サイクルモード2011(大阪)

今日はノリクラ仲間のみわっちさん、あきひろさんと一緒にサイクルモードの大阪会場を見学に行った。先週は東京会場に行っていたのだが、出展者としてブースに張りついていたので、会場を見回ることはできなかった。今回の大阪会場も半分仕事みたいなものだが、逆に言えば半分は遊びだ。

111112_090034 8:30頃自宅を出た。今日は近距離の平坦路だし、長時間屋外に停めるので、通勤用のMTBで出動。もちろん盗まれても構わない自転車というわけではないが、一番大事な猛虎参號は絶対に盗まれる訳にはいかない。途中までは通勤ルートで北上し、大和川を渡って西進。川沿いの自転車道を南港に向かう。

南港に入り、団地の脇を通る自転車道を進んでいたが、右にカーブして北上するところで前輪がスリップ。そのまま前後輪共に流れて転倒してしまった。今日はサイクルウェアでなく、カジュアルウェアだったが、上半身から下半身まで身体の右側面が見事に泥だらけになってしまった。

111112_091011 自転車道でよくあるツルツルの舗装の上に泥が積もり、昨日の雨で泥が濡れてオイルのようになっていたようだ。記憶にある限りでは、走行中の転倒は3~4年振り。腰を痛めてからは特に安全走行を心がけていたのだが、今回は痛恨の転倒だ。MTBのバーテープがはがれ、右肩が少し痛いが、スピードを落としていたので、自転車も身体もダメージはそれほどない。そのままサイクルモード会場であるインテックス大阪に向かった。

111112_091504 会場が近付くと自転車乗りが増えてきた。恐らくは多くの人がサイクルモードに向かうのだろう。

111112_093200 9:30ごろインテックス大阪に着いて、特設駐輪場にMTBを置いた。昨年にも増して警備が強化され、周りを囲った駐輪場の唯一の出入り口に警備員がおり、番号札が一致しないと自転車を持ち出せない仕組みになっていた。東京会場で高級車の盗難が発生したこともあり、主催者もかなり神経質になっているようだ。

111112_093337111112_093535 まだ駐輪台数は少ないが、続々と来場者がやってくる。

111112_093840 みわっちさんとあきひろさんが駐輪場にやって来てくれて合流。会場入口に向かう。MTBの新調を検討しているあきひろさんは、試乗パスの申し込み。

111112_093852 まだ開場まで20分以上あるが、長い行列ができている。

10:00の開場後、入場。例年のごとく、開場直後からごったがえしている。大阪会場は東京会場(幕張メッセ)より中心地からアクセスしやすいので、出足が早いのかもしれない。

111112_100942111112_100914 端の1号館から回っていき、まずはハンドメイドバイクコーナー。実は近々フレームの新調を考えている。今回もクロモリオーダーフレームで製作の予定なのでこうしたコーナーは興味津々だ。フリーライターの大前さんが東洋フレームの解説をしてくれた。フロントハブとフォークの間に差し込んで固定する繊細なデザインのスタンドが気になって聞いてみると、これも特注品。

111112_101210 今野製作所のランドナー。

111112_102858 あきひろさんが試乗している間に、トレックブースでサドルのレクチャーを受けた。このボードに座って骨盤の広さを測定したら、私の骨盤はやや広めでボントレガーのサドルで言えば、Lに近いMサイズになるらしい。昔から雑誌やショップが「日本人向き」と勧めるサドルが合った試しがなく、経験的にそうだろうとは思っていたが、やはり自分の骨盤サイズが広いことが確認できたのは収穫。

111112_103412 コルナゴのロードバイク。いや、黄色と黒だからタイガースファンとしては気になったんですけどね。

111112_103516 デローサのシティバイク。ベルトドライブだ。

111112_103934 ブルックス・スイフトのチタンレールモデル。私が使っているものと同じだが、20年近く使用してさすがに限界が来ている。革サドルなら私のお尻に合ってくるし、革サドルにしては軽いモデル。ただ、20年前には1万円代後半だったのに、現在は定価\35,700とのこと。20年使えると思えば決して高くはないのだが、あまりにも高額すぎる。

111112_105446111112_105504 京都のI’S BICYCLEのブース。タイヤやハブなどのパーツまでオリジナルで作ってしまうクラシック自転車専門店だ。価値のわかる人が見ると、よだれの出るような自転車が展示されている。

111112_105654 今も恐らくは最軽量を更新されていないユーレーのリアディレーラー、ジュビリーレーシング旧型。ザックス吸収前の穴開きなしのモデルだ。

111112_105710 ストロングライト49Dクランクに旧刻印のTAギアをセットしたチェーンホイール。チェンリングボルトも特注品だ。

お会いする予定をしていたフリーライターの澤田さん電話が入り、I’S BICYCLEのブースにお越しいただいた。仕事上時々接点はあったが、顔を会わせるのは何年振りだろうか。Facebook上で「友達」になったことが、きっかけとなった。私の勤務先の新商品の紹介なども行ったが、話のほとんどは自転車好きの人間同士の雑談(^^;。「自転車車道通行について」「多摩川土手の自転車通行について」などの堅い話から、I’S BICYCLEの自転車を肴にクロモリツーリング車談義など、楽しい時間を過ごさせてもらった。

澤田さんと長時間話し込んでいる間に、連れの二人は先に進んでいるので、慌てて追っかけた。

111112_113354 子供向けの自転車講習会。

111112_113406 イベントステージでは疋田さんと絹代さんのトークショー。

111112_113652 アラヤブースのビンテージ車に付いていたリアのミニキャリア。スマートとは言えないし、強度にも疑問がある構造だが、角度調整機構が設けられているので、フレームサイズが違っても(シートステイ角度が変わっても)対応できる。サドルバッグサポーターとしての使用を考えてか、高い位置にセットされている。

111112_113732 もう一台のビンテージ車の前ガードはアルミのスペーサーをはさんで、マッドガードをつぶし加工せずに装着していた。

111112_113740 シートステイブリッジには隠し留め用ナット(メスネジ)がロウ付けされていた。サイドプルブレーキではシートステイブリッジをブレーキシャフトが貫通しているためスペースに余裕がない。リアマッドガードを隠し留めにするためにはボルト(オスネジ)をロウ付けするしかないかもしれないと思っていたが、このくらいのクリアランスならナットでも大丈夫らしい。私はスモールサイズのブレーキアーチの採用を目論んでいるので、この方法が採用できるかどうかわからないが、参考になった。

111112_113846 キャリアは一端を板材にしてブレーキシャフトに共締め。サイドプルだとこれが一番マシなのだろうか。板材は一般車っぽくて好きではないし、ブレーキが片寄りしやすくなるのではないかと懸念している。かと言って、ブレーキの外側を回してフォークのサイドにボルト付けするのも格好悪いし。

111112_114738 SBAAコーナーではアンケートに答えて、反射バンドとAKB48のシールをゲット。子供らへのおみやげができた。

111112_115122 勤務先も協力しているプレゼントコーナー。連れの2人はアンケートに回答して申し込み。私は一応関係者なので、ご遠慮しておいた。

111112_115524 パールイズミのヒーター内蔵グローブ。シューズカバーもある。毎冬、末端の冷えに悩まされているので真剣に欲しいのだが、グローブとシューズカバーを揃えると3万円超え。ちょっと手が出ない。

111112_115714 オリジナルジャージコンテスト。レーシーなものから萌え系まで、多数のチームジャージが展示されていた。

111112_115740 サイクルスポーツの八重洲出版ブースでは、メンテナンス講座を開催中。お忙しそうなので、営業担当者に挨拶だけしておいとま。

111112_124506111112_124520 KOGAの下り専用バイク。上りは「担ぐ」という設定で、サドルがなく立ち乗り。ペダルやギアなどのドライブトレインも一切ない。

111112_124624 競輪ブースでは、ローラー台と連動したゲームを使って、来場者参加のタイムトライアル。

111112_125220111112_125246 アズマ産業(オーストリッチ)ブースでfacebook友達でもある伊美社長に挨拶すると、参考出展のフロントバッグについて意見を聞かれた。よくみると一般的なフロントバッグと異なり、後ろ開きになっている。古くはソローニュやTAでも採用されていた形式で、走行中でもフロントバッグにアクセスしやすい構造だ。携行食などを取り出すのに便利なのでありがたい構造だと感想を伝えた。伊美社長によると、防水のゴムコーティングをした帆布は生地が厚く、生地が重なった箇所は針が通りにくいなど苦労が多いそうだ。

111112_131342 今中大介さんと絹代さんのトークショー。

111112_133136 ビアンキのビンテージバイク。現代風パーツが混在して、ちょっと違和感あり。

111112_134152 Pashleyのビンテージ車。革サドルに、ノーマルブレーキレバー、サイドプルブレーキ、角ばったクランク、ラージ(ミドル?)フランジハブと(横型リアディレーラーを除けば)品良くまとまっているが、持ち上げるとやぱりずっしりと重量感(推定13~14kg)。まあ、昔はこんなもんだったが・・・。イギリスブランドだが、なんだかとってもフランス風、というかフランスの影響を受けた日本の1980年代の高級ランドナーっぽい構成で、なんかホッとする。

111112_140500111112_140520111112_140552 ヨシガイのブースでも「サイドプルブレーキ+マッドガード」仕様の自転車に注目。こちらは展示車2台とも隠し留めでなくL字金具で釣る形式。この方法は前述の通り片効きが心配なのと、工夫をしないと輪行が面倒になる。前ガードはL字金具がヘッドパーツに当たらないように、ギザワッシャを何枚も挟んでクリアランスを確保している。いささか無理矢理感があるが、手っ取り早い解決策だ。

111112_140822111112_140904 試乗前レッスンコーナー。若い女性や十代の姿も多く、スポーツ自転車に興味を持つ層が広がっていることが伺える。コーナー前は人だかりで、レッスンに参加しなくても(できなくても?)、興味を持って説明を聞いている人がたくさん。

111112_143458 パナソニックのチタンフレーム電動アシスト車。スポーツタイプは585,000円~。「これでノリクラに出られたら」「でも、上りで20kmもバッテリー持つのか?」「バッテリー切れたら、ただの重たい自転車だな」なんて話もしていたが、もちろん動力付きの自転車は出場できません。

111112_144944 パナソニックのもうひとつのブース(というか島)ではレースバイクだけでなく、目立つところにツーリング車のコーナーを設けていた。お得意のデモンタブルモデルを誇らしげに展示。基本スタイルは20年以上前から変わっていないが、細かい改良が加えられている。

111112_144226111112_144334111112_144352 シマノブースでは、デュラエース(ジュラエース)の歴史を辿る展示。クレーンのRメカ、Wカット、DDペダル、ワンキーレリーズ、ax等々、昔憧れた機構が満載のコンポーネントに懐かしさが募る。今はもっぱらサンツアー党の私だが、スポーツ自転車のイロハはシマノパーツに教えてもらったのだ。

まだまだじっくり見たいところはたくさんあるが、あきひろさんは夕方からお仕事があり、私も明日予定があるので15時ごろに会場を出た。

111112_151550111112_151440111112_151448 みわっちさん、あきひろさんと別れ、駐輪場に戻ってみると自転車の数も増えていました。数々の自転車の中に、今年もありました。痛チャリ! 次回のノリクラでは、私もホイールカバーを付けて虎でも描こうか?

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)
BikeMateGPSの記録
 スタート: 2011/11/12 08:28:38
 完了: 2011/11/12 16:16:03
 経過時間: 02:02:53
 距離: 35.780km

■本日のフォトアルバム

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