風弱く 色褪せし紅葉 散り残り [奥河内ポタリング]
左臀部と左ヒザの痛みに対しては、筋トレに励んだり、平日の通勤ライドで重踏みをしたりと、内転筋の筋力アップに努めている。その成果かどうかは定かではないが、先週よりはかなり改善している様子。とは言え、遠出はまだ不安なので今週末も近郊のポタリング。
ネタは先週と被るが、今回も紅葉の名所を目指すことにした。今回は河南町の弘川寺。もう時期的に遅いのはわかっているが、他にめぼしいネタが思いつかなかった。
近所の友人と落ち合って6:30過ぎに出走。東に向かって走り、北野田駅脇で南海高野線を越える。
富田林の丘陵を乗り越え、近鉄の貴志駅の脇を越えて石川を渡る。河川敷は霜で白くなっており、吐く息も白い。気温も低いが空はほぼ快晴で青く澄み渡り、気持ちのいい天気。
真正面の朝日が眩しいし、近道になるので南に方向転換。ジグザグと東南方向に進んでいると、次第に山が近づいてくる。
府道200号線に入り、さくら坂の住宅地を横目に見ながら通り過ぎるとほどなく弘川寺の入り口を示す標識があった。
矢印に従って山手に曲がると、いきなり激坂出現。短いながらも強烈な傾斜の坂を上って行くと、最後には階段状の石畳まで現れた。
最後は押して参道を上り詰め、さらに階段を担ぎあげて弘川寺の境内へ。
ところが脇を見ると車道が通っていた。あっちから来ればよかったのね・・・。
西行法師終焉の地として知られるだけあって、境内はきれいに整えられ、桜や紅葉の木が風情のある趣を見せている。
早朝8時過ぎの境内は人影もなく、とても静か。気温が低く(友人のガーミンサイコンによると3度)、吐く息が白い。
やはり紅葉の盛りは過ぎ、落葉が進んでいる様子。枝に残る葉も色褪せて茶色に縮れている。まもなく全て散ってしまうのだろうが、今日は風が無く、ほとんど落ちることもなく、葉が枝にしがみついている様子。で、表題の句。
上の方に建物が見えたので、階段を上っていくと、本堂を見下ろす場所に西行堂という庵があった。さらに上方には西行の墓があるようだったが、SPDシューズではここまで上ってくるのも厳しかったので、ここで引き返した。
しばし、境内でのんびりしてから、再出走。府道200号線を先に進んでみたが、ここはかなりの急傾斜。
大阪市住吉区に住んでいた頃は、水越峠を奈良側から越えた後に逆ルートをちょくちょく下った。もう10年近くご無沙汰で、上りは多分初めて。
急傾斜に貼り付くような下河内、そして上河内の集落の中を上って行ったが、記憶以上にタフな道。
故障は回復傾向とはいえ、さすがに左臀部が悲鳴を上げ始めた。記憶ではこの先にさらにキツい傾斜があったはず。あと1.5kmほどで国道309号線に合流する地点だったが、無茶は止めてここで引き返した。振り返ると山の間に大阪平野が見える。軽いポタリングのはずが、結構上っていた(^_^;)。
引き返しはしたものの、同じルートでは面白く無いので、下る途中で分岐を西方に進んでみた。さくら坂の住宅地内に抜けるのかと思ったが、意外に山深い道を少し上ると。ピークに歩道橋(?)が見える。
こんな山中に何かと思えばワールドカントリーゴルフクラブの利用者のためのもの。下りはゴルフ場の中を突っ切るジグザグの道で、そこそこ傾斜もキツい。
今まで知らなかったルートだが、逆に走れば標高差160mで平均勾配8%という、適度な傾斜のヒルクライムコースだ。好調時に主役にするには力不足だが、走り足りない時に追加したり、今のような不調時の調整に使えそうだ。ただ、両側のゴルフ場のフェンスはそれほど高くなく、ボールが飛んでくるかも。
時間的に中途半端だったので、どこかもうひと走りとも思ったが、ピンとくるルートが思い浮かばず帰路方向で石川の金剛大橋を渡った。相変わらず気持ちの良い青空で、時間的にも標高的にもここまで来ればかなり暖かくなってきた。
そこで、富田林寺内町に立ち寄ることにした。坂をひと上りしたじないまち展望広場は開館時間の10時より少し早かったが、中に入らせてくれた。以前訪れた時には早すぎて閉まっていたので、ここからの風景は初見。東方の金剛山、葛城山から二上山までの山並みと眼下を流れる石川を見渡せる。
振り返ると、入り口の扉の向こうに寺内町の風景。絵になる風景にカメラを向けると、係の方が声をかけてきた。この扉は、寺内町の風景を切り取る額縁をイメージして作られたとのこと。どうりで、目を惹かれたわけだ。
しばらく、寺内町をウロウロ銀輪散策。青空の下の旧家群は趣があり、日差しで寒さも和らいでのんびりした気分になる。
興正寺別院の紅葉もかなり色あせているが、まだ赤みがあり青空に映える。
門前には城之門筋は日本の道百選に選ばれ、顕彰碑(自転車を立てかけている石塔)も立っている。電柱がなく、石畳の敷かれた街路にしばしタイムスリップ。ただし、「止まれ」の標識はジャマ(^_^;)。
開店時間の10時を過ぎたので、以前から立ち寄る機会を狙っていた工具店ストレート富田林店に立ち寄った。目的はこのハーネステープで、10本で800円と安価。facebook友達のMさんに教えていただいたのだが、ストレートブランドのハーネステープは伸縮性に優れてべたつかないのでバーテープの下巻きに最適とのこと。私は以前からプラスチックテープを使用しているが、こちらは高価なのが難点だった。このハーネステープなら、ケチらずに使えるだろう。
その後は富田林の丘陵を駆け上り、南大阪の知られざる名所を間近に仰ぎ見ながら帰路についた。
急坂で負荷をかけると左臀部には少し痛みが生じたが、左膝の痛みは起きなかった。やはり先週よりはかなり改善している。この調子で回復してほしいものだ。
帰宅して気付いたが、なぜかサイクルコンピュータPOLAR CS200CADが異常な値。走行距離が130km近くになっていたが、ありえない数字だ。iPhoneのCyclemeterで計測した約49kmが正解だろう。走行中には特に異常に気が付かなかったが・・・。
今日はリムを組み換えた軽量ホイール(SLマイクロライロ+CTL-370/385)を本格的に使用する、初の機会でもあった。やはり、ピンチヒッターの重量ホイール(シュパーブプロ+MA40)と比較すると、出足が軽く、上りも軽快なことが体感できる。一方で、高速でもがくと後輪がバタつくのは以前の通り。スポークテンションを上げれば改善することは体験的にわかっているが、リムの破損を招く恐れもあるので悩ましいところだ。今後の措置は、慎重に検討しよう。
■コースマップ
・ルートラボ http://yahoo.jp/_S_iE6
・Googleマップ http://goo.gl/maps/lxdtP
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録 http://p.tl/PYLD
スタート : 2013/12/08 6:39:30
完了 : 2013/12/08 11:20:33
バイクタイム : 2:08:10
停止時間 : 2:32:53
距離 : 48.98 km
平均スピード : 時速 22.93 km
獲得標高 : 465 メートル (ルートラボは802mを記録)
カロリー : 1101
今月の累計走行距離 : 200.65 km
今年の累計走行距離 :6507.38 km
※POLAR CS200CADは計測異常のため割愛
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