続・2017秋スズカエンデューロ決戦仕様 [TORACLE(虎来る號)]
スズカエンデューロに向けて決戦仕様に組替えたTORACLE(虎来る號)は、革サドルやボトルケージなど、4時間の単独走行に備えた装備のせいで10kgを越えてしまった。わずか30gなら何とかあと少しの軽量化を果たしてひとケタに持ち込みたい。
今週末は土日ともに休みだが、今日は雨。そんな訳で朝からTORACLE(虎来る號)をいじって、もうひとあがき。まずは、先日も切断作業を行ったRXL SL製カーボンシートポストを、ギリギリまで切り詰める。フィジーク製アリオネR1を当てて比較すると、レールから座面までの距離はせいぜい10mm程度の差。
切断する前は先端から100mmフレームに収めるようにリミットラインが設けられており、これに従うとせいぜい20~30mmしか切断できない。しかしながら、切断で全長がかなり短縮するし、よく言われる経験則では直径の2倍挿入されていれば大丈夫と言われている。
27.2mm径のポストなら2倍は54.4mmなので、ここは自己責任でアリオネを装着する場合に60mm挿入する計算で切断することにした。約50mmを切断し、前回と合わせて約210mm短縮し、サドルレールからの全長は200mmになったということ。
切断した部分の重量を測ると10gの表示だが、最小計測単位が5gなので5~15gの軽量化ということになる。
これだけでは30gの軽量化は果たせないので、何か他に方法がないかTORACLEを眺める。
「おっ、これがあった」と外したのはTOPEAK製ライドケースマウントに装着していたカメラホルダー。普段、(アクションカメラでない)デジカメの運搬用に使用しているだけなので、スズカエンデューロの本番中は使用しない(走行中の撮影操作は禁止されている)。
表示は9.975kgで、無事に10kg未満に持ち込めた。わずか55gの軽量化は物理的に大した意味はないが、大台を切れたのは精神的にかなり印象が違う。これで気持ちよく本番に望めそうだ。
さて、明日は堺浜で最終練習だ。
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
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