TORACLE-COZ組立て その7 [ステム交換等]
[TORACLE-COZ組立て その6]からの続き
先週末は、峠でシェイクダウン(チェック走行)を行ったTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)。ポジションやDi2の操作にストレスを感じながらも、鍋谷峠で自己記録を大幅に更新することができた。
ダンシングでヒザがハンドルバーに当たる対策として、これまでより20mm長い110mmステムを元々用意していたので、装着してみた。
併せてハンドルバーの角度を2度しゃくった(前を持ち上げた)。少し起こした方がハンドルバーの肩やデュアルコントロールレバー(ブラケット)が握りやすそうだったし、ブラケット位置が高く近くなることで、ステムを伸ばした影響を少しでも軽減できるという意図。
通勤ライドで試走してみると、やはりブラケットポジションが遠くて前傾姿勢がツラくなるが、思ったよりはマシ。平地でダンシングする分には、ハンドルにヒザが当たることが無くなった。最終的には峠を上ってみないと断定はできないが、改善が期待できる。
ハンドルをしゃくったこともあってか、少し手前のハンドルの肩を持てば前傾も楽になる。最近は巡航時でもブラケットを握ることが多くなっていたが、以前はハンドルバーのフラット位置を含め、もっとハンドルバーの各所を活用していた。ショートリーチバーの調達も検討しているが、しばらく乗り込んでから決定しよう。
もうひとつヒザに当たるのが、iPhoneホルダー(TOKEAK製ライドケース)。ひとまずはフォークコラム(ステ管)トップに装着するマウントを装着していたが、この位置だとダンシングでなくてもちょっともがくとヒザが当たる。ジャマで仕方がないので、TORACLE-Sで使用しているステム前方へ装着するマウントに交換することにした。
TORACLE-Sから外したマウントを装着するのは、ちょっと複雑。
まず、ステムのハンドルバー固定ボルトと専用のネジ穴付きボルトを交換して装着する。
それから中間マウントを装着し、さらに角度調整部分を装着する。手間はかかるが、iPhoneの装着位置が前に出て脚に当たる恐れがなくなる上に、視線移動が少なく見やすくなる。
ハンドルの前に出すライドケースマウントは、ステムの両側でハンドルバーを咥えるタイプもあり、こちらの方が装着が簡単でステムを選ばないが、見た目はステムボルト装着タイプの方がスッキリするし、他のアクセサリーを装着する妨げにもなりにくいだろう。
一時的にマウント二連装になり、バッテリーをここにつければ・・・という考えもよぎったが、やっぱりヒザに当たるだろう。TORACLE-Sにもマウントは必要だ。
COZ用のトップキャップを自宅に置いたままだったので、とりあえずS用ロゴのトップキャップを装着。
これまた通勤ライドで検証してみたところ、少なくともヒザとの干渉は大幅に改善してダンシングしやすくなった。フォークコラムとの干渉は残ってしまうが、これを解消するのはかなりの難題。ペダリングフォームを変えてお尻を引くか、フレームのトップチューブ長を伸ばすしか無いだろう。どちらも現実的でない。
Sのフォークコラムトップに外したマウントを装着して、こちらも一応iPhoneを装着できる状態にした。とは言え、Sもヒザが当たるから、ハンドル前への装着タイプを導入していた。ハンドルポストが前傾している分COZよりはマシだが、今度はSでストレスを感じることになるだろう。マウントが結構高価なので、悩ましい。
[TORACLE-COZ組立て その8]へ続く
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
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