カンピロバクターの襲撃 [燈明岳山歩き]
この秋(特に11月)は仕事絡みの自転車イベントで週末が埋まり、家族で出かける機会が少なかった。動きやすい季節を逃して遅きに失した観はあるが、今日は家族で山歩きに出かけることにした。
で、どこに行くか? 久々だし、気温が低いので子供連れであまりハードなことはリスキー。手ごろなコースを考えていたが、先日の串柿ツーリングで見かけていた、この看板のことを思い出した。ネットで情報を集め、この看板に従って燈明岳を登り、余裕があれば三国山方面まで脚を伸ばそうというプランを立てた。
お弁当を持って、まずは車で堀越観音に向かったが、途中でこちらは青信号を直進していたのに、対向車線の車が強引に右折してきた。あわや正面衝突の危機を、(感覚的には)わずか10数センチの距離でかわしたものの、幸先の悪い出だしとなった。
堀越観音近くの駐車場に車を止めて、山道を歩き始める。寒い中ではあるが息子は元気で、先頭をどんどん進んでいく。
ところが、分岐が多いのに案内看板は少ない。iPhoneのGPSと連動したマップソフトで大まかな現在地はわかるが、細かいハイキング道までは掲載されていないので、正しいルートがわかりにくい。
大きな踏み跡を選んで進んでいたつもりだったが、途中から下り基調でこんな荒れた道になってきた。どうやらこの道は間違い。ひとつ前の分岐まで引き返した。
何とか本来のルートらしき道に戻り、また上る。どうもふくらはぎがチクチクすると感じていたが、そのチクチクがだんだん上に上がってきた。ついに太ももが痛み出したので、堅い虫でも上がってきたのか? でもこの寒い時期に、とズボンの中を覗いてみると、顔を出したのは杉の枯れ葉。
足を動かす度に一方向に傾いた杉の葉が押さえつけられて、徐々に上がってきたらしい。ちょっと驚き。
途中からは地図ソフトにも掲載されているコンクリ舗装のしっかりした道に。ヨメさんと娘はゆっくり歩いてついてくるが、私と息子が先頭争奪戦。最後は上り坂を二人でダッシュして、いいトレーニングになった?
ちょうど昼頃に燈明岳展望台に到着。紀の川を見下ろし、高野山方面を望む絶景。
展望台でお弁当を食べていると、朝から下り気味だったお腹が痛み出した。山中にトイレがある訳もなく、仕方なく下山することにした。
急ぎ足で山を下るが、持病のヒザが痛み出した。痛みをこらえながら駐車場まで戻り、慌ててトイレに駆け込んだ。
ひとまずホッとしたが、おなかの痛みは完全に治まらず、ヒザ痛もあるのでもう一度山に入ることは断念した。すぐ近くに堀越観音があるので、参拝することにした。自転車で何度も立ち寄っているが、境内を全て見たことはなかった。本堂の上にある不動明王のお堂などは初参拝。
本堂に降りると、三週間前には見事な黄色だったイチョウの葉が全て落ちていた。
そばでは、さざんか(推定樹齢500年の老樹)の花が咲いており、季節の移り変わりを感じさせた。
お腹の具合が悪いので、早々に引き上げて家路に着いたが、次第に身体がだるくなり、頭がフラフラしてきた。家に帰って寝込んでしまい、体温を計ると38.6度。どうやら単なる下痢ではなさそうだ。
翌18日は一日寝込んだが、月曜にはほぼ復調した。症状を診てヨメさんはカンピロバクターによる食中毒ではないか、とのこと。家族は無事だし、先週私だけ外食したことがあったので、心当たりもある。症状もぴったり当てはまるので、どうやらその疑い濃厚だ。
とは言え、同行者は平気な人が多いようだし、私の身心の疲労が溜まって抵抗力が落ちていたことが、発症に繋がったのかもしれない。何とか忙しい時期を乗り切ってホッとしていたが、気が緩んでいたのかもしれない。やはり体調管理は大事だ。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2011/12/17 11:07:23
完了: 2011/12/17 13:20:53
移動時間: 1:07:07
停止時間: 1:06:06
距離: 4.48 km
平均: 14:59 /km
最高ペース: 10:09 /km
登り: 164 メートル
降り: 179 メートル
カロリー: 215
■本日のフォトアルバム