2台のCARACLE-Sいじり [リアバッグ台座QR化など]
TORACLE-COZ組立ての前後に、2台のCARACLE-Sもメンテナンスした。
私のTORACLE-S(CARACLE-S 2016試作車)はブルベ200km前からバッグ装着位置を後ろに移した。重心に近い低い位置に荷重することで、走行安定性が増したと思っている
とは言え、シートポストにリクセン&カウルのエクステンダー(CK810)を装着するため、折りたたみ時にはアーレンキーで台座を外す必要があった。
1箇所くらいアーレンキーが必要な箇所があっても大した手間ではないが、工具無しで折りたたみできればそれが最善だ。以前、どこかでこのエクステンダー(CK810)をQR化する記事を見た記憶があり、私も挑戦してみることにした。
30mm長のM6キャップボルトを使用しているので、手持ちのシートQRを物色してみたが、最も軽いものはシャフトがM5ボルトだったので使用不可。
ちょっとごついが、このQRがM6ボルトを使用していたので、分解してみた。
ボルト長を測ってみると、40mm程度。ボルトをカットすると再利用できなくなるので、10mmのスペーサーを挟んで装着してみた。
結果は上々。むしろスペーサーを挟んだことで少し広がった場所にレバーが来るので、回転させやすく(=調整しやすく)なった。
着脱の度にレバーを数回転させる必要があるが、工具無しで緩めてシートポストから抜くことができる。固定力も充分確保できる。重量増にはなるが、状況に応じてボルトとQRを使い分ければよいことだろう。
シートポストが著しく長いCARACLE-Sの構造上、重量物の積載は向かないが、日帰り程度の小物を持ち運ぶにはワンタッチでバッグを外せるリクセンカウル採用バッグが便利だ。
娘のCARACLE-Sは4/28に久々にメンテナンスした。寒さや忙しさにかまけてしばらく整備せずにいたら、チェーンやディレーラーのケージなどにサビが浮いてきていた。
できるだけクリーニングしてオイルアップ。そして点検と調整作業を行ったが、折りたたみ時の固定マグネットにぶつけた跡があったり、リアマッドガードが割れてきていたりと、娘の手荒な扱いが悩ましい。常用しないマグネットは外し、マッドガードは応急処置を施して再固定した。
これで快適に走れるようになっただろうと思っていたら、いきなり翌4/29に娘が「お父さん、ごめん。転んだ」とマッドガードの破片を持ってきた。これまでの調子で前ブレーキを強く掛けたら、後輪が浮いてジャックナイフ状態になり、横から地面に叩きつけられたらしい。
リムやブレーキシューをクリーニングして、ブレーキもよく効くようになっていたはずだが、それが仇になった。後から思えば、娘に注意を呼びかけるべきだった。幸い軽い打ち身程度で娘に大きなケガはなかったが、CARACLE-Sのフロントマッドガードはボロボロになった。ひとまずフロントマッドガードを外した。リアも割れているし、近いうちに両方交換しよう。
位置がずれたハンドルを調整し、各部を点検していく。フレームなどに変形やひび割れなどは見当たらず、少し持ち上げて落としてみたり、プラハンマーで叩いて各部をチェックしても、違和感のあるビビリ音やこもった音は認識できず、恐らく強度に問題のある損傷はないだろう。
ただ、変速がずれており、調整してもどうも調子が悪い。もしやと思ってディレーラーを後から見てみると、ケージが内側に傾いている。どうやら転倒時にディレーラーをぶつけてメックハンガーが変形したようだ。
応急処置としてディレーラーを外して300mmモンキーでメックハンガーを大まかに曲げ戻した。ディレーラーを再装着したら、パッと見は傾きが目立たなくなった。変速も問題なくなったようなので、今日のところはこれで良しとした。
近い内に勤務先にあるリアディレーラー台座ゲージで詳細な調整をするつもっりだし、メックハンガーも交換した方がよいだろう。
ブレーキなど他には問題無さそうなので、娘には再乗車の許可を出した。
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
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