2022ノリクラ決戦仕様シェイクダウン [鍋谷峠-紀見峠]
いよいよ来週はノリクラ(乗鞍ヒルクライム)本番。今週末は最後のトレーニングでもあるが、夏季休暇に対ノリクラ決戦仕様に組み替えたTORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)のシェイクダウン(試走)になる。
朝から腹を下してしまい、もう一つの体調。ちょっと出遅れて6:27に自宅を出走し、毎度のごとく近所のコンビニで友人と落ち合った。
ひとまず鍋谷峠を目指して走り出した。決戦仕様のTORACLE-COZ2はいつもより軽快で気持ちよく加速する。R9200も変速やブレーキングがスムーズで快調そのもの。空は雲が多くスッキリしないが、天気でサイトによって天気予報もバラバラ。午前中は雨に降られることは無さそうだが、載せ替えたばかりのコンポを濡らしたくないので、用心しながら南下していく。行く手の和泉山脈はところどころ雲を被っている。
雲が多いお陰でやや涼しめだが、時々陽が射すと一気に蒸し暑くなる。先日ぎっくり腰を患った友人はしばらく快走していたが、一緒に走っていると身体のキレが次第に落ちてきたのが判った。どうも違和感が拭えないらしい。ノリクラ本番に向けて今日は用心するとのことで友人は引き返し、ここからはひとり旅。
そのまま鍋谷峠に向かい、父鬼集落下の定点観測地点の温度計は27度を表示。涼しいようでも8時半にこの気温だ。
横山八坂神社で小休止。荷物を再度装着したとは言え、先週より1kg以上軽いTORACLE-COZ2は快調この上ない。体調不良を忘れるほど軽快にここまでやってきた。フロントシングル42Tの低レシオも40km/h以上でも脚が掛かるので、下り以外は大きな問題は無い。
しばし休息の後、鍋谷峠に向けてアタック開始。身体に力が入らず全力アタックとはいかなかったし、最高心拍数は187bpm止まり。タイムは29分38秒と、何とか30分きり。ベストタイムの25分28秒は遥かに遠く、5月に出した27分59秒にも及ばない最終トレーニングとなったが、体調不良でももいつもより楽に上ることができたのはいつもより軽いTORACLE-COZ2のおかげだろう。
峠で小休止をしながら行くか戻るか考えようと思ったが、この時期の鍋谷峠はブヨが飛び回っていて、座り込める状態ではない。写真だけ取って慌てて走り出し、勢いで和歌山側に下り始めてしまった。
下りながら考えたが、先週は少し早起きをして友人と待ち合わせこともなく出走したので、鍋谷峠着は約1時間半早かった。それでも11:30過ぎの帰宅だったことを思うと、同じ紀見峠越えコースでも帰宅は13時頃になる。(通称)犬鳴峠はさらに距離が伸びるし、今日の体調と暑さでは帰路に和泉葛城山に上る気にはなれない。蔵王峠の大阪側は恐らくびしょ濡れで、せっかくの決戦仕様車が汚れてしまうだろう。
今からでも鍋谷峠に引き返すか? とも思ったが、それも悔しい。やはり先週と同じく紀見峠を越えるしか無いと、意を決して下り続けた。途中で平の集落を見下ろしてパチリ。相変わらずの曇り空だが、雨の心配は無さそうだ。
長い下りで試してみたが、R9200の油圧ディスクブレーキはやはりコントロール性が向上しており、リムブレーキとほぼ同じフィーリングで使用できた。下ハンでのピーキーさもかなり改善しているし、いざという時にはしっかり制動力を発揮する。しかも引きは非常に軽く前後の差も無いとなれば、ストレス無しで思うように操れる。これは一段と下りが楽になる。
パッドクリアランスが大きくなり、調整が簡単になったことも報じられているが、これは恐らく副次的なもの。油圧ピストンはパスカルの原理に基づき、ピストンの径(断面積)により力と移動距離が変化する。ブレーキレバー側が変化しない場合、ブレーキキャリパー側のピストン径を小さくすれば、力が落ちる反面、移動距離が大きくなる。コントロール性を高めるために制動力を低くする方向に調整すれば、ピストンの移動距離が大きくなるということだろう。
鍋谷峠トンネルのそばで国道480号線バイパスに合流してからは、カーブの緩い直線的な下り坂。さすがにフロント42Tでは40km/h以上は重力に任せるしかないので、できるだけ姿勢を低くして空気抵抗を減らす。逆に言えば40km/hは重力に任せると割り切れば、大きな問題は無い。先週と同じく道の駅くしがきの里に立ち寄り。ロードバイクの先客がいたが、天候のせいか今日はちょっと自転車が少なめだ。
先週に続き、WAKAYAMA800のチェックイン。期間中に30回も来られるとは思えないが、ついでなので。
先週より1時間半遅れているので、今日は少しでも時間を短縮しようと道の駅紀の川万葉の里には立ち寄らなかった。紀の川南岸に渡ろうとして国道24号線を越えてたが、北岸の国道24号線の方が距離と時間の短縮になると思い直し、西から大回りしてきた国道480号線に入って東に進路を変更。480号線はこの笠田東交差点で右折して紀の川を渡るが、私はそのまま直進し、道なりに進むと佐野東交差点で国道24号線に合流した。
すでに10時を過ぎているが、国道24号は比較的交通量が少なめで走りやすかった。弱い追い風に背を押され、30km/h超の快調なペースで東進を続ける。フロント42Tでもリアトップから3速辺りを使用することが多く、まだ余裕がある。
約12kmをほぼ30分で走り、先週と同じく紀伊山田駅前の岸上交差点を左折して北に進路を変える。
神社や小中学校、風情ある旧家が立ち並ぶかつての山田村のメインストリートと思われるルートは比較的緩い上り坂。
私が旧山田村役場跡ではないかと睨んでいる出塔農事集会所。今週は写真を撮った。
先週はこの交差点を右折して広域王道に入ったが、アップ・ダウンが激しかった。今日は直進して川沿いにもう少し遡ってから東に向かうつもり。
一旦集落は途切れ、一面の水田が広がる。旧山田村役場は出塔集落にあったようだが、地名はこの辺りから「山田」になり、村名の由来と思われる。
再び人家と立ち並ぶ集落になり、この辺りが山田集落の中心地だろう。ここまで来れば以前串柿ツーリングの下見で逆から来たことがある県道105号線だ。
結局は尾根を乗り越えなければならないので急坂があるが、広域農道からさつき台を辿るルートよりは起伏が少ないように感じる。
ピークを越えると御幸辻駅まで下っていき、駅前で左折して国道371号線バイパスに入る。毎度苦しい直登だが、曇り空のお陰で先週よりはマシ。先週休憩したコンビニに日陰がないので、今日は林間田園都市駅に来てみた。駅構内のコンビニを試しに除いてみたが、ひと通りの飲料や必需品のガリガリ君が入手できるし、駅前に木陰のある腰掛けがある(曇っている今日は必要性が低いが)。ただ、トイレは駅の改札内にしか無いようだ。
先週よりマシとは言っても11時を過ぎて暑いものは暑い。うっかりガリガリ君を食べてお腹が痛くなり、そう言えば腹を下して体調が良くなかったことも思い出した(笑)。ダラダラと上って11:33に紀見峠に到着。先週と比べて鍋谷峠で約1時間半遅れていたのを、コースカットと追い風で約1時間遅れにまで短縮した。大阪府の「紀見峠」の看板の上の旧道には歴史街道の「紀伊見峠」の表示(水色というかチェレステっぽい色)が建っている。「紀伊の国が見える」という意味は同じなのでどちらが正解と言うわけでもないだろうが、隣接していくつも峠の碑が建っているのも珍しい。ちなみに、和歌山県の建てた「紀見峠」の碑も隣に建っている。
今日は自転車乗りが少なかったが、紀見峠で撮影しているとロードバイクの3人連れが挨拶して通り過ぎていった。
後は河内長野駅前まで下り、西高野街道を辿って12:35に帰宅した。体調はもうひとつだったが、TORACLE-COZ2は快調そのものだった。後はノリクラ本番の天気が良く、気持ちよく畳平まで上れることを願うばかりだ。
と、締めようと思ったが、ウェアの準備をしながら気温をチェックしようとした週間天気予報を見たら、来週の乗鞍高原は土日ともに雨の予報だった……。
3年ぶりの開催が雨ではあまりにツラい。何とか良い方向に天気が変わって欲しいものだ。
■STRAVA
2022ノリクラ決戦仕様シェイクダウン [鍋谷峠-紀見峠] | ライド | Strava
■Ride with GPS
2022ノリクラ決戦仕様シェイクダウン [鍋谷峠-紀見峠] – でのサイクリング 堺市, 近畿地方
■CyclemeterGPS
CyclemeterGPSの記録
スタート: 2022/08/20 6:27:12
自転車完了: 2022/08/20 12:35:29
バイクタイム: 4:03:13
停止時間: 2:04:59
距離: 91.46 km
平均スピード: 22.56 km/h
登り: 993 m
カロリー: 3090 kcal
平均心拍数: 136 bpm
最大心拍数: 187 bpm
平均ペダルペース: 63 rpm
最高ペダルペース: 135 rpm
今月の走行距離: 513 km
今年の走行距離: 5955 km
先月の走行距離: 841 km
昨年の走行距離: 8954 km
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