明日もまた 中休みたれ 梅の雨 [子供車の整備とチタンBBのベアリング交換]
できるだけ土曜の午前中にトレーニングに出ることにしているが、昨晩まで3日間雨が断続的に降り続けた。今日は朝から晴れる予報だったが、恐らく峠道はびしょ濡れだろう。念のため、トレーニングは日曜にすることにして、少しだけ(?)自転車いじり。
作業準備をしながら、目についた古スポーク。いつか使うかもと取っておいたが、最近は14番(2.0mm)を使うことはまずない。ステンレスの塊なので、重量もかさむ。思い切って、手持ちの14番は処分することにしてひとまとめに。うーむ、結構なボリュームだ。15番にしてもほとんどの場合新品を調達してしまうので、近いうちに今使っているホイールのサイズの予備だけ残して、処分してしまおう。
まずは、子供のジュニアマウンテン。近所からのいただきものなのだが、一昨年、娘がノリクラに出場するのに使用したもの。娘の普段乗りには男の子向けすぎるし、昨年からノリクラ用にはジュニアロードを借りているので、しばらくカバーを掛けて保管をしていた。息子が乗れる体格になったので、出番到来。
ブレーキや変速系の点検と注油。続いて、誤って処分してしまったマッドガードを新たに装着。先日、オークションで安く入手しておいたものだ。
後ろは簡単に装着できたが、前で苦戦。プラ製の本体を直接サイドプル(キャリパー)ブレーキのシャフトに共締めすると、ブレーキの固定力が不安。本来、カンチブレーキを使用するMTB用なので、サイドプルの使用を想定していない。付属のコの字金具を介してクラウン前で共締めしようとしたが、前カゴ(のステー)がジャマでブレーキが前に抜けない。
元々、大型カゴに交換予定なので、前カゴを先に外しておくことにしたが、ネジがさび付いて簡単に外れない。用心していたが、勢い余ってドライバー穴をナメてしまった。仕方ないのでステムとヘッドナットを外し、作業しやすいように上ステーごとカゴを外してから分離を試みた。スプレーオイルを吹き付けたり、ネジ山をさらったり、苦労の末何とかステーとカゴを分離。
再使用予定のステーを元に戻してようやくマッドガードの金具を止めようとしたが・・・コの字金具が短くて、クラウン前での固定は困難。やむ無く、クラウン後で固定した。すき間ができるのでマッドガードとしての機能が落ちるが、ブレーキをきちんと固定するためには、金属プレートで留める方が良いだろう。
後は、息子が今使っている自転車からダイナモライトと前カゴを移し、スタンドも両立てを調達して交換するつもり。とは言え、息子は基本的に土日は自転車で野球に行っている。雨で野球が休みの時でもないと、移し替え作業もできない。
続いては自分の自転車のパーツ。昨日届いたのが、このベアリングセパレーターとプーラーのセットだ。ワールドクラスのチタンBBのベアリング交換をするためだ。これは軸長122mmのもので、猛虎参號に再セットするつもり、もっと軸長の短いもの(軸長失念)を猛虎四號で使用しているが、今回上手くいけば両方交換したい。
ALMASの新名さんや、バイク屋さんをやっている大学の先輩kon413さんから助言を頂いており、この工具を狙っていたがようやく入手する事ができた。
ベアリングユニットとスリーブの間に刃先を食い込ませ、徐々に締め込んでいく。ところが、ベアリングはなかなか動かず、一方でスリーブが変形していくのが目に見えて判る。一度緩めて食い込ませる位置を変えたり、反対側のベアリングでトライしたりしたが、なかなかすき間もできない。
悩んだが、再使用するためにはベアリング交換が必須なので、意を決して思い切り閉め込んでいく。と、少し刃先が喰い込み、ついにベアリングとスリーブの間にすき間できた。そこで、プーラーをセットして、引き抜いていくと、ついに、ベアリングユニットが抜き取れた。
スリーブは残念ながらかなり変形してしまった。ダメ元で万力で挟んでできるだけ変型を戻す。
これで、一応はスリーブが外ワンに収まるようになった。
黑ゴムのシールは今まで付いていたベアリング。交換用のベアリングは以前から用意していた。NTNの型番6903LLU。防水シールはオレンジ色。
以前、既存のベアリングの外側に当てがったときにはガタがあり、微妙にサイズが違うのかと心配したが、ベアリングが入る部分はわずかに太くなっていた。ガタどころか、そう簡単には入っていかない。自転車に組み付ける時に外ワンを締め込んでいけばセットできるかと安易に考えていたが、軽合金のワンを締め込むくらいでは厳しそうだ。ベアリングの外側に圧力をかけることによる悪影響も心配だ。そこで、前もって軸にセットすることにした。
タイトな寸法のベアリングをセットする時には、「オイルやグリスさえ厚みが増して圧入が困難になるので、塗ってはいけない」との話を聞いていたので、パーツクリーナーできれいにしてから、圧入・・・はできる工具がないので、ベアリング内側のリングに力がかかるように万力にセットして、叩きこんでいく。
外す時同様、入れるのも大変で、傷防止にあてがっていたカマボコ板は真っ二つにして、ようやく片側をセット。
続いてもう片方も叩きこんでいったが、変形したスリーブが少し斜めにずれてしまう。何とか平行にセットしようとしたが上手く行かず、諦めた。スリーブは取り去って使用することにした。ロックリングを用いず、両側から締め込むだけのワールドクラスで果たして緩みを招かないか心配もあるが、ゆるみ止め(ロックタイト)を使うか?
スリーブを取り去るために、もう一度ベアリングを外したが、外側の輪に力がかかるせいか、ベアリングの回転が渋くなった。新しいベアリングに交換しようと思ったが、今日はここで時間切れ。作業は持ち越しとなった。
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