ブレーキワイヤー、シュー交換 [通勤用CARACLE-S]
TORACLE-COZのマッドガード検討に続いて、通勤用CARACLE-Sの整備。あと5000km走ることを見据えて、徐々に消耗品を交換している。
まず、インナーワイヤーを交換した。今のところ、ほつれなどの支障はないが、恐らく2年以上交換していないので、転ばぬ先の杖で交換しておいた。
実は2ヶ月ほど前にシフトワイヤーがほつれてきたのを発見し、交換済み。理想的にはインナーワイヤー類を1年に1回くらい、定期的に交換すればトラブルを防げる。
ワイヤーをブレーキ本体に固定する前に、消耗しているブレーキシューも前後左右ともに交換。15,000kmで使用をやめるつもりだったので引っ張っていたが、すでに溝の一部が無くなるほど削れている。
主にMTBやクロスバイクなどの大径リムでの用途を想定した長いブレーキシューを20インチ車のリムに装着するのはただでさえシビアだが、CARACLE-Sのフロントはフォークの後側に台座があるので、シューが大きく傾き、さらに調整がシビアになる。
テクニックとして、全長の短いブレーキシューに交換すれば調整が楽になる。実際、TORACLE-Sではロード系の55mm長シューを装着できる「舟」を使っている。
それでも慣れというか、数多くのCARACLE-Sをいじってきたので、長いブレーキシューでもそれほど苦労なく装着できるようになった。今回もブレーキ純正のロングシューを装着した。
アウターケーシング内にパーツクリーナーを通してクリーニングしてから注油し、インナーワイヤーを通してブレーキ本体に仮固定。ブレーキレバーを強く握って初期伸びを取ってから、固定位置を微調整して本固定。左右バランスも調整してフロント側の装着完了。
リア側も同様に作業を進め、シューが減りすぎてブレーキング時にアームがマッドガードに接触していた問題も解消した。
アジャスターを締め込んだ状態でリードパイプをぎりぎり嵌め外しできる長さにワイヤー長を調整し、少しアジャスターを緩めてストロークを調整している。アジャスターを一体化したリードパイプを使用しているが、特にリア画はかなり傷んできている。こちらもそのうち交換しよう。
今日の作業はこれまで。外見はほとんど変化が見えないが、ひとまずトラブルに繋がりかねない消耗部品は交換できた。あとは安全性には関係ないが、みすぼらしくなったバーテープや、ギアレシオの見直しを行って、最低あと5000kmを気持ち良く走れる仕様にしていきたい。
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
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