第8回スズカ8時間エンデューロ春SP参戦記
4回目の出場となったスズカエンデューロ。今回も勤務先の従業員で構成する「チームCARACLE」で参戦し、自社商品の走行性能を実証するべく、チームメンバーはカスタマイズやトレーニングに取り組んできた。
前回の秋大会はミニ・リカンベントの部にエントリーし損ない、やむなく8時間ロードの部にエントリー。これまで以上のペースで上位12.6%に食い込んだが、ガチでマジの参加者の多いロードの部では埋没してしまった。今回はちゃんとミニ・リカンベントの部にエントリーし、クラス2位に入賞した前回の春大会に続いて上位を目指すこととなった。
今回は前日が会社休日だったので、いつもよりかなり早い昼過ぎに大阪府松原市のテック・ワンを出発。
鈴鹿に向かう途中、高速道路で出会ったのがWilier輸入元の服部産業さんの車。旧知のH本さんから今回は出店すると聞いていたが、偶然の出会いに、窓越しに挨拶。
15時過ぎには鈴鹿サーキットに近い宿に着き、軽く足慣らしのポタリング。
きれいな青空と、白い雲の下、ひとっ走りして伊奈冨神社(いのうじんじゃ)に立ち寄った。ツツジの名所とのことだったが、盛りは過ぎた様子だった。
ともあれ、本殿に参拝して入念な必勝祈願?
そのまま海まで走って鼓ケ浦海水浴場まで来てみたが、道路からはもうひとつ眺望が開けない。
夕食の予約時間が迫っていたので、浜に降りることもなく、慌てて引き返した。
夕食は佳境のジロ・デ・イタリアにあやかったわけでもないが、イタリアン。
ピザ食べ放題でお腹を膨らませ、夕焼けの残る鈴鹿山脈を眺めながら宿に戻った。
私は21時過ぎには床につき、3:30起床。4:30にチームメンバーと集合して、出発。
鈴鹿サーキットの入口ゲートには4:40ごろ到着。正式には5時開門だがすでに入場が始まっている。
我々は毎度のごとく、第一コーナーに近い特設ピットにテントを張る。場所取りをT田さんとN岡さんにお願いして、残る3人は受付へ。
S池さんが、計測タグやゼッケン、参加記念品などが入った袋を受け取る。
パドックビル端から入場すると、雲がほとんど見当たらない早朝の青空の下にメインスタンド。付近でも参加者たちが準備を進めている。
今回も雨雲を吹き飛ばしてくれた晴れ男F永さんにモデルになってもらい、ピットロードをちょっと走ってもらった。
特設ピットに到着すると、今回も前回同様にコース際の好位置を確保し、すでにテントやイスなどを設置してくれていた。
受け取ったゼッケンをジャージに装着。昨年はジャージを一度脱いでのこの作業がかなり寒く、しかも蚊が非常に多くて閉口したが、今回は気温もそれほど低くなく、蚊もいないので快適だった。
私は毎回のように体調に不安を抱えて参加するパターンが続いていたが、今回も先週日曜日の最終チームトレーニングで身体がだるくてさっぱり調子が上がらず、月曜にはめまいまで起きる始末。毎年6月ごろにはアレルギー症状らしき体調不良に悩まされているが、今年は発症が早く、症状も重い。抗アレルギー剤とめまいの薬でかなり改善したが、絶好調とはとても言えない。
チームメンバーのN岡さんもヒザ痛を抱え、前日にテーピングをしてもらってスズカ入り。なかなか万全に状態で参戦できないのがもどかしい。
6:15から試走時間。メンバーの集合写真を撮って、我々も試走に出る。今回はこの5人での参戦だ。
私は毎度の第一走者でもあり、ウォーミングアップを意識しながら2周。1周目は徐々に心拍数を160超まで上げていき、2周目は徐々にペースダウンして試走を終えた。早朝のサーキット走行はとても気持ちがいい。
体調不良を少しでも補うべく、今回は第1走からカフェイン(缶コーヒー)を投入し、7:25ごろにはピット入口付近の4時間の部の集合地点に到着。すでに何十人もの参加者がスタートで好位置を確保するために並んでいる。7:30にはコース内に入り、スタート地点に並ぶ。そこでminivelo speed 60km(まりお)さんに、声を掛けられた。
お互い小径車乗りでもあり、昨秋の大会以来twitterなどで交流している。スタートを待ちながらお話したり、写真を撮りあったりしていたのだが、今回の大会ではタイヤのバーストにより落車されたとのことで、残念な結果となった。お早い快復と、またお会いする日を願いたい。
開会式に続いて、まず8:00丁度に8時間の部がスタート。我々4時間の部は一拍置いて8:03スタート。前が団子になっていると足に余裕があってもペースが上げられないし、落車に巻き込まれる可能性も増える。そのため位置取りは重要で、もう少し前からスタートしたいところだった。
ちゃりん娘と梅丹ガールに見送られてスタートラインを越えて行く。
スタート直後は先頭を車が押さえているのでペースが抑えられて密集しやすく、追突を防ぐための「ブレーキ!」の声が度々響く。シケインを越えて西ストレートに入ったところで先導車が離れたのかペースが一気に上がり、本格的な競技がスタートする。
毎度のごとく、ここから必死で踏み込んでペースを上げるのだが、前回、前々回と比べると混雑して前に出づらい。スタート位置が前回より少し後方だったのか、とも思ったが、結局4時間を通じて団子が多くて走りづらい状況が続いた。よく晴れただけにDNS(出走断念)は少なかっただろし、8時間組の集団が先にいたが、それは前々回と同じ。ちょっと謎だ。
最高心拍数185brmまで追い込みはしたが、もうひとつ不完全燃焼。1周目8′26″(スタート~特設ピット5.4km)、2周目9′12″(特設ピット~特設ピット5.8km)で第1走を終了。第2走者のT田さんに計測タグを渡してへたり込む。
2周合計17′38″は、前回(8h)17′51″よりマシだが、同じ条件の前々回(4h)17′15″より23秒も遅い。トレーニング不足と体調不良が、早速露呈した。ラップ速報で確認すると、いきなりトップの「関ポタTeam KIKYO」さんに43秒もの大差をつけられて、2位に沈むという冷や汗モノの展開。
T田さんは、昨年のマウンテンサイクリングin乗鞍で1時間16分台を記録したチームエース。今回は彼だけが試作451ホイール車で出場。
さすがの健脚で、一周目で8′55″のタイムを叩き出し、2周目も9′11″で第1走を終えて、第3走者のF永さんにバトンタッチ。この後も、最後まで9分台をキープした。
T田さん以外のチームメンバー4名の使用車はCARACLE-S。F永さんはこの20インチ406ホイール折りたたみ自転車で、T田さんを上回る本日のチーム最高ラップ8′52″を叩き出した!
2周目は少しペースダウンしたが9′45″で特設ピットに戻り、第4走者のN岡さんにバトンタッチ。いつも漂々したF永さんが、今回は限界まで追い込んだ様子。
社歴の浅いN岡さんは、今回が初参加。元々自転車好きではあるし、ここ数ヶ月トレーニングに取り組んでもきた。とは言え、レース的なイベントは初めてだし、春先に足を骨折して、一時は参加が危ぶまれた。
幸い快復は早かったが、後遺症なのか追い込みがたたったのか、ここ数週間はヒザ痛に苦しんでいた。今日もテーピングでヒザを固めての参加。
周囲も心配していたが、1周目9′14″、2周目9′44″と初参加にしては出来過ぎのタイムで第1走を終了。ヒザも問題ないようで、まずはひと安心。
第5走者S池さんも9′22″、9′55″と9分台の好タイム。毎日のように出社前にジョギング、退社後はぶどう坂でヒルクライムと、地道にトレーニングを積み重ねていた成果が表れた。
チーム5人が努力を積み重ねた甲斐あって、第1走で誰も10分を越えなかった。一方で2位チームはライダーの走力の差が大きく、ラップタイムが上下。これが結果に繋がって、8周回目で「関ポタTeam KIKYO」さんを抜いてトップを奪取。
チームの意気も上がるが、少しずつ風が強くなってきたこともあって、2巡目に入ると私のように、2周目のラップが10分台に落ちるメンバーも出てきた。
そして、11周回目に「GO CYCLE T」さんが、2位に上がってきた。「関ポタTeam KIKYO」さんはこの周回のラップが16′36″で、他の周回より5分以上遅い。後で聞いたところでは、マシントラブルが起きたとのこと。
ところがこれは他人事ではなく、16周回目には本来なら9分台が堅いF永さんに、チェーン外れのトラブルが発生。チェーンが内側に食い込んだことや、高速で走行中のコースに戻るのに手間取り1分半ほどのタイムロス。その間に5分58秒差だった「GO CYCLE T」さんは、4分34秒差まで間を詰めてきた。
トラブル一つで逆転しかねない展開の中で、風がますます強くなり、しかも速度を出せる下りで向かい風になるため、ペースはかなり落ちてくる。
各員2周ずつで2巡し、さて3巡目をどうするか? 残りは恐らく5~6周。エースT田さんとそれに次ぐF永さんが2周ずつ走ると、あと1人が1~2周することになる。各自のタイムを考慮しつつ検討したが、大きくタイムを落とす者もないので、負担を分散した方がよさそう。結局、1人1周で繋いでいくことにした。
僅差のリードを続ける中、「GO CYCLE T」さんは終盤にエースを投入したのか、間をジリジリと詰めてきた。何とかトップをキープしたまま、16:03にスタートから4時間が経過。いよいよ、ラストラップ。
そして、アンカーのN岡さんはテーピングで固めたヒザで、今回最速のラップで走りきり、25周回(4:04:35:070)でゴール! 何とかトップを保ったものの、「GO CYCLE T」さんははわずか3分40秒差まで迫っていた。
今回はエースT田さんが平均ラップタイム9′25″とやはり突出しているが、後の4名の平均ラップは9′50″から9′54″のわずか4秒の間に収まった。ただし、F永さんはチェーン外れの回を除けば、9′35″なので、本来ならT田さんと2人が一段上にいる。
リカンベント車や非折りたたみ車の強豪チームが出場していなかったことや、ライバルチームのメカトラなどにも救われた。それでも、以前のように早いメンバーの周回数を増やしたりはしていない。全員の周回数が同じなのに僅差のゴールを制することができたのは、チームメンバーが地道にトレーニングを積み重ねて、誰一人大崩れすることなく走りきったことが大きいと思う。
優勝できたのは参加チームの少ない部門だから、と言われればその通りだが、4時間総合でも出場515チーム中45位に入り、総合順位は65位から20ランク上昇した。ロードバイクが大多数を占める中で上位8.7%(昨春は15%)に食い込んだことで、CARACLE-Sの走行性能を証明するには充分過ぎる結果を出せただろう。タイム的には昨春の2位入賞時(25周回/4:02:26)より2分以上遅いが、順位は上がった。これは風が強かったせいと思われ、他のチームも同じようにタイムを落としているだろう。
リザルトが確定し、12:45からアタック120と4時間エンデューロ各部門の表彰式。
1年半前のチーム初参加の時には、私がノリクラに出場していたぐらい。後はレースどころか、スポーツ自転車の経験すら1年以内の初心者ばかりだった。
サーキットを走ったことなど無かった私も含め、一から始めたレース参戦が、たった1年半で望みうる最高の結果に繋がった。これは若手のメンバーの頑張りによるもので、こんな高みに連れてきてくれたチームの仲間たちに感謝だ。
私は足を引っ張らないように頑張るのがせいぜいだったが、自転車部門の営業担当だということで、「営業部長!」と仲間に推されて、インタビューの対応をさせてもらった。
「メーカーの人間なんで、CARACLEの性能を証明できて嬉しい」というような事を述べたが、貢献度を考えるとおこがましいし、緊張していたようで「堅いぞ!」とスタッフから野次が飛んだ(^_^;)。
壇上でも、そして表彰式を終えて壇上から降りても、周囲の視線がこちらに向いており、注目されているのを感じる。2位だった昨春にはなかった反応に「やっぱり『2位じゃだめ』なんですね」と呟いたら、すぐそばにいた「GO CYCLE T」の方に「じゃあ僕らダメじゃないですか(笑)」と突っ込まれ、「うちは去年2位だったんで・・・スイマセン」と平謝り。
「GO CYCLE T」の方に重量を訪ねられ、「標準で10.8kg。私のは軽量化して9.6kgくらい」とお伝えしたところ、「結構重いんですね」との感想を述べられた。確かに、折りたたみ箇所が3箇所もあるCARACLE-Sは、重量的に不利だ。純粋にレース用途であるなら、折りたたみ箇所のない小径車が有利なのが道理。
それでも、より軽い自転車に参戦されたであろう方々を上回れたということは、CARACLE-Sに重量をカバーする走行性能があり、我々の努力が実を結んだ結果だろうと自信に繋がった。
もちろん、今回の結果はCARACLE-Sの性能やライダーの努力だけで成し遂げたのではなく、CARACLE-S愛好家の応援が大いに励みになった。そして、チームスタッフや、タイヤを供給してくれたパナレーサーさんのお蔭でもある。関係諸氏のご協力に、感謝感謝。
昼過ぎに終わるのが4時間部門の楽なところ。帰路に松坂の鶏料理屋に寄って遅い昼食。今回は遠慮なく大ジョッキ。アルコールが回るとようやく実感が湧いて、目が潤んできた。
新参メーカーなので、これまで2年間のCARACLE-Sの製造や販売には、苦労が多かった。商品の品質に対して厳しい意見を頂いたこともあった。
もちろんCARACLE-Sは全てに完璧な100点満点の自転車ではない。それでも世界最小の折りたたみサイズと、優れた走行性能は、他にない素晴らしい特徴だと私自身が使う中で実感している。
もちろん、CARACLE-Sはレース用自転車ではないが、今回の結果は走行性能や耐久性を大いにアピールできる機会になるだろう。繰り返しになるが、ここまで頑張ってくれたチームの仲間たちには本当に感謝している。
私個人は、今回でチームエントリーは最後にするつもりだと以前から表明していたが、今回は最高の結果で有終の美を飾ることができた。スズカ前は春秋ともに仕事に身を入れないといけない時期でもあり、自転車部隊は多忙だ。仕事の合間に強度の高いトレーニングをするのは、50歳近い年寄りにはキツくなってきた。
レベルアップが著しい仲間の足を引っ張るのは本意ではなく、今後はもう少し気楽な立場でスズカエンデューロに関わっていくつもりだ。補欠として、できる範囲でトレーニングに取り組むことはやぶさかではないし、ソロでエントリーなんてのも面白いかもしれない。
CARACLE-Sの活用例を紹介するためにも、今後は折りたたみを活かしたツーリングの機会も増やしていきたい。トレーニング三昧の自転車生活は、少し修正していくつもりだ。
とは言え、8月には今年もノリクラが待っているので、トレーニングもしていかなければならない。まだまだ年寄りぶっている場合ではない。
■本日の走行記録
個人記録(CyclemeterGPS)
スタート | 完了 | 時間 | 距離 | 平均速 | 最高速 | 平均HR | 最大HR | 平均Cad | 最高Cad | 詳細LINK |
8:03:01 | 8:21:25 | 0:17:38 | 11.23 | 38.20 | 57.05 | 163 | 185 | 102 | 136 | LINK |
9:35:37 | 9:56:53 | 0:19:55 | 11.82 | 35.60 | 57.84 | 163 | 184 | 97 | 132 | LINK |
11:16:20 | 11:16:20 | 0:09:59 | 5.66 | 34.01 | 55.82 | 147 | 180 | 95 | 131 | LINK |
公式チーム記録(順位はミニ・リカンベントの部)
周 | 順 | ラップ | トータル | 走者 |
1 | 3 | 9:23.099 | 0:09:23.099 | 私 |
2 | 2 | 9:21.692 | 0:18:44.791 | 私(→T田) |
3 | 2 | 8:55.958 | 0:27:40.749 | T田 |
4 | 2 | 9:11.503 | 0:36:52.252 | T田(→F永) |
5 | 2 | 8:52.279 | 0:45:44.531 | F永 |
6 | 2 | 9:45.088 | 0:55:29.619 | F永(→N岡) |
7 | 2 | 9:14.266 | 1:04:43.885 | N岡 |
8 | 1 | 9:44.839 | 1:14:28.724 | N岡(→S池) |
9 | 1 | 9:22.160 | 1:23:50.884 | S池 |
10 | 1 | 9:55.712 | 1:33:46.596 | S池(→私) |
11 | 1 | 9:43.304 | 1:43:29.900 | 私 |
12 | 1 | 10:14.344 | 1:53:44.244 | 私(→T田) |
13 | 1 | 9:22.161 | 2:03:06.405 | T田 |
14 | 1 | 9:51.978 | 2:12:58.383 | T田(→F永) |
15 | 1 | 9:26.744 | 2:22:25.127 | F永 |
16 | 1 | 11:11.028 | 2:33:36.155 | F永(→N岡) |
17 | 1 | 9:56.497 | 2:43:32.652 | N岡 |
18 | 1 | 10:26.713 | 2:53:59.365 | N岡(→S池) |
19 | 1 | 9:52.122 | 3:03:51.487 | S池 |
20 | 1 | 10:11.913 | 3:14:03.400 | S池(→私) |
21 | 1 | 10:27.597 | 3:24:30.997 | 私(→T田) |
22 | 1 | 9:44.840 | 3:34:15.837 | T田(→F永) |
23 | 1 | 10:18.608 | 3:44:34.445 | F永(→S池) |
24 | 1 | 10:05.688 | 3:54:40.133 | S池(→N岡) |
25 | 1 | 9:54.937 | 4:04:35.070 | N岡 |
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