串柿ツーリング下見 [鍋谷峠-串柿の里-堀越観音-蔵王峠]
得意先のサイクルショップさんにツーリングの企画を依頼され、色々考えていた。食卓に置いてあった柿を見て、「串柿の里」に行くプランを思いついた。和歌山県かつらぎ町の北部、四郷付近は串柿作りが盛んで、11月には集落中に串柿が吊るされた風景を見ることができる。
そこで今日は下見に出かけてみた。まずは鍋谷峠を目指す。6時過ぎに自宅を出走し、堺市中心部のショップさんからのアクセスを考えて、一旦西進。堺西区役所前の府道30号線から南下を開始した。これより北側は勝手知ったる道だし、通勤ライドの際にでも試走できるだろう。
写真の上交差点は左に進んで府道36号線に入るつもりだったが、うっかりそのまま府道30号線を進んでしまった。しばらくして間違いに気付き、取石6丁目南交差点を左折して東進し、府道36号線の延長線上にある府道216号線に戻った。
このルートは交通量が多いので、普段は避けているルートだ。今日も早朝から結構車が走っており気を遣う。このショップさんのメンバーは交通量の多い道路の通行に慣れている人が多いようだが、もう少しリラックスして走れるルートを探してみよう。遠回りしてでも、私が良く使う泉北ニュータウン内の遊歩道を使用するか?
やや急な坂を上っていくと、ほどなく国分峠に到着する。ここを右折してR170旧道に入る。
R170バイパスと交差するが旧道を進み続け、大野町交差点で左折してR480に入る。
普段は直進して逢野トンネルを越えるが、今日は手前で左折して川沿いの旧道を進む。ちょっと遠回りだが、ムダな下りがないので、初めての人には走りやすいだろう。
新道に合流し、父鬼集落下の定点観測地点。今日の温度表示は10度。アプローチでも結構寒く、今シーズン初めてロングタイツをはいてきてよかった。手が冷たいので、次回は薄手の指付きグローブの用意もしなければ。
どうもペダリングがギクシャクするし、心拍数もスムーズに上がらなかったが、30分12秒で鍋谷峠に到着。ノリクラ直前より2分以上タイムが落ちてはいるが、あまり峠トレーニングをしていなかった割にはマシな記録と言えるだろう。
一息入れてからR480を離れ、鍋谷峠から東進する道に入るといきなり急坂が続く。腰痛を患ってからは、避けていたルートだ。
腰にコタえる急坂をしばらく上ると、分岐がある、左に進むと三国山山頂方面に向かうが、今日は「堀越観音」の案内看板がある右の道を下っていく。
コンクリート舗装の急な下り坂。道を横切る水抜きの溝もあるので振動が激しく下っていて楽しい道ではない。上るよりはマシだが・・・。
定福寺前からは平の集落に抜ける道があるのだが、道路崩落のため通行止めとのこと。今日は通るつもりはない。とは言え、11月後半に予定しているツーリング当日は、進行状況次第で平の茶屋で昼食を摂ることを考えていたので、気掛かり。それまでに、復旧するだろうか? 通らない前提で考えるしかないだろうか?
まだ時期が早いのでなかなかお目にかかれなかったが、ようやく串柿を見られた。青空とオレンジ色のコントラストがキレイ。
大久保の集落を抜けて、神野に向かう分岐。神野も串柿の里として、案内された看板があるが、神野集落の先に抜ける舗装路はない。以前、行ってみたものの、すごすごと引き返したことがある。
谷沿いの急坂を一気に下ると、「文蔵の滝」の看板。いつも素通りしていたが、ツーリングの見所になるかもしれないので、行ってみることにした。
結構しっかりした小屋があり、ステンレス製(?)の鳥居が見えてきた。
手を合わせてから祠の脇を滝に向かって歩いていくが、しぶきで濡れた岩場になり、その先に進むには水に入らないと進めなくなった。滝の姿はまだ見えないが、水の中に白装束の人たちが立っているので、驚いた。
どうやらここは滝行をする場所らしい。さっきの小屋は着換えのためのものだったのだろう。滝を見るためには川に入るしかないので、諦めて引き返した。
引き返す途中で、足元で動くモノが・・・。ビックリして良く見ると、ヘビだ。うーむ、修行場でヘビと遭うのは縁起がいいのだろうか?
いずれにしても、ロード用のビンディングシューズではちょっとキツいだろう。私はMTB用のSPDシューズなので何とかなったが、ツーリングで立ち寄るのは止めておいた方が無難だろう。
文蔵の滝から少し下った分岐を左折して、堀越観音方面へ上っていく。ここも急坂で、腰にも足にもコタえるが、谷を見下ろす風景は絶景。
何度か来たことのあるルートだが、記憶以上に苦しい。鍋谷峠への上りで消耗してしまったこともあるだろうが、とにかく傾斜がキツいのでのんびり上ることもできない。
堀越観音まであと少しのところで、ネットで見つけていた「茅葺き茶屋 月空」の案内があった。ツーリング本番での昼食場所候補だ。
案内に従って細道に入り、これまた急な坂を少し上ると茅葺き屋根が家が現れた。
11:30の開店までまだ1時間以上あるが、店の方(店主夫婦?)が準備をしていた。挨拶をして、11月後半に10人くらいでおじゃまするつもりであることを伝えた。土日祝は営業しているので、と快いお返事をいただき、昼食場所はほぼここに決定。ただ、大人数だと時間がかかりそうな話しだったので、長居する計算で計画を立てる必要がありそうだ。
お茶屋さんなので食事メニューはピザとチキンカレーのみ。ピザは石釜で焼くので。さらに時間がかかりそうだ。昼食はカレー限定で行くか? いずれにしても参加人数が決まったら予約を入れておいた方が無難だろう。
私一人で、自宅からここまで4時間弱。大人数で堺市中心部からだと、8時集合では遅いかもしれない。7時集合に早めようか?
月空を失礼して、もうひと上り。ほどなく堀越(癪)観音に到着。キレイな庭園や巨木、茅葺き屋根、そして青空がキレイ。時刻はちょうど10:00。午前中に帰宅するために、早々に辞去して先を急ぐ。
と、目についたのがこのポスター。「串柿まつり」が10/23に開かれるようだ。ツーリングをこの日にずらす手もあるが、いずれにしてもメイン会場はR480沿いにかなり下った四郷なので、今日のルートだと立ち寄るのは難しい。
堀越観音周辺の集落を離れ山中に入るとすぐに切り通しの峠があり、ここが今日の2つ目のピーク。それを越えると風景が開け、なだらかな下り坂がしばらく続く。
数分で府(県)道61号線に突き当たる。ここが蔵王峠。今日は峠の看板で写真を撮っただけだったが、ツーリング当日は峠のすぐ東側にある葛城蔵王権現社に立ち寄るのもよいかもしれない。
府道61号線を大阪側に下っていくが、この道は道幅が狭く、路面も荒れていたり清水が流れて濡れている箇所が多いので、荒れたコンクリ舗装の急傾斜もあり、残念ながら気持ちよく飛ばせる道ではない。そんな道でも、何台ものロードバイク車が上ってきた。今日は鍋谷峠を離れて以降自転車に会っていなかったので、仲間のいるフィールドに帰ってきた気がしてホッとする。
20分ほど下ると滝畑ダム沿いに出る。ようやく気持ちよく飛ばせる道だ。
ダムサイト付近で府道218号線で石川沿いに下っていき、高向小学校手前で左折。坂を駆け上ってR170(バイパス)を渡る。
天野街道は河内長野、堺、大阪狭山の市境にほぼ沿っている。三市境が合わさる付近で、以前は草原だったところに野球グランドができていた。高校生らしき若者たちが練習していた(体格が良かったが、シニアリーグの中学生かも)が、あらためて、日本人は野球が好きだなと思う。タイガースファンとしては嬉しいことだ。
あとは桜井神社付近の経由して府道61号線(泉北2号線)に入り、終点の大池前交差点までひたすら北進。下見を終了して自宅へ戻ったのが正午直前だった。
今日のコースで約6時間の行程。堺市中心部から集団で走るとなると、8~9時間程度は見ておいた方がよいだろう。昼食を食べられる場所が限られる地域なので、それがネックだ。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2011/10/29 6:07:41
完了: 2011/10/29 11:52:22
バイクタイム: 3:34:59
停止時間: 2:09:30
距離: 73.74km
平均スピード: 時速 20.58 km
最高スピード: 時速 46.49 km
登り: 1230 メートル
カロリー: 1964 kcal
POLAR CS200CADの記録 (スピードメーター不調)
走行距離: –.-km
消費カロリー:2777kcal
計測時間:5:44:21
平均心拍数:127
最大心拍数:180
平均速度:15.9km/h
最高速度:50.8km/h
平均ケイデンス: 73
最大ケイデンス:115
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:3:35:27
ターゲットゾーン内時間:1:02:18
ターゲットゾーン以上時間:1:06:35
走行時間:-:–:–
累計走行距離:2718.6km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム