泉州周遊コース完走 [周遊スタンプラリー「泉州・和歌山」CycleRide2022]
1/14から周遊スタンプラリー「泉州・和歌山」CycleRide2022(長い!)が始まった。土地勘のある地域で開催されるサイクルスタンプラリーとなれば見逃せない。「泉州(大阪府南部)と和歌山の自然・文化・グルメをたっぷり堪能!」と銘打ち、モデル周遊コースは泉州が95km、和歌山が100km。……いや、自然・文化・グルメをたっぷり堪能しながら100km前後を走れる人というのは、かなりハードルが高いぞ。誰だ、この企画立てたの!
と、ツッコミを入れながらも、個人的にはちょうど取り組みやすい距離なので、早速チャレンジをすることにした。といっても普段のように午前中に帰宅するのは難しい。となれば土日が休みの週に実施するか、数回に分けるかしたいところだが、オミクロン株が猛威を奮う大阪府ではいつ蔓延防止措置や緊急事態宣言が再び発出されて、イベントが中止になるかわからない。昨年もせっかくポイントを回ったのに無駄になる目に遭っている。
そんな訳で、ちょっと頑張って午後まで時間を確保し、一気に泉州周遊ルートを回ることにした。それでもできるだけ早く帰宅したいので、冬場にしては早い6:41にTORACLE-COZ(CARACLE-COZ DB)で自宅出走。「自然・文化・グルメをたっぷり堪能」していたら一日ではとても回りきれないので、基本的にはポイントで長居はせずにさっさと回るつもり。
ひとつめのポイントを目指してやや北よりに西に向かっていく。日の出の近い東の空がオレンジ色に染まって美しかったので、ちょっと停車して撮影。天気予報で最低気温が零度と確認していたので覚悟はしていたが、寒さは厳しい。体幹部はアンダーウェアを重ねて身体を動かせばまだマシだが、手の指先は二枚重ねのグローブにカイロを入れても冷えてしびれてくる。鼻や耳がツラいのもそうそう有ることではない。あらためて天気予報を再確認したら、最低気温が氷点下2度に修正されていた。先に山手を回ることも考えていたが、先に平地を回るプランで正解だろう。救いは風がまだ弱いことだ。数日前の風は通勤ライドでもツラかった。
鳳駅付近から羽衣線に沿って進み、浜寺公園に入って海辺に突き当たって南下。出走から7.8km地点の日露友好之像がひとつめのスタンプポイント。日露戦争時にこの地にはロシア人俘虜収容所があったとのことで、小泉首相(当時)とプーチン大統領のサインが刻まれていた。7:07到着。
そのまま南端から浜寺公園を出ると、歩行者自転車専用道が続いていた。芦田川河口付近の橋を渡る際から見ると水面に日の出寸前の東の空を映していた。
そのまま海沿いに南下を続けると、大阪臨海線(府道29号線)に合流した。風情はないが、ペースは上がる。少し内陸に入って2つ目のスタンプポイント大津神社に7:25到着。12.6km地点。
こちらでもスタンプゲット。初めてなのでお参りしたいところだが、今日は我慢して入り口に撮影だけして先に進んだ。
府道204号線(旧国道26号線)に出て南下を続ける。大津川を渡ってすぐに、3つ目のスタンプポイント忠岡神社に7:36到着。約15km地点
こちらでもスタンプゲット。ここも惜しいが入り口の撮影だけで先に進む。
スタンプポイントではないが、岸和田競輪で一時停車。本来ならこの週末は競輪選手になった友人の息子さんが出場するはずだったが、関係者にコロナ感染者が出たとのことで、開催打ち切りになってしまった。大阪に来ることは珍しい(初めて?)ので、残念。
ここもスタンプポイントではないが、岸和田城二の丸に立ち寄った。寒さで近くなるトイレに寄るため。
岸和田城のすぐ下にあるスタンプポイント岸和田だんじり会館に8:09着。ここまで21kmちょい。
次は少し距離があった。府道204号線(旧国道26号線)から再び大阪臨海線(府道29号線)に入ったが、自転車通行禁止の高架が2つあって、ちょっと効率が悪かった。約30km地点の泉佐野漁協青空市場に8:36着。朝市が開かれているようで、場内を覗いてみたいがここも次の機会に。
泉佐野漁協青空市場から海沿いに進むとトローリングフィッシングの装備などを備えたゴージャスなクルーザーが並んでいた。いずみさの関空マリーナとのこと。クラブハウスや結婚式場が隣接して、日本離れした風景だった。陽が高くなって、ようやく寒さが緩んできた。
関空連絡橋のあるりんくうタウン駅付近を過ぎると、泉佐野発ブルベで走り慣れたルート。35.5km地点の田尻漁港マリーナ(たじり海の駅)に9:05着。
6つ目のスタンプをゲット。日曜朝市が開かれ賑わっているので覗いていきたいが、ここも素通り。
しばらく孝子越街道(紀州街道)に当たる府道250号線を進み、岡田浦駅付近を過ぎたところで海に向かって泉南マーブルビーチに出た。亡くなったアビィワンの大塚氏が企画した大和川サイクリング倶楽部の第一回イベントで、ここに訪れたのは2014年のことだった。2018年に大阪府で初めて「恋人の聖地」に認定されたとのことで、ハート型のモニュメントが設置されていた。
海岸沿いの遊歩道を進むと、SENNAN LONG PARKのエリアに入り、地上15.5mの巨大なアスレチック「ハートスロブ」が建っていた。この40.5km地点に9:29着。
7個目のスタンプゲット。これでようやく15箇所のスタンプポイントの半分を超えた。
再び孝子越街道(府道250号線)入り、約5km旧街道を辿り、府道752号線(旧国道26号線)に合流。箱作駅前で脇道に入って、せんなん里海公園に入った。公園の中ほど、阪南市と岬町の境付近にある「しおさい楽習館」は51km地点で10:08着。
8個目のスタンプゲット。ここが泉州周遊コースの最南端で、折り返し地点になる。和歌山・岬周遊コースの最初のスタンプポイント「道の駅 みさき夢灯台」もさほど遠くないので、ついでに回っていこうかとの気持ちも出てくる。とは言え、後半はあと5箇所と言っても山沿いを引き返すアップダウンのあるルートだ。下手な助平心は出さずに、素直に引き返すことにした。
空が薄雲が増えてきたが、雨の心配はないだろう。少し霞んではいるが岬町方面や淡路島も見渡せるいい景色だ。
引き返し始めて追い風なのに気付いた。府道752号線(旧国道26号線)は交通量は多いが、追い風のおかげで快調に飛ばせる。朝のことを思えばずいぶん暖かくなり、ウインドブレイカーを脱ぎ、グローブのインナーを外した(と言っても10度には達していないだろう)。泉南市で早めの昼食を摂って11:18再出走。
並走する国道26号線(バイパス)が最も近づく中小路交差点で右折して府道252号線経由で国道26号線に入り、しばらく北上。中庄交差点で右折して府道62号線に入る。そのまま直進すると国道170号線旧道に入る。
ちょっとしたアップダウンでも、すでに70km以上走った身体にはキツい。昭和初期に建設された綿布工場を保存再生した熊取交流センター煉瓦館に到着したのは11:46。72km地点。しおさい楽習館から一気に21km北上してきたら、また晴れ間が多くなった。
国道170号線旧道に戻ってゆるい坂を上っていくと、和歌山から(通称)犬鳴峠を越えて来た際に合流するひまわりドーム北交差点が現れた。ここからはちょくちょく通るルート。秬谷川を渡る橋で本堂の脇から水間寺(水間観音)に入った。
境内はかなりの参拝客で賑わっており、僧の般若心経が響き渡っていた。何かの行事の日かと思ったが、公式サイトの行事に記載されている初巳の日は1/4だ。今日は巳が重なる巳巳の日らしいが、水間寺で何か行うとは記載されていない。普段から結構人は多いお寺だが……。
ともあれ、76km地点の水間寺で10個めのスタンプをゲットした。
正午過ぎとあって朝のことを思えばずいぶん暖かくなり、厳冬装備だとポカポカ陽気に感じるくらいだが気温はまだ一桁だろう。
近道になりそうなルートに入ったら(予想はしていたが)えらく上らされた。見晴らしの良い丘のピークが四差路になっていて祠が建っていた。掲示板があり、向かいには薬局(跡?)もあり集落の中心地であることが伺える、貝塚市三ケ山(ミケヤマ)は、山中に突然立派な旧家が立ち並ぶ大きな集落が表れた印象。傾斜の厳しい丘陵地に周囲と隔絶した「町」があることに違和感を感じるが、明治時代は独立した村であり、西葛城村を経て旧貝塚町に編入されたとのこと。何らかの産業があって栄えていたのだろう。
三ケ山からは六甲山から淡路島まで大阪湾一帯が見渡せる。夜景が綺麗だろう。
三ケ山から国道170号線バイパスに降りると上り基調のアップダウン。傾斜はゆるく、追い風なのでまずまずのペースで約83km地点「道の駅 愛彩ランド」に12:36到着、
11個めのスタンプをゲットした愛彩ランドのすぐ手前は、岸和田市三ケ山町とのこと。同じ地名になにか関連があるかと思ったが、こちらは「さんがやま」と読み田治米村・新在家村・尾生村の3村立会の三ケ山新田があったことに由来。先ほどの貝塚市三ケ山は「みけやま」と読み旧村内の国見山から大鳥・和泉・日根の和泉国3郡が眺望できることに由来し、両者に特に関係はないとのこと→Wikipedia。
国道170号線バイパスは、交通量が多く、アップダウンがダイナミックなので自転車で走りにくい。途中経路は走り慣れた旧道に迂回して約91km地点「道の駅 いずみ 山愛の里」に13:06到着。
12個めのスタンプゲット。近辺をよく通るが、丘の上にあってバイパスに面しているので、スタンプラリーのときぐらいしか立ち寄らない。申し訳無いが今回もトイレに寄っただけで再出走。
約97.5km地点のまたきて菜(ハーベストの丘農産物直売所)に13:26着。泉州南部では少し曇っていたが、堺まで戻ってくると天気は回復して、この頃にはほぼ快晴。
これにて泉州周遊コースコンプリート。各ポイントでのんびりせずにサクサク回ったつもりだが、100km足らずなのにずいぶん時間がかかってしまった。
その場で完走特典に応募した。泉州タオルはもれなく頂けるとのこと。さらに抽選で10名にしか当たらないが、特産品は10,000円相当となかなか豪華な品だ。目標を持って走るだけでも達成感はあるが、商品が当たるとなお嬉しい。できるだけ近いうちに、和歌山周遊コースに挑戦する機会も設けたいものだ。
■STRAVA
泉州周遊コース完走 [周遊スタンプラリー「泉州・和歌山」CycleRide2022] | ライド | Strava
■Ride with GPS
泉州周遊コース完走 [周遊スタンプラリー「泉州・和歌山」CycleRide2022] – でのサイクリング 堺市, 近畿地方
■CyclemeterGPS
CyclemeterGPSの記録
スタート: 2022/01/16 6:41:36
自転車完了: 2022/01/16 14:00:45
バイクタイム: 4:18:12
停止時間: 3:00:38
距離: 107.00 km
平均スピード: 24.87 km/h
登り: 292 m
カロリー: 2897 kcal
平均心拍数: 127 bpm
最大心拍数: 165 bpm
平均ペダルペース: 63 rpm
最高ペダルペース: 137 rpm
今月の走行距離: 232 km
今年の走行距離: 232 km
先月の走行距離: 655 km
昨年の走行距離: 8954 km
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