ホイールスタビライザー検証 [THUNDER]

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先日息子の通学車に装着したRINDOW製ホイール アライメント スタビライザー。意外と反応があったので、約1ヶ月使用した経過報告をしておく。

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息子の通学車は26インチMTBクロスバイクTHUNDERに、超大型前カゴを装着している。面倒くさがりの息子にリアとの荷重分散といった手法は期待できず、ポンと一括して放り込める大きな荷物スペースを設けた。できるだけステアリングコラムに近づけてはいるが、空荷の状態でもステアリングが重く、駐輪時に勝手にハンドルが切れて不安定だ。荷物満載だと転倒の確率が高くなる。また、走行中にハンドルを切ると途中から急に切れ込む感じがある。

駐輪時の安定性重んじるなら、ダブルレッグタイプのセンタースタンドを装着する手もあるが、高価でかなりの重量増になることが難点。そこで試しに導入したのが、比較的安価なホイールスタビライザーだ。

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構造としては構造としては非常に単純で、ハンドルを切るとスプリングの力で中心に戻そうとする力が働く。少なくとも空荷で駐輪時に、ハンドルがあまり動かず安定することは装着時に確認できていた。通学荷物を積んだ状態でしばらく使用した息子も「まあ、前よりええんちゃう」と、微妙な反応ながら少なくとも不自由は感じていないようだ。

ハンドルを大きく切ることが難しくなり、小回りがきかなくなる点について、狭い駐輪場などで多少の不便はあるようだが持ち上げて移動してしまえば良いので、力のある息子にさほど苦はないようだ。走行中の挙動については、そもそも何が良いハンドリングなのかもよく理解していないので、的外れな答えしか返ってこない。要は慣れたものが良いということのようだ。そこで、私も近所を走り回って確認してみた。

結論から言えば、悪くない。

一言で言えば「直進安定性が高くなる」ので、気楽に走り続けられる。装着前はハンドルが「勝手に切れ込んでいく」傾向があったので、直進時もハンドルをしっかり握っていないと怖かった。装着後は逆に力を抜くと「勝手に直進しようとする」印象だ。基本的に機動性と安定性は相反するので、トリッキーなジグザグ走行や鋭角ターンはやりづらいが、通学という用途を考えるとこちらが正解だろう。

息子も最初は走行に違和感があったのかもしれないが、1ヶ月で慣れてしまい不満はないようだ。自覚がなくても、疲労軽減と安全性向上に繋がっているはずだし、駐輪時の機能向上は間違いない。比較的軽量、かつ少ない出費で改善効果があったと感じている。同じようにフロントに重い荷重を乗せる方や直進安定性を高めたい方には、方法のひとつとしてお勧めしたい。

ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。


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