2017秋スズカエンデューロ決戦仕様 [TORACLE(虎来る號)]
週末のイベントが続き、色々と溜まったことを片付けたいので、今日は代休をもらった。トレーニングもしなきゃなあ、と思っていたが、まだ一昨日の堺浜トレーニングの筋肉痛が残っていて億劫だった。そんな訳で、朝からの雨に少し救われた気分になった。
そこで、朝からCARACLE-S 2016の試験塗装車であるTORACLE(虎来る號)を、スズカエンデューロに向けて決戦仕様へ組替え。
ここ数回はほぼ似たような作業だが、チェーン(KMC X10SL)を交換するので、その前にクリーニング。チェーンクリーナー(機械式)を使ってプレートの内側まで入念にブラシ洗浄。
洗浄後のチェーンはスズカ後はまた使用するので、PRO GOLDを注油して保管。47Tチェーンリングも交換するのでクリーニングしたが、そろそろ消耗してきたようだ。
シマノ製アルテグラ10速リアスプロケット(CS-6700)も11-28Tから11-25Tにクロスレシオ化。11-28Tはクリーニングして保管。
同じギア比で軽量なアルミ製(RECON)もあるのだが、スズカエンデューロでは重量よりシフト性能を重視。
分解ついでに、スズカで不要なパーツを外していく。まず、折りたたみ時の固定マグネットの後輪側。
ワンタッチマッドガード装着用の台座も外し、その固定用に延長していたサスペンション後部のボルトをチタン製の短いものに交換。
折りたたみ時のチェーンのたるみを取って脱落を防止する、チェーンガイドも外す。
日常使用のボトルケージも外し、後で決戦用のカーボン製を装着した。
その他、ペダル(のQRD台座)や、前輪Vブレーキ台座に装着していたアクセサリーマウントなども取り外した。
フロントチェーンリングは峠攻めが容易な47Tから、スズカの下りで踏み込めるよう53Tに交換。カラーは異なるが、どちらもMiicrO HERO製のアウターガード一体化タイプ。ギア位置が本来のアウターギアとインナーギアの中間にくるようオフセットしているのでチェーンラインが最適化される。
交換した前後ギアの組み合わせに合わせた長さのデュラエース10Sチェーン(CN-7901)を装着。KMC製チェーンは「懐が深く」シマノもそれ以外のスプロケットとも相性が良いが、やはり究極はシマノ上位グレード同士の組み合わせが一番変速がスムーズ。微妙なものだが特にシフトアップが早く感じるので、スズカのようなサーキットレースではこの組み合わせを選択する。インデックスを微調整して、変速系の換装完了。
後輪位置調整ボルト類を外した車体下部のダボ穴には雨天時に備えて樹脂製のキャップを嵌めておく。
タイヤはPanaracer製ミニッツライトのままだが、チューブは同社製レギュラーチューブから、軽量な同社製R-AIRに交換。今回は4時間をずっと一人で走るので対パンク性能も大事だが、やはりホイールは軽くしておきたい。
チェーンリング交換に伴いチェーンフォールプロテクターの高さを上げて、再調整。
サドルに関してはこのところ決戦用にフィジーク製アリオネR1(150g)を使用していたが、今回は4時間ほぼ座りっぱなしになることが予想されるので、常用のブルックス製スイフトのまま。これならブルベ200kmでもお尻に痛みを生じない最上の座り心地だが、チタンレールモデルでも390gと重量がかさむのが残念。
今日、外したり、交換したパーツはこんなもの。この他に、すでにワンタッチマッドガード本体やフロントバッグ用台座は、先日の堺浜練習の前に取り外し済み。
前回の9.665kgに比べると365gも重いことになる。しかも、30gとは言え10kgの大台を越えてしまったことは残念。気付いている前回との変更点変はサドル(+240g)、シートポスト(+25g)、リム(+20g)、ベロプラグ(-5g)、モバイルバッテリー台座(+10g以下?)だが、あと約80gの増加原因は謎。
サドルやスプロケットを手持ちの軽量品に交換すれば簡単に9kg台に持ち込めるが、スズカで結果に繋げるためには良い選択とは言えないだろう。
時間的な制約で今日はここまでにしたが、精神衛生上は10kg未満に持ち込みたい。先日交換したシートポストをあと50mmカットしたとしても、計算上は14g軽くなるだけ。何か他に手はないかな?
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
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