してフレームに装着した。これで、娘に適性ポジションを取らせることができる。
改造はこの辺で、終了。続いてワイヤー類の交換作業。ほつれ等はないが、ノリクラ本番では長いダウンヒルもあるので、念のため交換しておく。
まずはフロントブレーキ。古いアウターケーブルと同じ長さにカットして、端をヤスリで整えておく。スムーズなブレーキングと寿命を延ばすためのちょっとした手間。
インナーワイヤーにはグリスを塗布しておく。ブレーキの引きは重くなってしまう恐れもあるが、長期間油切れやサビ水の侵入を防ぐことができる。
アウターワイヤーには粘度の低いオイルを流し込んでから、インナーワイヤーを通していく。
ついでにガタのあるフロントブレーキを分解。グリスを塗布して、再調整。あまりタイトに調整すると引きが重くなるので完全にガタを無くすことはできなかったが、多少は改善。
次はリアブレーキ。リアはバンドブレーキなので、メンテナンス性は良くない。サイドプルに変える手もあるが、費用もかかるし今のところはそのまま。
インナー、アウター共に、リアブレーキワイヤーの交換完了。リア用はしばらく死蔵していたブルーのワイヤーを使いきったため、色が不釣り合い。フレームカラーとは合ってるので、まあいいや。
動きの渋かったシフトレバーを分解したら、パーツが非常に少なく、主要パーツは金属性の土台と軸、そして樹脂製の、レバー、インデックスの爪(白いパーツ)、上カバーの5つのみ。高級グレードのシフトレバーに比べると大柄だが、少ないパーツでちゃんとインデックスが動作しているのだから驚きだ。シマノもコストダウンのために頭をひねったのだろう。油切れだったようで、グリスをくれてやったら動作がスムーズになった。
ブレーキワイヤーと同じようにカットして交換作業を進め、最後にワイヤーを引っ張って初期伸びを取り、再調整。これはブレーキワイヤーでも行った。
これで、娘の自転車のメンテはほぼ終了。あとは出発前日にスタンドを外すつもり。ブレーキと変速系をチェックしたので、安心して長い下りを走らせることができるようになった。ギア比改善に失敗したので心配だが、娘にはムリせず押すように言っておこう。
■本日のフォトアルバム
[…] 8/13、娘の自転車の次に、私の自転車の整備に入った。 […]