吉野山往復 その2
【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】
その1から続く
吉野神宮を越えると傾斜は少しゆるくなり、観光駐車場を越えると「下千本」が眼下に広がる。吉野山といえば桜の名所で、春はさぞやと思わせる。今は、所どころのモミジが目に入る。
この辺りから道の両側に、みやげ物屋や食堂などが立ち並び出す。11時頃だったが、うち一軒に早めの昼食を摂りに入った。吉野ということで葛(くず)うどんを頼んだが、細めの麺は本来好みではないが、生姜が効いていて、身体が暖まり美味だった。お店の方によると自転車で上ってくる人も結構多いとのこと。「ここで年に一回あるレース(山岳グランフォンドin吉野)に出ないの?」とも聞かれたが、「ハハハ、子持ちには、なかなか・・・(^^;」。
食事を終えて、お店の立ち並ぶ坂を駆け登る。家族におみやげでも買って帰りたいところだが、すでに堺を出発して4時間以上経過している。帰路を考えるとのんびりしていられないし、防寒着で一杯のサドルバッグに余裕もない。金峰山寺の仁王門も下から撮影のみ。
金峰山寺蔵王堂の脇を通り、裏手に回ると紅葉がキレイだった。ここも撮影のみ。
勝手神社を過ぎた分岐で進路に悩んだが、時間的に上千本、奥千本に向かうのは厳しい。今日はここまでにして、下りは吉野山観光道路を通ることにした。
観光道路に入ると、正面のはるか上方に上千本らしき桜の林が見えた。あそこに上っていたら、もう30分はかかってしまうだろう。
道は一旦北上するが、谷を越えると南に進路を変え、一気に山を下る。途中に「如意輪寺」「豊太閤花見の地」など名所旧跡があったが、今回は素通り。気持ちのいいダウンヒルを期待していたが、雨なのか朝露なのか、もう昼なのに路面が濡れている。その上、杉などの落ち葉が散らばっているので、滑るのが恐くてそれほどスピードは出せなかった。
近鉄吉野駅の脇を過ぎると、ほぼ平坦な道になる。吉野大橋に再び戻ってきたが、今度は吉野川を越えてR169に戻らず、南岸の県道39号を走った。交通量も少なく自転車で走りやすい道で、大正解。
R309に交差したところで右折して千石橋を渡るが、そのままR309で走らず、岡崎交差点を直進する県道271号を進んだ。下市口駅の脇を抜け坂を駆け登って、行きと同じ大淀町役場の前を東西に走る山麓の道に入る。車坂峠交差点から、一瞬R309に戻るが、すぐ左折して福神駅方面に向かう道に入る(往路とは微妙に違う道)。
帰りは往路で眼下に見た(地図に表示されている)道を下って見た。これも自転車向きのひなびた細道だった。下りではスピードを出せないので、どっちかというと上りに向きの道だが。
あとは往路と同じ道をひたすら引き返した。行きに見過ごした近鉄薬水駅を発見したが、道路のすぐ脇にありながら、見えにくい山の上にあり、特に道路標示もない。よほど意識していないとわからないだろう。
県道215号に入る小路で「巨勢の道」の道標に気づいた。自転車でも通れる経路が多そうなので、今後の参考にしよう。
坂の多い長距離走行で疲れもたまり、腰の痛みもひどくなってきたので、帰りの水越峠への上りはキツかった。フルインナーにしても思うように上れず、久しぶりに上り途中の休憩を入れた。フラフラになって13:50峠に到着。すでに計画の帰宅予定時間14:00まで10分しかない(^^;。
疲れきっているはずだったが、R309を離れ府道202号に入ると、後からにロードバイクがついてきた。思わずペースが上がり、意外といいペースで低い峠2つをクリアした。ついてきたロードバイクはいつしか見えなくなった。
朝の快晴からは想像できないが、R310に出たあたりから、天気予報通りに雲行きが怪しくなってきた。最後の力を振り絞ってペースを上げるが、小雨がパラ付きだし、自宅まであと数百メートルで本降りになった。幸い、大雨の中を走ったのは数分だったので、それほどは濡れなかった。
自宅帰着は15時くらいだった。予定より約1時間遅れたにもかかわらず、吉野山の名所旧跡も大して見られなかったのが残念。やはり自走で観光までしようというのはムチャだとわかった。いつか車で行ってじっくり観光しよう。
■本日の走行記録(自転車)
平均心拍数:138
最大心拍数:171
心拍数ターゲットゾーン:131-165
ターゲットゾーン内時間:4:03:05
ターゲットゾーン以上時間:0:12:41
ターゲットゾーン以下時間:1:48:44
消費カロリー:3691kcal
走行距離:110.6km
平均速度:18.2km/h
最高速度:54.2km/h
平均ケイデンス: 75
最大ケイデンス:107
走行時間:6:03:29
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