息子の通学車のチェーン交換・ナローワイド化等 [THUNDER]
息子の通学車「THNDER」は、2020年11月にキャリア(カゴ)の固定方法を変更したが、長期的には不安がある。息子からはチェーンがちょくちょく外れることや、チェーンの異音の申告があり、その改善も課題になったが、引越しのバタバタでしばらく放ったらかしになっていた。
2021年4月になってようやく手を入れる時間が取れた。チェーンがチャラチャラ異音を発するのはなぜかスプロケットの真中付近の数段だけで、トップやロー側では生じない。チェーンゲージ測ってみたら、結構延びていた。
そこで新品のシマノ製チェーンに交換した。雨でも毎日使用するとはいえ、約2年間の走行距離は2000~3000km程度と思われるので、少し早い印象だ。交換後にチャラチャラ音は少しマシになったが、やはりリアスプロケットの中央付近でゴリゴリ感が残る。息子があまり変速を活用せずに特定のスプロケットを使い続けて摩耗したのかもしれないが、スプロケットは多くの場合チェーンより長持ちするので不思議な感じは残る。ローグレードの8速スプロケットは安価なので、そのうち交換してみるつもり。
チェーン脱落はチェーンの伸びも一因かもしれないが、根本的な対策としてナローワイドチェーンリングを装着することにした。とは言え通学は学生服だし、息子はいくら言っても裾留めバンドを使おうとしないので、ガードも必要だろう。クランクはシマノ製FC-CX50が勤務先に転がっていた(笑)ので拝借し、チェーンリングは対応する5アームPCD110の46Tナローワイドを調達。チェーンリングガードは以前CARACLE-S 2015で使用していたDixnaラインガードを再利用することにした。息子の通学用には随分贅沢な仕様になってしまった。
ところが、いざ装着しようとすると、チェーンリングガードとクランクのクリアランスが少なすぎて、どうやっても車体側のチェーンカバーに接触してしまう。やむなく、チェーンリングガードは外して、チェーンカバーのみで運用することにした。
気がつくと、サドルサイドがひび割れて、一部が剥がれていた。当面、座ること自体に問題はなさそうだが、雨の日に中に水が入ってしまう恐れがある。
以前から重量級でクッション性過剰であることが気になっていたので、この機会に勤務先に転がっていた(再)スポーツサドルに交換した。軽量化になるし、まだサスペンションシートポストがあるので、充分なクッション性だろう。いっそシートポストもノーマルタイプに交換して一層の軽量化を図りたい気もあるのだが、26.0mm径というマイナーサイズなので、なかなか手頃な価格の商品が見つからない。
チェーンカバーの収まりがもうひとつなので近いうちに手を入れようと思ってはいたが、わずか3週間後に息子が「壊れた」と外れたチェーンカバーを持ってきた。気使いを期待できない息子のことなので半ば覚悟していたが、予想以上に早かった(笑)。
応急処置として、一旦外したチェーンリングガードを再装着して、ちょっとでもロングパンツへのダメージを減らす。この間に、チェーンカバーを調達することにした。
今回はOGK技研のATBチェーンカバー2種を購入してみた。まずはチェーンリング前側をガードするMG-10を装着しようとしたが、一番内側になるよう調整してもクランクに接触してしまう。そこで穴を削って調整範囲を拡げ、カバーの外側がチェーンリングガードの直上に来るようセットした。
続いてチェーンリングの後ろ側をガードするMG-001を装着する。このフレームのリアセンターもかなり長いと思うのだが、取付金具は結構タイトでマッドガードと接触しそうな位置まで来るので固定に手間取った。
フロントディレイラーを装着していないので前後のガードをできるだけ近づけたいのと、Qファクターが狭いクランクのせいでチェーンリングガードより外側に出せないので、角度が限定される。メーカーの見本写真のように、前後のガードが一直線になるセッティングは難しかった。すき間を開けてもう少し上方に装着すれば見た目はきれいになりそうだが、ロングパンツの裾を守るためにはできるだけすき間は小さくしておきたい。ひとまずは機能優先。
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
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