峠路の 茹だる暑さや 夏来る [紀見峠-隅田駅-千早峠(金剛トンネル)]
雨が多く通勤ライドができない日が多かったので、今月はなかなか走行距離が伸びない。先月は900km近く走ったのに、今月は昨日20日までで390km。このペースだと7月は585kmしか走れない勘定になる。それでも週末は何とか走れる展開が続き、今週で何と10週連続で峠に上っている。梅雨時にこんないい天気の巡りは今までに無いかもしれない。
これだけ上ってもなかなか停滞を抜け出せずにいるが、今日もTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)で6時48分出走。
ノリクラに向けて昨晩、軽量ステムを交換したので今日は試し乗り。アルミ製なのにこれまでのカーボンステムより約35g軽いが、カーボン製ハンドルに気を使って緩めに締めるとハンドルが動いてしまい、ヒヤヒヤしながらトルクを上げていった。自宅にはトルクレンチがないので正確にはわからないが、7~8Nm程度だろうか? それでも固定力に不安があったので、ズレるようなら途中で引き返すことも視野に入れていた。
走り始めてすぐにサドル高に違和感を感じた。ペダル&シューズをSPD-SLに交換したので、足の位置が下がったのだろう。シートクランプにクラックが生じているので触りたくなかったが、ヒヤヒヤしながらサドルを5mmほど下げた。
車体の状態に不安を抱えながら、国道310号線を河内長野駅方面に向かう。こんな状態だが近所の友人が付き合ってくれた。今日は低めの紀見峠で様子を見て、問題がなければ和歌山側に降りて千早峠(金剛トンネル)で帰ってくるプランを考えている。
心配した台風の影響も大阪は限定的で、曇り空ながら降水確率は低め。それでも昨日までの雨で、路面はところどころ水たまりが残っている。日差しがないのに気温は高く、早朝からすでに25度を越えている。湿度も高いので、蒸し暑さにアプローチから汗が流れる。
河内長野駅まではハンドルがズレることもなく、無事に到達。通勤ライドであまり走れていないにも関わらず、脚はまずまず回っている。とはいえ、友人に追いつけない場面も何度かあったので、コンビニでカフェイン(コーヒー)を注入して一本目の峠に備える。
紀見峠を大阪側から上るのも久しぶりだが、トトロ道(単線時代の南海高野線軌道跡の遊歩道)でなく国道371号線を上るのも何年ぶりだろう? 国道と行っても旧道になってしまったが、バイパスができたので交通量が減って快適に上れる。バイパスとの合流点からは交通量が増えるが、すぐ紀見トンネルと旧道が分岐するので1kmほどの我慢。
旧道に入ってひと上りすると紀見峠。今日は集落の清掃作業日らしく、一生懸命草刈りをされていたので、ジャマしないように峠の碑を行き過ぎて停車。
幸い上りで多少もがいてもハンドルがずれることもなかったので、先に進むことにした。橋本駅付近まで一気に下って、珍しく国道24号線を東進。断続的に取り組んでいるモバイルスタンプラリーWAKAYAMA800のチェックポイントJR隅田駅に立ち寄るためだ。
国道から少し脇に入ったところにあった、隅田駅は・・・JRの駅だよな? ここ(^_^;)。
駅のあちこちに地元の隅田中学校の美術部員とOGによって、萌キャラ風のイラストが描かれていた。落書きに悩まされていた駅舎を、いっその事と近隣の名所や祭りなど郷土をPRするイラストで埋め尽くしたとのこと。
WAKAYAMA800のチェックポイントも無事発見。これで紀北エリアの15ptのうち8ptのスタンプをゲットした。エリア賞だけでも先はまだ長いが、最も手頃な10ポイント賞の応募権はもうひと息。南紀地区を含めたパーフェクト賞50ptは、とてもではないが無理(笑)。
駅の脇には、和歌山県の整備する紀の川サイクリングロードのスタート&ゴールの碑も建っていた。駅のすぐ東に県境があるので、奈良に入ると吉野川に名前を変えるので、これ以上は物理的に「紀の川」サイクリングロードを延ばせないのだ。
国道24号線に戻るのに少し東寄りの道を通ったら、短いながらも激坂の山越えだった。国道に戻ってからも県境付近はアップダウンが続いて意外とキツかった。普段は紀の川(吉野川)の南岸の県道55号線か、金剛山麓の広域農道を通るので、この近辺の国道24号線を通るのは実は初めて。
五条駅付近から国道310号線に入って、千早峠に向けて上っていく。10時頃に気温は30度を越えていたと思うが、上りになると暑さも極まる。京奈和道五條IC付近のコンビニで飲料を補給して小休止。アイスでも食べて体内から冷やしたいところだが、お腹の具合が良くないので我慢した。
牧野小学校前交差点からアタック開始。ムワッとした暑さに、早速汗がポタポタ落ちる。今日は次々と下ってくる自転車乗りとすれ違いながら、高度を上げていく。
ここまで結構追い込んでしまったのと暑さに苦しみ、もうひとつ調子は上がらなかったが、それなりに追い込んで31分37秒で千早峠(金剛トンネル)に到着。裏金剛を本気で上ったのは久々だが、以前はCARACLE-Sで30分49秒だったので、喜べるタイムではない。
このころには天気が回復してきて薄日が射してきたので、日なたは暑く、トンネル内に避難。風が吹き抜ける峠は、日陰でじっとしていると涼しく快適。
続いて上ってきた友人と、座り込んで大休止。11時過ぎに重い腰を上げて暑い下界へ向けて下り始めた。そうこうする間にも、次々と自転車乗りが上ってくる。
気は使っていたが、下りの路面の荒れによる衝撃でもハンドルのズレは起きず、順調に河内長野駅付近まで下り、そのまま国道310号線を辿って家路を急ぐ。かなり混雑しておりギクシャクしたペースながらも、友人の鬼引きで、この調子なら午前中に帰宅できそうだった。
ところが、自宅まであと約4km地点で、突如「プシュッ」という音が響いた。最初は前輪のパンクかと思い、触ってみたが変化は無い。ぴったり付いていた友人の後輪かとも思ったが、そうでも無い。音は前方から聞こえたように思ったが、まさかと自分の後輪を触ってみるとグニャッとした手応え。やはりパンクだった。
その場で修理しようかと思ったが、最初に大きな音が響き渡った割には空気圧が一気に下がる訳でもなかったので、ハンドポンプでエアーを追加注入して先に進んでみた。途中でもう一度エアーを追加したが、何とか自宅にたどり着くことができた。正午を過ぎてしまったが、チューブ交換をしていたらもっと時間がかかっていただろう。
午後にチューブ交換したが。パンク箇所のタイヤに内側まで達する切れ目が入っていた。何か鋭利なものを踏んでしまったようだ。
タイヤの内側に布テープを貼って補強し、チューブを交換してひとまず修理完了。パンクしたチューブもパッチを貼って修理し、スペアチューブとして使用する準備をした。
今日はハンドル固定の不安に加え、サドル高の違和感、そして最後のパンクとトラブルが続いた。幸い、大きなタイムロスにならず、想定通りのコースを走れたのは幸いだった。
今日もタイムはパッとしなかったが、ノリクラ本番まであとほぼ1ヶ月、一層頑張らねば。
■RouteHub
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■本日の走行記録(自転車)
CyclemeterGPSの記録
スタート: 2019/07/21 6:48:42
自転車完了: 2019/07/21 12:12:58
バイクタイム: 3:28:56
停止時間: 1:54:26
距離: 81.13 km
平均スピード: 時速 23.30 km/h
登り: 897 m
カロリー: 2572 kcal
平均心拍数: 135 bpm
最大心拍数: 183 bpm
平均ペダルペース: 63 rpm
最高ペダルペース: 140 rpm
今月の走行距離: 470 km
今年の走行距離: 5164 km
先月の走行距離: 889 km
昨年の走行距離: 7965 km
[…] 驚かせてしまって申し訳ないが、こちらはガックリ。停車してタイヤを外してみると、先週と同じ箇所がパンクしていた。トレッドが裂けた箇所を布製ガムテープで補強していたが、1枚で […]
[…] 出場車は昨年と同じくTORACLE-COZ(CARACLE-COZ試作フレーム)。写真は平常仕様からサドルバッグやツールバッグを外した状態。すでにしばらく前から試用している高強度ホイール(ちょっと重い)は、標準のホイールZ-LIGHTに戻し、チューブをR-AIRに交換してある。裂け目が入ってパンクの続いたタイヤ、ミニッツ・ライトは、他もトレッドが傷んでいる箇所があったので新しいものに交換した。 […]