鍋谷峠往復(わき道コースガイド) その2
【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】
「その1」より続き
南横山小学校の前を通過すると、父鬼集落の入口で先ほどの新道との合流。
撮影しながらのんびり走っていたせいか、この頃には脚が序盤より回るようになってきた。気温は低いが天気もよく、気分も乗ってきた。
父鬼集落の中をかけ登り、製材所の前にあるこの鍋谷橋からアタック開始。ここはホタルの名所で、以前子供を連れて見物に来たこともある(もちろん夜に車で)。
久々の峠道で苦しい。身体がすっかり衰えているので苦しいのだが、まずまず気分はイイ。決してスピードは早くなく、今日は何台ものロードバイクにぶち抜かれたが、やっぱり自転車で自然の中を走るのはいいものだ。
昨日までの雨で、路面のあちこち水が流れていた。マッドガード付きのツーリングバイクとは言え、下りが思いやられる。ロードバイクは大変だろうと、こういうときだけは優越感。
登るにつれ、腰の痛みが増してくる。ダンシングなら痛みもマシなのだが、今日はダンシングが安定せずフラフラする。体調不良による練習不足が、身体の衰えとしてハッキリ表れ、クヤしい。
峠が近づくと、流れた水が凍結したところもあった。道路の橋には、チラホラと残雪まで見える。やっぱり冷えたようだ。最後のスパートで心拍数は190まで上がり、ゼイゼイ言いながら鍋谷峠に到着。
タイムは33分17秒。積雪の中を登った1/11の記録からも1分半遅れ、順調にタイムが下がっている(苦笑)。
記録はともあれ、今日の鍋谷峠は抜けるような青空で気持ちよかった。日が上がり気温も上がっているようで、残雪の残る風景の割には過ごしやすい。
途中でぶち抜かれたトレックの黒いロードバイクの若者が撮影していたので、声を掛けてみた。彼はアウトドア用品メーカーのモンベル(直営店?)でアルバイトをしているとのことで、ウェア類やサドルバッグなどが全てモンベル製。
「ランドナーですか? スポルティーフですね」と私の自転車の話題になり、「カンチブレーキは効きますか?」との問い掛けも。「Vブレーキに比べたら、ゼンゼン効きません」と答えた。私のブレーキ本体はダイアコンペ987。本来MTB用なので、大昔の赤シューのカンチブレーキなんかと比較すれば、充分ストッピングパワーはあるのだが、Vブレーキやディスクブレーキを経験してしまうと物足りなくなる。
チタンボルト仕様の限定品だからどうかは不明だが、シューの音鳴りがなくならないの欠点。トーイン(ハの字)調整をしても、強くブレーキングすると、剛性不足でシューがリムと平行になってしまい、音鳴りが発生するようだ(目で見て、よじれているのが判る)。もっともこれは昔のカンチブレーキ用に作られた前フォークの剛性不足が、主因だとは思う。ただ、以前シマノXTのカンチブレーキ(鹿のマークの初代でもなく、ロープロでもない2代目)を付けていたときには音鳴りは発生しなかった。ブレーキ本体の剛性があれば、昔のフォークでも音鳴りを防ぐこともできるようだ。
先に下りた彼に続いて、私も下山した。どこかのチームのランにも行き会ったが、今日は寒い中でも本当に自転車が多く、下山途中で何十台にもあいさつをすることになった。
10時過ぎには帰宅して、台湾出張の準備をした。スポーツ自転車に関してはまだまだ欧米信仰が強く、台湾というと廉価版の自転車のイメージを持つ人が多い。が、今や台湾は単なる製造拠点を脱皮して、バイクスポーツ世界最大の流行発信基地となっている。一見、欧米ブランドのメーカーも実は台湾資本というケースも多く、スポーツ車関連の製造開発に関しては欧米や日本を陵駕するパワーを持っていることは間違いない。台北ショーの視察で、私も今年のトレンドも吸収してきたいと思います。
■本日の走行記録(自転車)
平均心拍数:145
最大心拍数:190
心拍数ターゲットゾーン:131-165
ターゲットゾーン内時間:1:26:29
ターゲットゾーン以上時間:0:33:54
ターゲットゾーン以下時間:0:37:10
消費カロリー:1767kcal
走行距離:48.6km
平均速度:18.6km/h
最高速度:51.6km/h
平均ケイデンス: 83
最大ケイデンス:118
走行時間:2:36:51
コメントを残す