日が出ても 起きぬ子供ら 温き床 [新通勤車組立て・その3]
嵐過ぎ 長袖選ぶ 稽古前 [新通勤車組立て・その2]からの続き
三連休初日の今日はよい天気だったが、子供の参観日だったので自転車ライドは明日に先送り。午後に少し時間が取れたので通勤車組立ての続き。
まずはブレーキワイヤー。ブレーキレバーの位置を決め、アウターワイヤーの長さを決めてカット。ハンドルポジションを変えることも考えて、少し長めにしておく。
このブレーキ用アウターワイヤーは通常のコイル状のスチールではなく、シフトワイヤーのように何本もの細ワイヤーを縦方向に束ね、さらにケブラー繊維で包んでいる。そのため、ブレーキング時のたわみが非常に少なく、ダイレクトなブレーキ感が得られる。ぐにゃっとせず、ガツンと効くのだ。始めて装着した時には、剛性感の低いカンチブレーキがまるでサイドプル(キャリパー)ブレーキのような感触になったので、驚いた。今回は猛虎参號から外したものを再利用する。
重量も通常のアウターワイヤーより軽い。欠点は柔軟性が低く取り回しが難しいことと、(シフトワイヤーと同様に)切り端がほつれやすいことだ。
切り端をヤスリで平らに整形するのは他のワイヤーでも毎度のことだが、今回はほつれを防ぐためにケブラー繊維を瞬間接着剤で固め、樹脂製のキャップを被せた。通常はキャップを被せると径が大きくなってしまうが、先端が細くなって5mm径のままになるキャップが手元にあったので活用した。以前、ワイヤーを購入した時に付属品として付いていたものだが、通常はアウターワイヤーを裸で挿入するサイズのカップ(アウター受け)に使用できるので便利。どこかで単品売りしていないものだろうか?
インナーワイヤーも猛虎参號で使用したものを流用しようとしたが、長さが足らない。フロントに関してはリアに使用していたものを転用し、シューの位置も確定しつつ、長さを決定。
リア側インナーは使用歴の短い別の中古品を流用。特にリア側はレスポンスが向上するSCS テフロンコーティングインナーブレーキワイヤーを使いたいところだが、乗り込んでワイヤー長が確定するまでは、うかつに高価なワイヤーは使えない。取りあえずは普通のステンレスワイヤーだ。
前述のアウターキャップが2個しか無く、ブレーキアーチ側のカップ(アウター受け)には使用できなかった。まあ、こちら側は対処がしやすいし、長いキャップが露出しているのも見栄えが悪い。カップの内側をザグって金属キャップを被せるなり、近いうちに何とかしよう。
リア側は、ロングサイズアーチを持ってしても、シュー位置がちょっと苦しい。一番下にセットしてシューのステーをできるだけ伸ばして、何とか許容範囲というところか? いずれにしても純正のシューでは、恐らくストッピングパワーに不満を感じるだろう。近いうちにグレードアップしたいポイントだ。
ブレーキのセッティングが完了し、続いてシフトワイヤー。コマンドシフターを装着するので、ダブルレバー台座にアウター受けを装着。サンツアー製の余分はなく、ここはシマノ製。機構的にはこちらの方が高度で、レバーを操作するだけでワイヤーの張りを調整できる。ただしこの機構は右だけ。
少し長めにアウターワイヤーをカットして、例によってヤスリがけをして切り端を平らにして、キャップを被せる。ハンドルバー上のコマンドシフターとダブルレバー台座のアウター受けを繋ぐもの左右一対と、リアディレイラーそばのものを合わせ、合計3本。
コマンドシフターを装着して、試しに当てがってみた。恐らくはバーテープ下に巻き込んでも、ちょっと長すぎるかなというところ。露出したセンタープルブレーキのインナーワイヤーに干渉するかも知れない。とは言え、ハンドルバーの位置が変わる可能性もあるので、ひとまずはこのまま走行可能状態に組み上げよう。その上で、問題があればカットする。
今日の作業はここまで。マッドガードやスタンドなど、色んな装備品があるので、まだまだ時間は掛かりそうだ。この三連休に、せめて走行できる最小限のパーツくらいは装着したいところだ。
ちなみに、表題の句と今回の記事はまったく無関係です。
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