雨籠もり 愛車いじりて 秋深し [猛虎四號メンテ&新通勤車用フレーム到着]

131019_102358 朝から雨の降る中、猛虎四號のタイヤ交換。先週の走行後のクリーニング時にタイヤをチェックしたら、そろそろヤバい状態。前後とも、一部で内部のケーシングが露出している(汗)。

131019_103902 慌てて入手した替タイヤは、使用していたものと同じパナレーサー クローザー・プラス。価格の割りには軽量で、走行感も良いので普段使いには満足できるレベル。持ちもそう悪くなく、私の使用状況だと1年近く使用できる。派手すぎるかとも思っていたが、今回もフレームカラーに合わせてイエローストライプ入りモデル。オールブラックはクラシックな仕様の猛虎四號にもうひとつしっくり来ないし、オーソドックスなオープンサイドタイプがあればベストなんだが。

131019_102732 今回の作業では勤務先の新商品、RaceOne タイヤレバーを試用してみた。各国の国旗カラーがラインナップされているが、今回はタイガースカラーでもある黒赤黄のセット(ドイツ等の国旗色)を使用。ウケ狙い商品のようだが、使用感はなかなか良い。長年愛用してきたミシュランの樹脂製レバーに似た幅広タイプだが、このタイプの欠点は慣れないとタイヤとリムの間にレバーを押し込みにくいことだと思っていた。

131019_102858 ところがRaceOneのレバーは、角から押し入れるようなコツを使わなくてもすっと差し込めた。微妙な形状の違いや材質によるものだろうか? もちろん、ミシュランタイプの特徴であるタイヤやリムへダメージを与えないことや、軽量であるといったメリットはそのまま。

131019_102928 これはミシュランと差し替えて携行する価値があるかもしれない。ただ、スポークに引っ掛けるフックがないので、腕が3本ある人(笑)以外は同時に2本しか使用できない。もっとも、差し込む間隔さえ注意すればレバーは2本あれば充分。3本あるメインの理由は、三色旗にするためだろう(^_^;)。

131019_104722 装着時は一度チューブ無しでリムにセットしてビードを伸ばしてから、改めて装着するが、それでも新品タイヤの装着は苦労する。今回もビードワックスの力を借りて装着完了。

131019_105246 これで安心して来週からも走ることができる。ついでに後輪だけでなく、前輪も猛虎参號で使用していたホイールに交換して、前後輪を統一した。後輪はキチキチという異音がするので、先に交換済み。

131019_113450131019_113602 これまでのCTL-385リム+SLマイクロライトハブのホイールがQRなしで715g。一方、交換したMA40リム+シュパーブプロハブは855g。前輪だけで140gの重量増。後輪も合わせると300g以上の差になると思われる。ホイールでこの重量差はバカにならないし、後で触れる通勤用にもホイールは必要。早いところ代わりのリムを調達したいところだが、CTL-385並みの重量とクラシック車に合う低いリムの現行品、しかも安いものは見当たらない。ルックスを重視して重いリムで我慢するか、性能を重視して背の高いKINRINリムにでもするか、悩みどころだ。


131019_132640 タイヤ交換作業中に到着したのが、この箱。前々日にネットオークションで落札したフレームだ。

131019_134626 20年以上前のデッドストックのようで、新品だが、塗装に油焼けなどの汚れありとのこと。1万円ポッキリで落札した(送料1000円)。

 クロモリフレームでシートピラー径26.6mmということは、恐らく丹下900等の分厚いパイプだろう。フレームサイズが580mmと大きいこともあり、予想通りかなり重い。

131019_134706 全体の作りは、入門用ロードレーサーというグレード相応。ラグのロウ付けや塗装のムラやあり、決してきれいとは言えないが、通勤用には許容範囲だろう。バイクポリッシュで拭き取ってみたら、汚れのほとんどは落ちたが、BB周りなどの油焼けは残った。白いだけに目立つといえば目立つ。

131019_134638 ヘッドパーツはスチール製のマイクロアジャストタイプ(脱落防止ではない)が装着されており、このまま活かすか、軽合金製に交換するか考えどころ。

131019_134722 26.6mm径のシートピラー(シートポスト)は手持ちがなく、改めて入手するか、いっその事リーマーを掛けて26.8mmに拡げてもらうか。

 ブレーキはナット留サイドプル(キャリパー)ブレーキを想定した貫通穴。47mmのラージサイズアーチ用なので、太めのタイヤとマッドガードが装着できるはず。ラージサイズのサイドプルブレーキアーチは手持ちがないので、当座はセンタープルブレーキを装着予定。

131019_134730 エンドパーツだけは一段上の高級感があり、ロストワックス製のサンツアーα。ダボが付いているのもありがたい。

131019_144656 今日のところはチェックとクリーニングだけにするつもりだったが、作業ついでに装着されていたボトムブラケットを外した。 

 右ワンはそれなりに固く締まっていたが、何とか無事に外す事ができた。普及グレードのボルト留めタイプだが、一応ベアリングはバラ玉でなくリテーナー付き。何かに使えるかもしれないので、軸長を測ってからストックしておこう。

131019_144820 BBを外したのは重量を測っておきたかったから。結果は、ヘッドパーツのみ装着で約3.3kg(^_^;)。やっぱ、重い。まあ、通勤用だしトレーニングに励むことにしよう。

 グレード的に釣り合わないが、猛虎参號から外したシュパーブプロを主体にしたパーツを組み付ける予定。シートピラーや猛虎四號に回してしまったホイールなど、足らないパーツの工面もしなければ。

 実は、フレーム調達を急いだのは、身体に不調が続いたから。

 先週から悩まされていた右の肩痛をかばっていたら、今週になって左肩が痛み出した(右はかなり改善)。心当たりはあったのだが、整骨院で「手首を下に曲げた状態で親指、人差し指、中指の3本だけを使う作業をしていないか」と、指摘された。これ以外にも、このところ肩痛、手首痛、ヒザ痛などの関節トラブルが続出。タイミング的には猛虎参號が逝って、小径車で通勤をし始めてからだ。

 アルミフレームで路面からの衝撃が直に伝わることもあるのだろうが、主因はどうやらブルホーンバー。角度やステムの突き出しを調整しても、どうも違和感が拭えなかった。手首の角度や指の使い方はドロップハンドルと大差ないようにも思えるが、ブルホーンだとほぼ先端を握りっぱなし。グリップポジションが固定しがちなことで、負担が蓄積していたのかもしれない。

 元よりピンチヒッターのつもりだった小径車だが、資金不足で猛虎参號の代わりのフレームを入手するのが遅れていた。このまま小径車をドロップハンドル化することも考えていたが、やはり小径車で長距離走行はツラい。すでにナロータイヤ専用の猛虎四號があるので、太めのタイヤを履ける自転車を探していたが、使用と予算が合い、猛虎参號のパーツを移植できるようなフレームはなかなか無かった。

 気長に出物が出るのを待とうかとも思っていたが、関節トラブルが続出したことで決心しこのフレームを入手した。グレード的には満足の行くものではなく、これも場つなぎになるかもしれないが、小径車+ブルホーンバーよりは身体への負担は少ないだろう。

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