2024走り納め [周遊スタンプラリー和歌山2コース]

師走の忙しさに加えて、天気が不安定な週末が3週続いて12月は思うように走れなかった。毎回挑戦している周遊スタンプラリー「泉州・和歌山」CycleRide2024も泉州2コースこそコンプリートしたものの、和歌山2コースは挑戦できないまま1/3の終了が近づいてきた。

毎年恒例の3日間連続大掃除(勤務先1日間+自宅2日間)を何とかこなし、ようやく身体を空けることができた大晦日に和歌山に遠征することにした。……のだが、またも天気が不安定で、前夜の時点では朝のうちに小さな雨雲が次々通過する予報。それでも朝に再確認すると、雨のエリアがかなり小さくなって、パラパラの弱い雨雲が走る地域の周辺を通過する程度になったこともあり、予定通り出発することにした。「最悪」でも、途中で雨宿りしたり、輪行で帰ってくれば良いと考えたわけだが、両方やることになるとは……。

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7時前にTORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)で自宅を出走し、まずは最寄りのJR鳳駅に7:14着。

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先日更新したばかりハンドルカバーをどうするか試行錯誤したり、少し手間取ったが12分で輪行作業を終えて入場。ハンドルカバーはボタン一つで簡単に着脱できるので、輪行時は外してしまうことにした。

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幸い、入場直後の7:29に紀州路快速がやって来た。大晦日の早朝は電車が空いており、ドアのそばの一人掛けの席を確保できた。

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乗り換え無しの最短時間でJR紀伊駅に8:12着。8:30には出走態勢を整えた。

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まずは駅前の県道7号線を西進し、弘西交差点で左折して県道149号線を南下していく。途中で国道24号線との交差をクランク状に通過して紀の川河畔に到達。橋の向こうは中洲の小豆島。やや雲は多いが薄日の差す空に、天候への警戒心も緩んでくる。

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8:56に紀伊風土記の丘に到着。

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ここで周遊スタンプラリー「泉州・和歌山」CycleRide2024の和歌山東部・南部コース1つ目のスタンプ獲得。

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資料館は早朝だし年末年始で休館中。目立つ看板もないので、シャッターが閉まっているとここが資料館だとわかりにくかった。再出発しようとしてこれからの経路を確認していたら、iPhoneが突然ブラックアウト。まだバッテリー残量が50%以上あったはずなのに、再起動すると残量1%との表示で、慌ててモバイルバッテリーを接続。バッテリーが消耗してくると起きる現象で、このところ低温時に軽度のものが何度か起きていた。非純正バッテリーなので仕方ないが、1月末にバッテリーに交換してまだ1年経っていないので、ハズレだったようだ。

モバイルバッテリーを接続した状態でログアプリCyclemeterGPSをスタートしようとしたら、またブラックアウト。何度か操作を繰り返したが、その度にブラックアウト→再起動する。このアプリが起動しないとログが取れないのはもちろんだが、今日のルートを事前にプランニングしてアプリにインポートして、表示されるルートを見て走っている。これが起動しないといきなり迷子だ。電力不足だと思われるので、携行食を頬張って時間つぶしをしながら、しばらく充電。10分ほど経ってからCyclemeterGPSをタッチすると、今度は無事に起動した。その後は充電しながら走って、事なきを得たが、またバッテリーを交換するか、それともiPhoneを新調するか? コンパクトなSE(第2世代)を気に入っているが、そろそろに性能不足を感じることが増えてきたので悩ましい。

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歴史を感じる集落や田畑の間を抜けて東に向かい祢宜で南に方向を転じ、矢田隧道の直ぐ側で県道9(138)号線に合流。この上を熊野街道の矢田峠が越えている。

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矢田隧道の反対側で東の道に入り、薬王寺のある尾根を越えて回り込み、9:35頃に道の駅四季の郷公園の入口に到着したがスタンプポイントは中の方だったので、多目的広場まで上った。

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ここで周遊スタンプラリー和歌山東部・南部コース2つ目のスタンプ獲得。

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南に下って和歌山電鐵伊太祈曽駅に9:53着。ちょうど2台の列車がこの駅行き違ったばかりだったのが残念。先は長いのでゆっくりはしていられない。

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伊太祁曽神社も鳥居前で撮影のみ。毎回前を通過するばかりで残念。

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西に向かう県道13号線のバイパスは自転車通行禁止の高架区間があるので、和田川沿いに西進していき途中から合流。だんだん雲が厚くなってきたので雨雲レーダーを確認すると、40~50分後にちょっと強めの雨雲がやってくる予報。やっぱりダメだったか、とがっかりしながらも、とりあえず次のスタンプスポットまで進もうと脚に力を込める。

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県道135号線に入って南下し、紀三井寺の麓に10:18着。境内まで上れるスロープがあったが、雨雲が迫っているので楼門前で本殿方面を見上げて失礼。上ろうと思えば自転車が上れるのかはっきり確認していないが、自動車は上れるがバイクはダメとのこと。

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ここで周遊スタンプラリー和歌山東部・南部コース3つ目のスタンプ獲得。

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早めの昼食を摂りながら雨宿りか、最悪はJR紀三井寺駅から輪行で撤退かと、今後の行動を検討したが、雨雲は局所的で、降るとしてもまだ20~30分は余裕がありそう。降っても短時間で止みそうなので先に進むことにした。

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10:32に紀州東照宮の付近を通過。後で思えば、この辺りの食事処に入って雨宿りがてら昼食を摂れば、時間が無駄にならなかった。

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和歌浦沿いの県道151号線を進み、和歌浦漁港を過ぎて坂を上っていく。10:37時点で南側の空はまだ明るく陽光に海が輝いてきれいだが、北側の空は暗く、予報より約15早く雨がパラパラと降ってきた。

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もう少し上ってみたが、雨が強くなる一方なので、道沿いのホテルの軒下で雨宿りさせてもらった。雨は結構強ぃタイミングもあり、11時過ぎまで約35分の雨宿りを余儀なくされ、すっかり凍えてしまった。

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雨がほぼ上がったので再出走したが、路面がびしょ濡れなので、ノロノロと上っていく。同じように雨宿りしていたと思われるロードバイク3人連れとすれ違ったが、彼らも速度を抑えて下ってきた。2年前は田ノ浦漁港に降りたが、今回は集落の上側を通る県道151号線(海岸通り)を進んだ。斜面に張り付く田ノ浦の集落の先に和歌浦を見下ろす風景は、晴れていればもっと素晴らしいだろう。

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ホテルなどが散在する岬を回り込むと、日本のアマルフィと呼ばれる雑賀崎の集落を上から見下ろす。海岸から稜線上の県道まで、斜面にびっしりと家が張り付いているのが圧巻。

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岬の稜線上の急坂を上り切って、11:33に雑賀崎灯台に到着。晴れてきた青空に白い灯台が映える。

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ここで周遊スタンプラリー和歌山東部・南部コース4つ目のスタンプ獲得。

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路面はまだびしょ濡れだが、すっかり晴れて淡路島から四国まで見晴らす絶景が拝めた。雨で撤退しなくて良かったと思える。

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県道15号線で岬の反対側に降りて海沿いを北上するが、まだ水たまりも多く、と言って交通量が多く避けて通るのもかなり難しいので、ゆっくり走るしか無い。もどかしい走りをしばらく強いられたが、11:54にわかやままるしぇ着。

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ここで周遊スタンプラリーの別コース和歌山・岬町コース1つ目のスタンプ獲得。ここで昼食が摂れないかと思ったが、警備員さんから「12時で出入り口を閉めるんで、あっちから出てや」と声を掛けられ、閉められる前に慌てて退場。年末で施設自体の営業時間が変更になっていたのかもしれない。

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結局、和歌山城に向かう途中で目についた香の川製麺のぶっかけうどんを昼食にした。和歌山とはほぼ無関係だが、消化は良いだろう。

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食事をしている間に、路面がかなり乾いて走りやすくなった。県道15号線で和歌山市中心部に向かい、和歌山城に12:39着。

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ここで再び、周遊スタンプラリー和歌山東部・南部コース5つ目のスタンプ獲得。2つのコースを一気に回る都合上、前後するポイントが出てくる。

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少し北上して南海和歌山市駅。2019年に訪れた際には工事中だったが、駅ビルと一体化した複合施設キーノ和歌山がオープンして見違える風景になっていた。

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周遊スタンプラリーの2つのコースのスタンプポイントを行ったり来たりだが、ここでは和歌山・岬町コース2つ目のスタンプ獲得。

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南海とJRの線路に沿って北東に進み、紀の国大橋で紀の川北岸に渡る。ちょうど南海電車が、 西側の鉄橋を渡っていく。気温は上がってきたが、引き続き風が強く走りづらい。

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国道26号線バイパスの東側の道(旧街道っぽい)を北上して新興住宅地の急坂を駆け上り、大谷古墳に13:06到着。5世紀末から6世紀の初め頃に造営されたと考えられてい前方後円墳。古墳の南西側の方がアクセスしやすいが、そちらでスタンプが獲得できない場合、自転車だと大きく迂回する必要がありそうなので、念のため最初からマップ上のスタンプポイントに近い北側の駐車スペースにやって来た。

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ここは最後の和歌山東部・南部コースのポイントで、6つ目のスタンプを獲得してコンプリート。反対側に抜けられないかと先を伺ったが、雨上がりだし、真新しいタイヤを履いたCARACLE-COZ2でこれ以上登ることはやめた。

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県道7号線→県道15号線→県道146号線と西進して行き、県道751号線に入って北側の急坂を上っていく。ここは、和泉山脈が海に落ち込んでいく最西端部になり、2012年にこの先の猿坂峠を逆から上ったことがあるが、直線的でゆるい傾斜の北側と対象的に、南側はグネグネの急傾斜。

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本日最難関の上りを経て、西庄ふれあいの郷ハーブ園に13:35到着。と言っても標高は70m程度なのだが、海を見下ろす景色はなかなか。残念ながら年末年始休業で下方のハーブ園には入場できず最上部の駐車場までだったが、ハーブ園まで降りたらまた上る必要があったので、ある意味幸い。

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ここで和歌山・岬町コース3つ目のスタンプ獲得。

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せっかく上った県道751号線を引き返し、県道146号線に戻ってさらに西進。県道7号線に合流して加太方面に向かうが、真向かいからの強風で速度が上がらず、ハンドルが振られて危ないので歩道に避難。加太駅手前から堤川沿いの細道に逃げ込んで、14:03に淡嶋神社に到着。人形供養で知られ、髪の伸びる人形や、人形に限らず色んな逸話の多い神社だが、今日は時間が押してきたので鳥居前でご挨拶のみ。

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強風に煽られ操作に手間取りながらも、和歌山・岬町コース4つ目のスタンプ獲得。

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淡嶋神社のすぐ前の海岸に設置されているのが、千葉銚子から1400kmの太平洋岸自転車道の終点モニュメント。台上に自分の自転車を置いて撮影できるので、何度か撮影しているが、イエローに再塗装してからは初めて。時間が押してきた中でも、ハンドルカバーやサドルバッグを外し、タイヤバルブを上に持っていって、クランクはちょっと前上がり、などと写真映えにこだわったが、マッドガードも外せばよかった。

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加太から県道65号線を海岸沿いに北上していくが、斜め前からの強風にハンドルを取られるだけでなく、波しぶきが道路にまで上がってきて、走りづらい。必死でハンドルを握り、姿勢を低くしてジリジリ進む。

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大川トンネルを抜けると岬を回り込んで進路が東寄りになり、斜め後ろからの風になった。追い風気味なのは良いが、斜めからなのでハンドルを握る手を緩めることはできない。風と波しぶきと後続車に気をつけながら、何とか府県境を越えて岬町に入り、道の駅 とっとパーク小島に14:32到着。海釣り公園だけでなく、施設自体が年末年始休業だったが、トイレと自動販売機は使えたので、缶コーヒーを飲んで小休止。

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ここで、和歌山・岬町コース5つ目のスタンプ獲得。

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残り1つのポイント目指して走行再開。強風で荒れる海は真っ白に泡立っている。

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この先は少し内陸を走る区間が多くなり、風は少しマシになったが、交通量が増えてきた。進路が乱れると危険なので、引き続き気を遣う。深日交差点をを曲がって府道752号線(旧国道26号線)に入り、みさき公園跡を過ぎ、15:04に道の駅 みさき夢灯台に到着。

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ここで6つ目のスタンプを獲得して、和歌山・岬町コースをコンプリート。これで、周遊スタンプラリー「泉州・和歌山」CycleRide2024の4コースすべてをコンプリートした。

すでに15時を過ぎ、辺りは夕方の風情。ここから約45kmで帰宅するとなると、どんなに条件が良くても2時間はかかる。今日のコンディションなら3時間以上掛かる可能性が高そうだ。暗くなった道で横風と戦うのは危険だし、大晦日なので早く帰宅したい。ここは素直に輪行して帰ることにした。

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急行停車駅のみさき公園駅まで戻ることも考えたが、料金が高くなる方向へ後戻りするのも嫌だし、結局一番近い南海本線淡輪駅に15:14着。ホームが改札の眼の前で、高低差がほとんどないのもこの駅にした理由。

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風で輪行袋や小物が飛んでいきそうなので手間取ったが、15:24にはホームに上った。15:25発の南海線各停に乗車。

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泉佐野で急行に乗り換えて、16:15に南海羽衣駅に到着。ちょっとダラダラ組み立てしてしまったが、16:33には再出走。約7km走って16:54に帰宅。スタンプポイントを回るだけなら午後早い時間に済むと思ったのだが、iPhoneのバッテリートラブルや雨、そして強風に翻弄されて予想以上に時間がかかってしまった。それでも、大晦日に美しい景色が拝めたのは収穫だった。

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締め切り3日前に何とか4コース全てのスタンプを獲得できた。帰路の電車の中や帰宅後に、各コースの「3ポイント賞」と「完走賞」合わせて合計8回抽選応募。「全コース完走賞」も設定されているようだが、個別の応募方法が見つけられなかった。自動的に応募になるのなら良いのだが。

KIX泉州ツーリズムビューローが主催するスタンプラリーでは、以前も3万円分の黒毛和牛肉が当選したことがあり、今回も楽しみにしておこう。

輪行前後を併せて約97kmの走行で2024年の自転車活動完了。2023年を242km上回る7989kmの走行距離となったが、あと11km走っておけば8000kmの大台に乗ったことに後で気付いた。ちょっと残念だが、どちらにしてもこの2年は以前に年間9000km前後走っていたのと比較して、走行距離が約1000km前後減っている。寄る年波と多忙で以前のように元気に自転車に乗れなくなっているが、また違う潮目が来ることもあるだろう。今は無理なく楽しめる範囲で自転車を継続していくつもりだ。2025年も楽しんでいこう。

■STRAVA


2024走り納め [周遊スタンプラリー和歌山2コース] | ライド | Strava

■Ride with GPS

024走り納め [周遊スタンプラリー和歌山2コース]・Ride with GPS

■CyclemeterGPS

cyclemeter241231CyclemeterGPSの記録
スタート: 2024/12/31 8:31:59
自転車完了: 2024/12/31 15:13:42
バイクタイム: 3:46:00
停止時間: 2:55:42
距離: 85.84 km
平均スピード: 22.79 km/h
登り: 259 m
カロリー: 2518 kcal
平均心拍数: 125 bpm
最大心拍数: 163 bpm
平均ペダルペース:  64 rpm
最高ペダルペース: 132 rpm
今月の走行距離:  732 km
今年の走行距離: 7989 km
先月の走行距離:  725 km
昨年の走行距離: 7747 km

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