ビワイチ2日目
【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】
「ビワイチ1日目 その2」からの続き
ビワイチ2日目。私はいつもの習慣で5時には目が覚めてしまった。この辺もジジイだ。
周りはまだ寝ているので、風呂でもと大浴場をのぞいてみたが朝は6:30からとのこと。いっそのこと未走のパークウェイを走ってくるかとも思ったが、自転車が他のメンバーの自転車と一緒にワイヤーロックで固定されている。
仕方ないので、宿のゲタを履いてその辺を散策。湖岸に降りていく途中で振り返ると、御宿のつづらお荘。
湖岸で着くと朝の静かな湖面を水鳥が飛び立っていく。朝もやなのか、今日も薄曇りなのか、遠くまで展望は利かないが竹生島はよく見える。
ゲタで歩き回って足を痛めても困るので、すぐに宿に戻り、人気のないロビーで朝のストレッチ。6時過ぎには他のメンバーもボチボチ目を覚ましはじめ、6:30からはほとんどのメンバーが朝風呂に。
8:30頃、宿を出発。1日目に1班と2班の間が開きがちだったので、今日は班を組み替え、どちらかというと1班にMTBと小径車のメンバーに多く入ってもらった。私は今日も2班のコースリーダー(先頭走者)。
まずは、昨日夕方に通ったつづらお半島西岸を戻る。少し霞んでいるが、朝の琵琶湖は日の光に輝いてきれい。未走の奥琵琶湖パークウェイの東側を通りたい気持ちもあったが、アップダウンの激しい道。メンバーの多くがヒザや筋肉の痛みに苦しんでいるので、これはムリ。次回(があれば)の課題にしよう。
大浦交差点で左折して、県道557号線に入る。海津大崎近辺は、桜の時期は大変な人出らしいが、今日は静かなもの。短いトンネルが連続するが、車も少なく不安はない。
マキノ付近でひと休憩。ここから県道54号線に並走する湖岸の道路を走る。人家が増えてきたが、県道や国道に比べれば車は少なく、まずまず走りやすい。
水泳場やキャンプ場が続く湖岸道路をどんどん南下し、今津駅に近付いたところで県道に出てドラッグストアへ立ち寄った。ちょうど開店の10時頃。一晩寝て、朝風呂に入ってもヒザや筋肉の痛みの取れないメンバーも多く、湿布薬や痛み止めの塗り薬、栄養ドリンクなどを買い込む。サイクリング部の現役時代なら考えられない展開。やっぱ歳です。
続いて、近くの「琵琶湖就航の歌」資料館へ。5か所目のびわ湖一周認定チェックポイントでもある。この先もチェックポイントに寄れるだろうが、念のためここで終了手続きをした。4か所以上回れば、いつでも終了できる。あとは認定手数料1000円を送金すれば、認定ステッカーが送られてくる(はず)。
福井県おおい町に滞在中のメンバーの一人A本君とは、ここでお別れ。解散地点の野洲まで行くと大変なので、R303でひと山越えて小浜方面に抜けるとのこと。後で地図を見ると、今津から日本海まで約30km。野洲までより(距離は)近い。
「ぐるっとびわ湖サイクルライン」の案内表示に従って走っていると、今津から少し南でダートが現れた。ロードバイクが多いので戸惑ったが、ダートは100メートルもなく、やがて県道333号線(風車街道)に並走する気持ちのよい道になった。
風車街道の名前の由来だろうか? 道の駅「しんあさひ風車村」には大型風車が3基立っていた。
風車街道終盤、萩の浜近辺。この街道はとても気持ちのいい道が続くお勧めのルートだ。
気持ちのいい道の後は、R161に合流し、歩道もない道で大型車に煽られながら走る必要がある。前方の湖上に白髭神社の鳥居が見えてきた。
白髭神社にお参り。延命長寿の神様として知られているが、人の営みごとすべての導きの神とのことなので、お約束通り家内安全を祈願。
ちょうど12時頃だったので、神社のすぐとなりにあった白髭食堂に入った。有名店らしく、名物になっている豚汁を注文。なかなかの美味でした。勝手に取る形式のおかず(特にフライ)はボリュームがすごく、一人で食べるには多すぎ(^^;。手ごろそうなおでんを2品追加でいただきました。全部で600円は安いです。
北小松駅付近で車に追われるR161を離れ、JR湖西線に並走することが多くなる。ジグザグが多いが、サイクルラインは路面に色づけさ車に追われるれていて見失うことはない。蓬莱駅付近からは山側に向かうサイクルラインを離れ、県道558号線を走った。そろそろ琵琶湖大橋が大きく見えてくる。
堅田駅が近付き、ついに「左折すると琵琶湖大橋」の標識が見えた。
本日唯一のまともな(?)上り、琵琶湖大橋。ちなみに自転車は通行無料。元気なメンバーは勢いよく登っていく。
私を含めゆっくり上るメンバーも。後ろに見えるのは閉園したびわこタワー(遊園地)の大観覧車。近くで見るとボロボロだ。
最上部には展望バルコニーが設けられている。さすがに景色は最高。これで難関は終り。後は野洲駅まで走るだけ、となれば笑顔も出てくる。時刻は14:20頃。1日目と比べればずいぶん余裕がある。
琵琶湖岸を離れ、一路野洲駅へ。信号のタイミングが合わず1班とはぐれたりしたが、15:20頃には全員野洲駅へ到着した。
「いやー走れるもんだね」2日間で約180kmを走破し、みんな笑顔だ。今回のビワイチ企画では、ノリクラ未経験のメンバーが2名参加してくれた。
「思うんですけど、ノリクラの方が絶対ラクですよ」
来年以降の勧誘を狙って私が主張すると、乗鞍未経験のメンバーは半信半疑。でも、経験者は概ね賛同してくれました
「XX時間がまんすれば終わりますからね」
「荷物ないし」
「最後は回収車も来るし」
「丸二日走るよりはラクかもな」
多くのメンバーは、野洲駅前のスーパー銭湯で汗を流していくとのことだった。例外はまず大阪府寝屋川市在住のメンバーが自走で帰宅するとのこと。そして私だが、実は昨晩親族に不幸があり、今日が通夜のためできるだけ早く帰宅することにした。
メンバーが15:59発の新快速に乗車すると大阪駅での接続がいいと調べてくれたので、早速輪行作業を開始。自転車をバラし始めたところで、遠足帰り(?)の子供たちに囲まれた(この画像は仲間が撮影してくれたものです)。
「あーっ! 自転車壊してる。なんで壊すの?」
ガクッ。まあお約束だが。
「これは、壊してるんじゃなくてな、バラバラにして袋に詰めて、電車に乗んねん」
別の子が、私の自転車の黒と黄色のカラーリングと、随所のタイガースステッカーを見つけて、
「あっ、阪神の自転車や!」
「うん、そうやで」
ところがまた別の子が、
「オニのパンツの自転車や! オニ~のパンツは、いいパンツ~。『弱いぞ~』『弱いぞ~』」
オイオイ、弱いのかい・・・(^^;。
力が抜けるが、電車の時間が近付き、のんびりしている場合ではない。久々の輪行で手間取ったが、仲間の手伝いもあって、輪行袋に詰め込み、駅に入場。エレベーターでホームに降りたと同時に電車が入線してくるギリギリのタイミングだったが何とかセーフ。18時過ぎには無事帰宅した。
これまでもノリクラ(全日本マウンテンサイクリングin乗鞍)を通じて旧交を暖める機会があったが、競技とは無縁の人が多かった大学サイクリング部OBにとって、ノリクラは敷居が高いようで、友人を誘っても「とてもムリ」と言われることが多い。
ノリクラは幅広い愛好家が参加している「自転車乗りのお祭り」で、初心者やブランクの長い人もそれなりに楽しめるイベントだ。今まで途中リタイヤした仲間はおらず、一度参加すると、完走はさほど困難でないことが分かるのだが、未参加者にはよほど競技的なイメージが強いらしい(私も最初はそうでした)。今回のビワイチは、旧交を暖めるもうひとつの機会になったことが嬉しい。
今回の企画では滋賀在住の実行委員長にずいぶん負担を掛けてしまったので心苦しいが、次の機会も持ちたいと思う。もしできるなら1日目に素通りした彦根城や長浜の観光や、今回は走らなかった琵琶湖大橋以南を回るなど、思いは膨らむ。
私の撮影画像を下記に掲載しています。
http://photozou.jp/photo/list/287407/1476022
こちらは、参加者K野さんの撮影した画像です。
http://picasaweb.google.co.jp/kon413/2010507biwa1?feat=directlink
■本日の走行記録(自転車)
平均心拍数:101
最大心拍数:154
心拍数ターゲットゾーン:131-165
ターゲットゾーン内時間:0:12:25
ターゲットゾーン以上時間:0:00:00
ターゲットゾーン以下時間:6:50:14
消費カロリー:1640kcal
走行距離: 81.0km
平均速度:19.3km/h
最高速度:42.7Km/h
平均ケイデンス: 79
最大ケイデンス:102
計測時間:6:52:40
走行時間:4:59:22
累計走行距離:7557.1km(2006年11月より)