吾子乗りし 銀輪小さく なりて夏 [マッドガード、ブレーキシュー、シートピラー等]
トレーニングから帰ってきて、午後からちょっと自転車いじり。
猛虎四號は先々週末の小豆島で湖風を浴びているのと、再来週に迫っているブルベに備えて、まずはチェーンを始めとする各部の清掃と注油。
小豆島へのアプローチで輪行した際に後輪の出し入れがしづらかった。原因はチェーンステイブリッジのマッドガード固定ボルトの頭が付き出してクリアランスが狭くなっていること。
クリアランスを広げるためにボルトを頭部の厚さ1mmの超極低頭 キャップボルトに交換。
前々からわかっていたことだし、実はマッドガードとブリッジの間のスペーサーを抜いてしまえば簡単に解決する。とは言え、チェーンステイ付近だけタイヤとマッドガードのすき間が開いた姿は美しくない。クリアランスを一定に保つことを優先して、こんなへそ曲がりなことをしている。
ついでにフレームはバイクポリッシュで拭き上げる、マッドガードはピカールで磨き上げる
マッドガードはわずか1年半あまりの使用でかなり傷や凹みができていて、磨いても輝きはもうひとつ。輪行をすると傷みやすいのは仕方ないのだが・・・。
続いて、今日のトレーニングでも泣かされた、後ブレーキの音鳴り対策。
今まで譲ってくれた友人が付けていたシマノ純正のデュラエース用シューを使用していた(時代的にはブレーキ製造時と異なる最近のモデル)。フレームやリムとの相性や、マッドガードとの共振もあるのだろうが、トーイン調整ではどうやっても音鳴りを根絶できない。そこでシューを交換してみることにした。引っ張り出してきたのが自社商品のSCS ブレーキシュー605A。
シューが変われば相性や振動数も変わるだろう、ということだ。装着してみると、舟部分がシルバーなので、デュラエースの本体とカラーが一致する。グレー色のデュラエース純正よりマッチしていると言えるかも。
ちょっと試走して見た限りでは音鳴りは生じず、久々に静かなブレーキング。少し走りこんでアタリが出ないと断言できないが希望が持てる。
性能的には以前シュパーブプロに装着した時にも体感していたが、掛ける力に対してリニアに制動力が上昇してコントローラブルなことに加えて、最終的な制動力はかなり高いという特性がある。最初からガツンと効いて後輪ロックを招きがちだったデュラエースと比較すると、扱いやすいかもしれない。しばらく試してみて、調子が良ければ前ブレーキもも交換してみよう。
猛虎四號はこれで終了。最後に、娘のロードレーサーのシートピラー(シートポスト)を手持ちのロングサイズのカロイ製に交換した。
これでサドル位置は高くできるが、ハンドルとの落差が大きくなりすぎる。ステムも交換してやれば良いのだが、そこまでやるか? 正直なところ、娘も自分から乗ろうとはしなくなっているし、これから乗る回数も限られるだろう。体型に合わなくなった自転車の延命にお金と手間を掛ける甲斐があるかどうか、思案のしどころだ。
余談だが、元から付いていたシートピラーはメーカー名の表示もなく、出所不明。どうせ安物、と思っていたが、やぐらの部分を見るとモールドのエッジがしっかりしていて、まるで削り出しのよう。意外と高級感があるのだ。ちょっと驚いた。
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