1年10ヶ月ぶりの通行止め解除 [鍋谷峠往復]
3月は全ての週末に仕事でイベントが入っており、先週は金土と一泊二日のTAIPEI CYCLE(台北國際自行車展)弾丸出張。昨年までのE-BIKE一辺倒の状態から、ロード、MTB、グラベル、そして折りたたみ自転車などの従来車種の完成車やパーツが少し戻ってきた感があり、ホッとした。翌3/30(日)は休みだったが、さすがに身体のダメージが大きく走りに出る元気はなかった。
それに先立ち、3/26に大阪府建築環境課から荷物が届いた。この秋冬に取り組んだスタンプラリーのひとつ「ビュースポットおおさかデジタルスタンプラリー」に当選した。3名に当たる「大阪・関西万博グッズ(マグカップ)」なのだろうが、マグカップ以外にも先日訪問した和泉リサイクル環境公園のラベンダーポプリやメモ帳、紙袋、ガイドマップなどが同梱されていた。
今シーズンのスタンプラリーでは周遊スタンプラリー「泉州・和歌山」CycleRide2024の泉州のお菓子詰め合わせ5000円相当と大和川サイクル月間のLAZER製COMPACT AF(実売5000円程度)、愉快・爽快・空海ウォーク デジタルスタンプラリー2024の大野ぶどうのジャムを頂いている。今季も大量だ。
話を今週に戻す。今週末も明日は玉手橋で試乗会だが、今日は休みなので7:06にTORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)でカラクリング(CARACLE+サイクリング)に出発。忙しい日々が続いているので、さすがに起床が遅くなった。
今日は確認しておきたいことがある。かつては年間20回以上通ったこともある最も身近な峠、鍋谷峠の大阪側がようやく開通したらしいと、X(元Twitter)にポストされていた。2023年6月2日の大雨以降通行止めが続き、2024年GW近辺に和泉市の鍋谷峠サイクルイベントとして一時的に通行できたのに、その後再び通行止めになっていた。強行突破した自転車乗りや歩行者のネット発信によると別の豪雨災害が起きていたようで、再び大きな工事をしていたようだ。「2024年11月15日に大阪府の工事が終了して、和泉市の安全確認後に開通」との情報や、「砂利や倒木などを撤去するための通行止めで自転車は通れる」といったブログ報告や、はたまた「工事作業員が、細々と補修箇所があって、年度内には終わらせたいって言ってた」と、色んな情報が流れていたので、2024年11月30日に確かめにいったこともあったが、その時点では引き続き通行止めだった。
明日は雨の降る時間帯がありそうだが、今日は朝から快晴。ただし、花粉か黄砂かPM2.5か、行く手の和泉山脈は少し霞んでいる。最低気温4度とこの季節にしては冷え込んだが、日光の力が増しているので日向ではそれほどの寒さは感じない。
通い慣れた鍋谷峠への経路にはスタートしてほどなく荒山公園がある。素通りしようとしたら桜が目に入って急停止。梅の花の名所として知られているが、桜の木も随所に植えられている。近所の桜は五~七分咲きといったところだが、来週末は盛りを過ぎている可能性が高い。今年は忙しいので、花の下で宴会とはいかないだろうが、せめてもの花見。
南楽園峠(勝手に呼称)を越えて和泉市に入り、新旧国道170号線を越えて仏並町の間道を抜けていくと桜の大木が見えたので近寄ろうとしたが、個人宅の敷地内のようで断念。道沿いにもややピンクがかった桜が咲いていたので、撮影。
国道170号線旧道と国道480号線が分離する大野町交差点。3/20に通過した時とは、違う方向から来て違う方向に曲がるので、この交差点でしかルートは接しない。
逢坂トンネルをくぐると、和泉山脈はすぐ前。稜線の三国山のレーダーサイトまではっきり見える。
定点観測地点の父鬼集落下の温度計も久しぶり。ここにあった「鍋谷峠方面通り抜け不可」の看板が撤去されていた。
温度計のそばの掲示板に「閉校記念セレモニー~」の掲示を見つけて驚いた。先ほど前を通り過ぎた南横山小学校が、138年歴史を締めくくり閉校したとのこと。少子化の進む中、小規模の小学校はいつかそうなるだろうと思っていたが、鍋谷峠が通行止めでしばらくご無沙汰している間に歴史を閉じてしまったのは複雑な気分だ。
南横山八坂神社でカフェイン(缶コーヒー)を注入しながら小休止。五分~七分咲きというところだが、充分見ごたえのある桜が参道脇に立っていた。
鍋谷峠トンネルに向かうバイパスと短距離合流して、旧道への分岐点にも何の表示もなくなっている。
ここに通行止めの看板とバリケードが設けられていたが、きれいに撤去されている。道路の脇に通行止の遮断棒だけが残されていた。また使うかもしれないということだろうか?
2024年4月末GWの一時開放以来ほぼ1年ぶりの峠道は、久々なので何かよそよそしい。以前のような全力アタックをしたら数分でオールアウトしそうなので、序盤は心拍数160を越えない程度で抑え気味に上っていく。路面は落ち葉や小枝、土砂など多少の散乱物がありとてもきれいとは言えないが、凹凸やひどい堆積物はなくまずまず走りやすい。
道祖神の祠から少し上ったところにある谷の周辺の樹が切り倒されて、大きな暗渠が埋められていた。自信はないが、昨年の一時開放時にには無かったような気がするので、その後も通行止めが続いた理由の場所かもしれない。
中盤から少し心拍数を上げていき、ラスト2kmは久々のスパートを掛け今年最高の心拍数189bpmまで上げて鍋谷峠にゴール。往年のベストタイム25分28秒にはほど遠いが、久々で32分21秒は思ったより悪くない。温度計は8度を示しているが、一桁にしては暖かく感じるのは春の陽射しのお陰だろう。
南横山小学校の閉校もあって、ちょっとした変化に年月の流れを感じる。10年以上前に設置されたと記憶しているが、ピーク地点の鍋谷峠の表示もボロボロになって垂れ下がっているし、峠付近の路面の波打ちもかなりひどくなって、落ち葉が散乱して荒れた印象になっている。ここ数年鍋谷トンネル出口より上の和歌山側の道路状態が悪化しているのが気がかり。
明日はイベントだし、久々のヒルクライムで消耗しているはずなので、和歌山側には足を伸ばさず引き換えした。上る途中で気付いていたが、これもボロボロになっていた峠道の橋名表示に、ステンレス製らしき新しいものが追加されていた。このまま廃道になるんじゃないかと心配していたが、この峠道は見捨てられていないようでホッとした。
下りではたくさんの自転車乗りとすれ違った。私と同じく鍋谷峠の開通を待ちわびていた人が多いことがわかる。ウィンドブレーカー1枚羽織るだけで、さほどの寒さを感じることなく父鬼集落まで下り、帰路は父鬼集落下で右折して父鬼川対岸の2車線道路を通った。この3月で閉校になった南横山小学校を、父鬼川の対岸から眺める。
久々の鍋谷アタックで消耗しているが、意外と軽快に小川大野トンネルまで上れたのは、花盛りの春に装備も気持ちも軽くなっているからだろう。
府道228号線に突き当たる直前の民泊施設桜泉会館は、元々個人の邸宅だったそうだが名前に通り桜に溢れていた。
帰路は槇尾中学校前交差点を通って、横山高校の跡地に整備された関西トランスウェイスポーツスタジアムの脇を通ってみたらここにも桜。「日の本は どこに行っても 桜かな」駄句も頭をよぎる。
市境の南楽園峠を越えて堺市に戻ったが、天気の良さと見頃の桜に真っ直ぐ帰るのがもったいなく、堺公園墓地でも通っていこうとハーベストの丘の前を通る道に入ってみた。ところが、マップに表示されていた道はゲートで塞がれており、堺公園墓地に向かうことができなかった。引き返すの癪なので最近整備されたと思われ道を進み続けたら、堺カントリークラブの入口近くまで東進させられ、ずいぶんと上らされた。
アップダウンを経て府道38号線を下っていたら、妙見山感應寺の桜が目に入って寄り道。寺院なのに立派な鳥居がお出迎え。残念ながら桜が多いのは境内の裏手なので自転車で進入は断念。
上神谷の高台に農地が広がり遠くまで見渡せる堺とは思えない雄大な風景。田植え前なので気温が低いと寒々しい風景だが、今日は気持ちの良い景色に見えるから不思議だ。区画割りが現代的だし、周りを谷に囲まれた立地なので、恐らく人工的な水利で比較的最近農地化できたのだろう。
寄り道が過ぎたので家路を急ぐ。上神谷の参道を下って櫻井神社に突き当り、一瞬迷ったが大きな桜も見当たらないので素通り。……したが、すぐ先に櫻井古跡の桜の巨木に急停止。櫻井神社の御祭神に深い関わりのある井戸があったが、1885年(明治18年)の大洪水で埋没したとのこと。
色々用事もあるので10:30までに帰宅するつもりだったが、結局11:08になった。それでも短時間だったが、鍋谷峠の開通と各所の桜を楽しんで満足感の高いライドになった。
■STRAVA
1年10ヶ月ぶりの通行止め解除 [鍋谷峠往復] | ライド | Strava
■Ride with GPS
1年10ヶ月ぶりの通行止め解除 [鍋谷峠往復] | ライド | Strava・Ride with GPS
■CyclemeterGPS
CyclemeterGPSの記録
スタート: 2025/04/05 7:06:25
自転車完了: 2025/04/05 11:08:00
バイクタイム: 2:48:12
停止時間: 1:13:23
距離: 59.79 km
平均スピード: 21.33 km/h
登り: 794 m
カロリー: 2094 kcal
平均心拍数: 134 bpm
最大心拍数: 189 bpm
平均ペダルペース: 59 rpm
最高ペダルペース: 126 rpm
今月の走行距離: 153 km
今年の走行距離: 1989 km
先月の走行距離: 527 km
昨年の走行距離: 7989 km
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